世界のエアライン プロダクト奮闘記
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プロダクト履歴・・・ 2003.08 日本のエアライン & 世界のエアライン企画浮上。 2003.09 日本のエアライン製作開始。 2004.08 日本のエアライン製作完了、リリース。 2005.08 日本のエアライン販売終了(航空会社の認可期限満了のため)。 2005.12 世界のエアライン具体化、本格的始動。 2006.04 世界のエアライン製作完了、リリース。 |
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PaintKitの作成 ペイントと言っても皆さんのように既存のペイントキットに色を乗せていく作業ではなく ワイヤーフレーム状のテクスチャが与えられて、その上にドア、窓、アクセサリーを描いて ペイントキットを作成します。ペインターとしては一番やり甲斐のある作業ですが、時間の掛かる 地味な作業でもあり、はっきり言って疲れます(笑。 |
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張込取材 航空会社の認可が下りてペイントする機材が決定した段階で塗り絵を開始します。 大抵の場合はネット上で検索すればペイント資料は手に入りますが、導入されて間もない機体 (新塗装・特別塗装機)は細部までの資料が手に入り難いですし、航空会社から資料の提供は 受けられませんから、日本に乗り入れている機材であれば空港まで出掛けて張込取材をして いただく場合もあります。 棟梁(私達の間ではFSPさんを棟梁と呼んでおります)は度々成田へ張込に行っていらっしゃいました。 寒中ご苦労様でした。 m(_ _)m |
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ながーい日々 世界のエアラインの企画が持ち上がったのは確か2003年の8月で、「日本のエアライン」とほぼ同時期でしたが 日エア自体完成まで約一年掛かりましたから、世界エアの方は企画はあっても長い間保留にされたままでした。 その間、各航空会社と認可取得の交渉が続けられていましたが、担当者さんの人事移動もあったりで交渉が 振り出しに戻ってしまったり、なかなか話が前へ進みませんでした。 オーバーランドさんも大変だったでしょう・・・。お疲れ様でした。 |
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終わりなき戦い 本格的なリペイント作業は確か昨年の暮れからだったと思います。 日エアの時は3人でリペイント作業を分担しましたが、今回は一人抜けまして棟梁がAirbus系 私がBoeingとMD-11を担当することになりました。 最初は通常塗装の機体をリペイントする事になっていました(私が勝手に決めていただけです^^;)が 製作が進むに連れて航空会社の認可も下り始めまして、会社によっては当社の機体は新塗装(特別塗装)機で 収録して頂きたいと言ったリクエストや新規で認可が下りる航空会社が出てきたり、機体の数がどんどん 膨らんでいきました。(これどうすんの?^^;;;;;;;;; |
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半分は意地で 私が一番苦労したのはエアパシフィックさんのB744でした。 収録されている機体をご覧になれば分かりますが、機体の中央両サイドに Fiji Viti Levu島(フォト)が 描かれています。ネット上で検索してみたのですが、素材が小さかったり、斜め前・後方からの写真が 殆んどでどれも使えそうなものが見つかりませんでした。 仕方なく使えそうな部分だけを切り取って縮小したり、引き延ばしたりして一枚の画像に仕上げ 修正を加えていきました。この作業だけで丸2日を要しました。 完成後に棟梁から聞いた話ですが、「これは多分無理だ」と思っていたらしいです。 (見損なっちゃいけねーよ)(笑。 |
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前代未聞の空前絶後 結局最終的には 18社、20機種、69機に膨れ上がりました。 まさかこの様なボリュームになるとは誰も思っていませんでした。棟梁(豊氏)から正式に リペイントの依頼があった時、私はダイナの製作も抱えていましたが、軽い気持でオーケーの 返事をしたのですが、余りの数の多さに思わず「前代未聞ですね?」と申し上げたら 「いえ、空前絶後です」と軽く往なされてしまいました(笑。 恐らくこの様な企画は2度と無いでしょうし、あったとしてもお互い2・3年はリペイントしたくないね と言うことでは意見が一致しましたが・・・(爆。 皆さん、オーケーの返事は慎重にね^^; |
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素晴らしき仲間たち プロジェクトの企画から完成まで3年という長い月日が経ってしまいましたが、チーム仲間たちとの出会い、 協力しあって一つのプロジェクトを成し遂げた充実感、 私の人生にとって非常に貴重な経験になりました。 その機会を与えてくださった棟梁(豊氏)、チーム仲間には改めて感謝したいと思います。 |
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皆様へ 「世界のエアライン」で使っていただけるオプションファイルをご用意致しました。 ANA 737-700 と SKY 737-800のリペイントテクスチャですが、「日本のエアライン」の製作時には各社未導入だった 機体で、「世界のエアライン」にも収録できませんでした。 末筆になってしまいましたが、FSで日頃お世話になっている皆様へ感謝の意を込めまして個人的にご用意したものです。 宜しければどうぞご利用くださいませ。 それでは。。。 GOOD DAY ! 2006.04.28 T.Urakawa |
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