VEニュース(情報)



VEニュース(07年11月)


1.八ヶ岳研修所で盛大なGarden Party

今年はVE全国大会が第40回目にあたる記念の年です。10月28日、全国大会に参加される海外のお客様を、40回を記念して日本の美しい秋を楽しんでいただく企画が日本VE協会主催で開かれました。その企画に合わせて弊社も十周年を記念して、弊社の庭で昼食をと相乗り企画をいたしました。

まず素晴らしい天気に恵まれた事が最大のトピックです。前日降って湧いたような台風20号が押し寄せ大雨の1日でしたが、当日は雲ひとつない正に日本晴れで、八ヶ岳周辺を観光バスで周遊して素晴らしい紅葉を楽しみ、弊社の研修所に到着したのは11時半。





 八ヶ岳をバックにまきば公園で



今回のツアーには、全国大会の基調講演をされたSAVEの要人Jerry Kaufmanさん(第9代会長で佐藤の20年来の友人) Craig Squiresさん(現SAVE国際担当副会長)やFerenc Nadasdiさん(ハンガリーのVE協会長)はじめ海外からのお客様12名、それに宮本事務局長や松田全国大会実行委員長、今年5月のSAVE大会参加者の中から松澤さんなどの有志が参加され、現地参加の大西さん、長尾さん、山田さんを含め25人の大デレゲーションになりました。150坪の広い庭でイベントが始まりました。




1)SAVE要人による植樹式


Jerryさんは実は10年ほど前に、旧研修所(新研修所から700mほど下ったところ)に植樹された経緯があり、新研修所にも是非思い出の樹を植えたいと申し出があり、 Craigさんも「私も是非」と名乗り出られ、紅い実のなるうめもどき=Jerryさん、白い実のなる梅もどきをCraigさんが植えられました。



 Jerry Kaufmanさんの植樹





 Craig Squiresさんの植樹





Kaufmanさんご夫妻(左)、Squiresさんご夫妻(右)と


2)Garden Party・・・おでんが良く売れました


昼食は研修所の庭でのGarden Partyです。お寿司やおでん、サンドイッチやシャウエッセン、そしてシュウマイなど参加されたお国の食や日本の食をそれぞれ満足していただこうと、盛りだくさんのメニュー。飲み物も、ビールも各種を取り入れ、日本酒、焼酎、ウィスキーそれにソフトドリンク、さまざまなものを満喫していただこうと各種準備しました。喜ばれましたね・・・特ににぎり寿司におでんは大好評。直射日光を避けて庭にある小屋(ガゼーボ)ににぎり寿司をおきましたが、狭いガゼーボは常に満杯でした。



 準備万端




 お食事がはじまりました





 満杯のガゼーボ(寿司コーナー)





  台湾のPo-yi Chang Larry Leeさんもお寿司を





   IHI、MHI、KHI(元)三重工揃い踏み





 台湾からもご参加、Larry Leeさん(右)とChing-Man Chenさん





 アメリカからのご婦人と楢崎さん





研修所ツアーのFerenc NadasdiさんとCraig Squiresさん





展示の鎧の前でGeorge Padvoracさん





全員で記念写真(さて、誰がカメラマン?・・どうやら大西さんのようです)





 昼食の後身曾伎神社に行きました

  台湾のChenご夫妻(両サイド)とKuo-Kai Huangさん





2.第40回VE全国大会が開かれました

記念すべき大会は、基調講演をわが親友Jerry Kaufmanが、日本にVE指導に来て以来の思い出と日本のVEの変遷を語りました。日本にVEを導入された上野一郎初代会長や玉井先生の思い出や日本のデレゲーションとして訪米した金谷さん(松下電器)など多くの思い出が語られました。日本のVEを此処まで導いたご本人が最後に放った言葉は「日本を去るときには既に私は生徒になっていた」・・・と。素晴らしい講演でした。

