ベトナム中部のクアンチン、ユエ、ホイアンといった限られた地域に生息する。生息環境は石灰岩がごろごろしているような丘陵地帯で、下生えがよく茂ったジメジメした森林である。
こうした地域はベトナム戦争当時、アメリカ軍によって枯れ葉剤が大量にまかれ、生態系が著しく破壊されている。このため、直接被害を受けた死亡したのもや生息地を失って死亡したものが多いとみられている。
今から30年前の段階でヨーロッパ、アメリカを合わせて635羽が飼育下にあり、現在ではもう少し数が増えていることが想像できる。
日本には1983年現在8カ所で30羽が飼育され繁殖にも成功したとの報告がある。
ワシントン条約付属書Tにリストアップされている。

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