エボシキジ

自然下では絶滅に近い状況になっている。
ジュケイ属は5種ある。分布は中国の南東部の福建省、江西省、広東省、湖南省の4つに記録があるのみで、その数は少ない。
減少の原因は森林伐採、農地の拡大により、生息地が奪われたことである。
本種の人工繁殖は1882年から行われ、1884年に繁殖に成功している。
1961年に罠で捕らえられた野生の雄5羽、雌2羽が国際キジ協会に送られ、さらに、1974年までに、雄1羽、雌2羽が追加された。
1976年、飼育下の個体はわずか19羽であった。これ以前の15年間に30〜40羽が中国からホンコンに送られたが健康状態が悪く、すぐに死んでしまった記録が残っている。
個体数回復のためには、飼育下での繁殖鳥をふや
し、生息地に放鳥することである。
ワシントン条約付属書Tにリストアップ

危機TOP

生息域は中国南東部からミャンマーに分布