今年は講演が面白かった。


毎年著名な方々の講演がありますが、今年の講演では、

「孫子の兵法」に学ぶ企業経営(板垣英憲氏)は丁度大河ドラマが大詰めを迎えている風林火山の山本勘助にまつわる話や、太平洋戦争に絡む話や政治家を引用して戦略の立て方や、戦い方を面白く解説され、

圧巻は、チーム力が世界を制す!(セントジョセフ国際大の河合庄治教授)はめちゃめちゃ楽しかった。北島康介が世界チャンピオンになっていく過程で、映像分析からロスタイムを発見し、如何にそのロスを少なくして世界の頂点に立つか・・・岩崎恭子に始まり、世界的スイマーを育てた過程はとても参考になった。0.01秒を見逃さない分析は、我々の品質管理や原価改善に微妙な変化をもたらすことと同一であり教訓になった。

諏訪東京理科大の篠原菊紀教授の「脳トレ」も楽しかった。まるで会場で任天堂のDSで楽しんでいるようで、しっかりこんがらかった脳の繊維をほぐしていただいた。

顧客本位に原則を地で行かれたホンダカーズ中央神奈川の相沢賢二会長の「人間力」の経営はお客様と共に成長していく過程と如何に人つくりが重要か、その人が如何に組織力を高め成功に繋がるかの示唆に富んだお話を伺った。

事例や論文も面白かったが、そう、今ひとつ迫力がほしかった感じ。聞く人の立場によっては充分学べるものがあったと思うが、日本のVEの将来を模索する技術はどのようなものか、真の効果的、効率的VE活動は何か・・・もっと議論が必要な気もした。

その中にあって、流石と思われたのは、アイシンとシャープ(優秀企業賞受賞発表)の発表。何が流石か・・・、それは愚直に基本どおり実行していること。管理技術をしっかり使い、セオリーを守り、定期的にチェックや社内の発表会や全社運動に繋げていること。そういえばシャープのVE月間のイベントで天理で講演させていただいた事があったがあれはもう20年も昔のこと、それが今尚続いている・・・これが大事。多くの企業はともするとやった、やったと大騒ぎはするが一過性で、3日経つともう忘れる。継続は力なり。素晴らしい。

モジュラーデザインの論文(論文発表⑩)は入賞作品とは言え、佐藤の元気の出るVE(日経メカニカルに96年から連載、集約版99年発刊)の書き直し版で、発表者(本人欠席、代理発表)もちょっぴり聴衆を舐めて掛かっている感が残りいただけなかった。




       
3.ありがとうございます。
       おかげさまでVPM創業10周年(継続



弊社は10年前の9月に株式会社VPM技術研究所を設立登記しましてから10年を経過することになります。自動車造りから、人創り・企業創り・利益創りへと転向したわけですが、皆様にお支えいただき、幾多のご指導ご鞭撻を頂戴し、今日まで来る事が出来ました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

これからも初志貫徹、皆様にとっても、自分にとっても満足の行く結果が出るよう精進いたします。倍旧のご支援をお願い申し上げます。

記念にエッセイ集を作成しました。このホームページに掲載した内容を再チェックした佐藤の集大成。ご希望の方は vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp までお申し出ください。お送りします。


4.Mark your Calendar::本年のVE関連日程

(順次メンテナンスしてゆきます)

   本年度のVE協会主催の基礎講座(11月以降開催分)

仙台:11月8日(木)~11月9日(金)

東京:11月15日(木)~11月16日(金)

11月29日(木)~11月30日(金)、12月3日(木)~11月4日(金)

12月17日(木)~11月18日(金)、1月17日(木)~1月18日(金)

1月24日(木)~1月25日(金)、

   名古屋:11月21日(水)~11月22日(木)

大阪:11月15日(木)~11月16日(金)

12月3日(月)~12月4日(火)、1月17日(木)~1月18日(金)

福岡12月11日(火)~12月12日(水)



 VEL試験は今年も全国200箇所

後期:10月15日(月)~2月29日(金)いよいよ再び始まりました。

  2008 SAVE International Conference:6月9日-12日(2008年) Reno, Nevada



お知らせ「VE Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がしも可能です。

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、

電話042-753-8658までご一報ください。






                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!