エボシキジ
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別名:ナポレオンコクジャク
フィリピンのルソン島とボルネオ島の間の細長いパラワン島のみに生息する。
生息地は、海岸から平地の原生林であるが、少なくても一部乾燥した林と山麓の丘陵地の低木林などの環境にもすむ。
最近では、木材を切り出した後の開墾地にも適応しつつある。かつては、パラワン島全域に生息していたと言われている。現在は、島の南東側2/3の地域に生存地域が減少した。
減少の原因は森林の伐採とわな猟の影響が考えられる。フィリピン政府は法律によって保護しようとしたが、効果は完全ではない。たとえば、食用または、飼育愛好家のための密漁で年間70〜100羽が捕らわれ、劣悪な条件ももと、輸出段階で4/5が死んでしまう。
1976年飼育下にある364羽のうち100羽以上は1960年代にホンコン植物園によって増殖されたもので、人工飼育はやさしいらしい。
ワシントン条約付属書Tにリストアップ

パラワン島