VEニュース(情報)


VEニュース(05年11月)


今月のトピック−1 は


    『佐藤のVEセミナー受講生全員VEL合格』


 佐藤は今春某社で新入社員教育の一環としてVEセミナーを実施しました。佐藤は以前から受験単位を取得する2日間セミナーでは真意が伝わらずと主張し、VEを真に理解してもらえる3日間のセミナーを再三実施してきました。今回のセミナーには某社の新入社員に加えVEに興味を持つベテラン社員が加わり、その中から16名が8月のVEL試験に挑戦しましたb。結果全員が合格し、その祝賀会に社長まで参加され喜んでいただきました。写真はその喜びのシーンです。

皆さんよく勉強しました。おめでとうございます。ますますの発展をお祈りします。



(写真、左から2番目が佃社長。その右が佐藤。社長は主役はVELとおっしゃって中央に立つことを拒みました。すばらしい一瞬です)

尚、今まで佐藤セミナーの受講生のVEL受験者全員合格が続いています。これから先が恐い…これが実感です。




以下、今月は大きな出来事がありませんでしたので先月のリピートにします。


トピックー2

『第38回VE全国大会』すばらしい大会でした


 先月9月8日・9日の2日間、「第38回VE全国大会」が名古屋千種区の「メルパルク」で開催されました。

今迄の37回はすべて東京開催でしたが、今回海外からのお客様や全国のValue Engineerの方々に万博も楽しんでいただこうと、初めての東京を離れての開催となりました。

参加者は約1000人、東京開催の倍の人数が参加し大変充実した大会となりました。

いくつかのポイントをご紹介しましょう。



1.さすがトヨタのお膝元

 トヨタ前副会長 池淵浩介氏の基調講演「トヨタのモノつくり・人つくり」が開会早々行われました。昨年、林南八トヨタ技監講演が全国大会でありましたが、話はとても似ていたが、これがトヨタの一貫性、徹底する考え方。「人偏の着く自働化」「Just In Time」「KAIZEN」などトヨタが発信した数々の産業革命の言葉が、他の発表:中部国際空港セントレア(マイルズ賞・特別賞 受賞)の報告、アイシン開発(VE活動優秀賞 受賞)の報告屋、中部地区の企業の特別発表の随所に現れ、中部地区企業の強さの片鱗を学ばせていただいた。



2.マイルズ賞に北越工業(株)、日産自動車(株)が

 本年度のマイルズ賞は、「北越工業」と「日産自動車」、そして特別賞に「中部国際空港セントレア」が受賞しました。今後このような大賞に多くの企業が受賞できるよう企業改革を進められるよう願いました。

1)日産自動車の受賞報告

 増田コストエンジニアリング本部長が「クロスファンクショナルで進める価値創造への挑戦」と題して受賞報告がおこなわれた。

 内容はゴーン改革の軌跡と、大きく3段階(NRP、NISSAN180、NISSAN Value Up)に分けた日産再生へのアクションについての報告で、組織的(開発部門−購買−サプライヤー)に展開された原価改善と機能開発について大赤字転落から復活するストーリが語られた。

 企業再生や復興には必ずVEや関連する技術(テアダウンの写真なども披露された)が随所に使われ、それが一部所でなく、企業群を取り巻く関係組織に浸透して初めて成功するというセオリーの紹介だった。思い起こすと佐藤のいすゞ在籍時に受賞した(1997年)当時に酷似していて、あれから8年、当時のいすゞに比べて更に多岐にわたる技術が登場していた。大事なことはこれらが如何に浸透するか、当時を思い出しながら聞かせていただいた。



2)北越工業の受賞報告

 井村生産本部長が「全社VEによる再生への道」最盛期に比べ売り上げが半減し、赤字に陥り、商品も市場においてトップシェアなるも成長性が鈍り、如何に企業の存続から再生・発展をさせるかについて語られた。

