エボシキジ
危機TOP

自然界ではほとんど絶滅に近い品種である。飼育下で繁殖し、放鳥して数を確保しているような現状である。
分布は中国南東部の江西省、安徽省南部、浙江省、福建省、広東省北部などの記録が残っている。
生息は深い峡谷や切り立った山岳部といった地形で、うっそうと茂った密林である。
減少の原因は森林伐採によって生息域が奪われたり、狩猟によって直接殺されたりしたことにある。
法律では禁猟とされているが、この法律の効果がどの程度かは不明である。
1872年に博物学者スウィンホーによって発見され、翌年ヨーロッパに紹介された。
1879年にW.ヤムラヒが1つがいヨーロッパに持ち帰り、1880年に初めて人工増殖に成功した。
25年前に世界約50カ所の動物園などで、140羽あまり飼育されていた。

ワシントン条約付属書Tにリストアップ

生息域は広いが密度が低い