VEニュース(情報)



VEニュース(07年04月)



1.VEL続々誕生:佐藤塾卒業生好成績

 2006年度下期の新方式(CBT方式)によるVEL試験の結果、続々新VELが誕生しました。全国では2421名のVELが誕生し、何と三菱重工が下期合格数トップに立ち、通期でも今年度のトップに躍り出ました。私の古巣のいすゞ自動車も後期7位、通期で6位に健闘しました。いまだに続いているVEを誇りに思っています。

新方式での結果は合格率が従来(前回平均57.9%)に比べ急上昇して76.2%となりました。試験方法が変わり、回答がしやすくなったのかも知れません。

佐藤塾の成績は速報でもお知らせしましたが、合計で挑戦者173人中合格者154人、合格者の6.4%が佐藤塾卒業生が占めています。塾生の合格率は89%と今回も全国平均を13%も上回りました。

 合格した皆さん、おめでとうございます。実はここがスタートポイント、VEはライセンスも重要ですが実行して初めて効果。さあ、これからが勝負です。業務プロセスの中にVE敵発想や分析を、そして常に目的で考える習慣をお持ちください。頑張れ!とエールを贈ります。迷ったらなんでもご相談を。佐藤塾生でなくとも歓迎です。


2.今年もSAVEでテアダウンセミナー・・
    米国拠点をお持ちの企業スタッフの参加をお待ちしています。


 佐藤がアメリカVE協会(SAVE International)の Annual Conference(日本的に言うとアメリカVE協会主催の年次国際VE大会)に参加を始めてから今年で19年連続となる。

 今年はTexas州Houstonで第47回大会が開かれる。世界各国のValue Engineerが集う。この大会では論文の発表や資格認定試験(AVS、CVS)セミナー、表彰式などが開かれる。昨年、佐藤はこの大会で何と日本人で初めてのPaper of the Yearを受賞した。

 大会の中で開かれるセミナーは、アメリカらしく、成功すると講師の取り分が大きく、失敗するとマイナスされてしまう。即ち、受講料から協会の経費、会場費を先に天引きされ、残金がなければ手取りなし、宿泊費も出ない。残金があれば協会と折半。しかしだからといって、誰でも講師を出来るかというとそうではない。協会の方針や方向性もあるし、成功が期待できる内容でないと許可が下りない。結構難関なのです。しかし一昨年から3年続けて今年も認定を受けました。テーマは「VA Tear Down 」2日間のワークショップ。昨年大好評で、収入はAmerican Dreamでした。(金額は内緒)

 在米事業所のある企業の方、是非セミナーに現地スタッフを参加させませんかTear Downをマスターする絶好のチャンスです。

手続きはhttp://www.value-eng.org/ この扉を開けてください。


3.Mark your Calendar::本年のVE関連日程

(順次メンテナンスしてゆきます)

  今年のSAVE大会(Texas州Houstonで)5月6日~9日・・・参加者募集中です(問い合わせは日本VE協会へ)

   本年度のVE協会主催の基礎口座

札幌:5月31日(木)~6月1日(金)、9月20日(木)~21日(金)

仙台:7月12日(木)~7月13日(金)

東京:5月17日(木)~5月18日(金)、6月21日(木)~6月22日(金)

7月5日(木)~7月6日(金)、7月19日(木)~7月20日(金)

8月24日(金)~8月25日(土)、9月6日(木)~9月7日(金)

大阪:6月28日(木)~6月29日(金)、7月19日(木)~7月20日(金)

広島:9月27日(木)~9月28日(金)

福岡:6月14日(木)~7月15日(金)

  VEL試験は今年も全国200箇所

前期:5月25日(金)~9月15日(土)

後期:10月15日(月)~2月29日(金)・・・ほとんど1年中ですね。

  VE全国大会:10月30日(火)~31日 於:アルカディア市谷


4.(先月に引き続いて)ご存知でしたかジョハリの窓

 佐藤は、自著はほとんど参考文献を使わずに書いていますが「Value Engineering」はそもそも原点はLarry Milesなわけでして、セオリー部分は文献を参考に書いてきました。その中で『ジョハリの窓』について、いろいろな方にジョハリとは何かを訊ねましたが、明確に答えていただけた方はいませんでした。尋ね方が甘かったかもしれませんが・・。

 ところが先日、佐藤のセミナーで、正直に「今だジョハリとは何だか分かっていない」と説明したら、私のお手伝いにお出でいただいた和田憲明VEL(臨床心理士の先生)が以下のような情報を提供してくださいました。以下は和田先生からの情報です。

『(佐藤)先生の講義の中で「ジョハリの窓」が披露され、出典が明らかでないとのことでしたので、これについて報告します。

この図は心理学では、よく用いられるもので、1955年アメリカで開催された「グループ成長のためのラボラトリー・トレーニング」でサンフランシスコ州立大学の心理学者である ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)とハリー・インガム(Harry Ingam)が発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」で、後に二人の名前を合体して「ジョハリの窓」と呼ばれるようになりました。

当時のアメリカ、特に西海岸では、人間関係の研究や感受性の研究が盛んで集団による感受性訓練は大きなブームになっていました。

こういった流れとVEがどのように関わったのかはわかりませんが、WSSの手法が確立されていく中でなんらかの影響を及ぼした可能性もあるかもしれません。』

勉強になりましたので、皆さんにご紹介します。

和田先生情報:wwwsoc.nii.ac.jp/jsei/news04/yamaguti2005.pdf - 11k - htmlで見る


お知らせ「VE Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がしも可能です。

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp 

もしくは、電話042-753-8658までご一報ください。



                      




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◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!