ヤマドリの一種で、日本のヤマドリやカラヤマドリの仲間。
台湾特産で、標高2000〜3000mの高山に分布し、急斜面の針葉樹林、針葉樹と広葉樹の混在する原生林で下生えにスズタケなどが密生している環境に生息している。
自然下での現在の生息数は2000〜3000羽といわれ、この数が維持されていると考えられている。
本種は、台湾のしかも高山に限って生息するため、もともと数が少ない。生息地の森林伐採が減少の原因になった。また、密漁が後をたたない。
1919年から日本の占領下では、保護鳥とされていた。1966年以降、再び法的保護が加えられ、1974年から輸出は禁止された。
1972年台湾政府は、ミカドキジとサンケイのための3680ヘクタールの保護区を指定した。しかし、1983年のニューズレターでは、この時点で商店で販売されている記事をのせ、法律の不備を訴えた。
1912年にヨーロッパに初めて紹介された。
台湾での人工孵化の記録は1982年に2羽、1983年に4羽、1984年に12羽の成長を報告しされている。
ワシントン条約付属書Tにリストアップ

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