 発表の内容が、ご自分の陣頭指揮と社員達の一致団結した、組織的な展開で見事復配にこぎつけた実績。VEを主体とした改善活動(ニアネット、テアダウン、モジュール化・標準化…etc.)からオンリー湾商品を目指す原価企画での目標管理活動まで、心からの体験を話された姿に感動を受けた。すばらしい発表で多くの出席者の万雷の拍手がいまも耳に残っている。佐藤も少なからぬご縁があっただけに感無量の思いでありました。

    

写真−1:マイルズ賞称を受賞された左から、中部国際空港の平野社長、北越工業の栗田社長、日産自動車の増田本部長

    

写真−2:発表する北越工業井村本部長



3.その他の発表

 沢山あって枚挙に暇がない。特に「元気な中部企業」のセッション(3社発表)はモノつくりの原点を教えられた。その中でも樹研工業の松浦社長のあくなき戦い、新技術で世界に誇る微細な歯車を作れども、それを使う商品が市場から消えていく(例8mmビデオ、小型カメラ…)更に技術で挑戦してもまた対象が消えていく、それでもめげずに挑戦する技術、内製力、経営と社員の採用・教育…感動でした。

 また「クリニカルVE」と称した病院の改革に関するパネル。実はパネルディスカッションに先立って上映されたビデオ作りに佐藤も一枚絡んで、医療業務に如何にVEが有効か、またVE関連技術を使うとこんな改善ができると幾ばくかのお手伝いをさせていただいた。当日はNSTという患者管理の新たな方法について、ティームワークの有効性や「患者」という対象に対するまさにマーケットインと必要機能の再認識を教えられ、VEは正にいかなる分野にも通ずることが示された。



トピックー3『VPMの今年の記録』


*9月で創立満8年を経過しました。

*6月:SAVE大会連続参加17年を記録しました。(多分日本人で連続最多記録)

*SAVEのFellow(日本人第1号、現在5人)になって10年経ちました。

*10月(今月):創業以来佐藤の指導回数1200回に到達します。




もうトピックではありませんが

     『湘南Officeを移転しました』


 ‘99年4月に開所しました湘南台駅そばの「湘南Office」皆様にご利用いただいて
6年が経過しました。このたび新たに借り直し江ノ島に移転しました(3/29)。

場所は、小田急江ノ島駅から徒歩7分、江ノ島水族館の国道134号線を挟んだ所。134号に面し相模湾を一望でき、東は三浦半島から房総半島を望むことができ、目の前に江ノ島、正面に伊豆大島が見えます。西に転ずると、茅ヶ崎の烏帽子岩から奥に箱根の山々そしてさらに西に振ると霊峰富士がドーン見える風光明媚なロケーションになりました。

1.まず新Officeの呼称を『湘南Office&ゲストハウス』に致しました。
      転居の目的は、地理的には少々不便になりますが、

 ・風光明媚な環境でCreativeな発想ができるように

 ・6〜7名程度の研修、チームデザインが可能

 ・海外、もしくは遠方のクライアントの宿泊も可能

 ・時に、休養を求めリラックスした環境で鋭気を養える  を求めたからです。


2.新住所は

 藤沢市片瀬海岸3丁目23番18 グランシティ湘南海岸608号

                     案内地図はこちら ⇒

 (ご注意:職員が常駐しておりません。郵便物等は本社Officeへお願いします。また電話は全て携帯で対応することにしておりますのでよろしくお願いいたします)

追記:

移転時の天候がよろしくなく、パンフレットからの写真を添付します。一部実物。追って写真などでご紹介します。(まだ好天に恵まれていません)

屋上もプライベート屋上として使えます。全ての施設をセミナーやワークショップなどにご利用ください。

夏は海水浴のメッカ。プールもありクライアントの皆様のご利用をお待ちしています。



          概観・テラスから眺めた風景(パンフレットより)と写真はこちら ⇒




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◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!