VEニュース(情報)



VEニュース(08年01月)


                                        謹賀新年

 明けましておめでとうございます。謹んで新年のお祝辞を申し上げます。

皆様に置かれましては、爽やかな新年をお迎えのことと推察申し上げます。

 昨年弊社は創業十周年を迎えた記念すべき年でした。1997年に、長く務めたサラリーマン生活から冒険覚悟で創業し、99年本格的なコンサルタント業に転じ、今日に至りました。長い様で短い10年でもありましたが、どうにか盛業を続ける事が出来ました。これはひとえに皆様のご指導、ご鞭撻の賜物と感謝申し上げる次第です。

10周年という記念すべき年に、主宰者佐藤の指導日数が1500日を記録し、また念願の八ヶ岳研修所も完成し、秋には日本VE協会の第40回全国大会記念と弊社の10周年を併せ、八ヶ岳研修所で、全国大会に来られた海外の参加者をお招きして盛大にガーデンパーティも開催する事が出来ました。

 創業時のコンセプトは、

* 人を育て、

 その人の手で仕組み、組織構造、技術を改革し

 企業に収益をもたらす

これは今も変わらず、経営者の方々から見れば逆の順序を求められておられますが行動は一緒。人を育てなくしてゴールは見えません。これを10年変わらず貫いて参りました。

本年も初心を忘れず、少しでも皆様のお会社にお役に立てるよう鋭意努力を重ねていく所存です。本年も倍旧のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。



1.WSS(ワークショップセミナー)のライセンスを
    取得しました


VEの世界にある資格制度で、各資格を取得するにはいずれも試験という関門がありますが、その前にセミナーの受講が義務付けられています。VELの受験には最低12時間の基礎コースのセミナーを受けなければならない。その講師は社内の識者であっても良い。しかしその上のVESCVSを受験するには認定されたWSS(Work Shop Seminar)を受講することと、協会活動へ参加(論文発表や大会参加や研究会活動など)しなければ受験に必要な単位が取れない。

また、WSSの実施は認定(日本VE協会、またはSAVE International)を受けた機関でなければならないし、当然認定を受けるには講師の承認も受けなければならない。そしてVES用WSSは48時間、CVS用は72時間が義務付けられているのです。皆さんご存知でしたか。

日本には認定指導機関がいくつかあるが(いすゞ自動車も佐藤が在籍時に取得した)近年認定セミナーの開催頻度が乏しくなり、協会ではVES受験のために特別のセミナーを開催して代用しているが、CVS(SAVE認定資格)には代用セミナーが無く、受験者(合格者)が年々減少して、憂いの元になっていた。

このたび、(株)VPM技術研究所では、これらの憂慮を払拭するために、中神先生やVE協会のご支援をいただき、遂にSAVE Internationalの審査をパスして、晴れてセミナーを開催する事が出来るようになりました。

さし当たって佐藤が指導している企業から公式セミナーを始めますが、近々申請時に登録したCVSの方々(中神芳夫氏、田中雅康氏、森岡一成氏、大西正規氏、横田尚哉氏、丹沢一昭氏、松澤郁夫氏、坂本幸一氏)とご相談をし、VPM主催の一般公開セミナーを開催することを考えています。追って、この欄で募集を開始しますが、是非多くの方々のご参加を期待しています。


2.本年のSAVE大会、佐藤の論文が審査をパス

本年のSAVE大会は6月9日(月)から12日(木)までアメリカはネバダ州リノで開催されます。佐藤はこの大会への参加でなんと20回連続参加になります。ここ数年現地で特別セミナーを開催しておりましたが、今年は親友Jim Rains氏と組んで論文発表に挑むことにして、SAVEに発表審査を申請していたところ、このたび晴れて審査をパスした旨報告が飛び込んできました。20回連続参加の記念に花を添える事が出来そうです。

皆さん、佐藤と一緒にRenoに行きませんか、そして世界のValue Engineerと交流しませんか。


3.VELを受験しよう(継続)

 先月もご案内しましたが、VELの受験者(VEに挑戦する方々)が減って困っています。

今年度からVEの受験方法が変わって、いつでも受験できるようになり回答もマークシートからパソコンで設問に答えていく方式(CBT方式)に変わり、合格率も平均してザクッと15%以上向上しています。

難点が生じ始めました。それはいつでも受けられるからといって「明日、あした」と先送りする人が多くなっていることです。セミナーを受講してから、復習をしなおしてすぐ受ける・・・これが最良のインターバルです。

私はいすゞ時代から入門レベルのセミナーを2泊3日30時間掛けてじっくり学んでいただいています。これは受験資格を取るためではなく、実力をつけていただくためです。現在も技術指導をしている企業で毎月セミナーを開催していますが、同じく2泊3日です。セミナーが終了した時点で受験のお勧めをしています。その目的は、受験する限り必ずもう一度勉強する。そのもう一度がしっかり身体にVEを覚えさせることになるからです。

VEを覚えたければ、このストーリーが重要です。さあ、あなたも受験日を絞って目標を決め(決めるだけではダメです。VE協会に受験申請をしてしまうことです。そうすればもう後に引けません)挑戦してください。

まずあなたは此処をクリック:http://www.sjve.org/105_professional/VEL/CBT/A5.html



4.八ヶ岳研修所で盛大なGarden Party(継続)


今年はVE全国大会が第40回目にあたる記念の年です。10月28日、全国大会に参加される海外のお客様を、40回を記念して日本の美しい秋を楽しんでいただく企画が日本VE協会主催で開かれました。その企画に合わせて弊社も十周年を記念して、弊社の庭で昼食をと相乗り企画をいたしました。

まず素晴らしい天気に恵まれた事が最大のトピックです。前日降って湧いたような台風20号が押し寄せ大雨の1日でしたが、当日は雲ひとつない正に日本晴れで、八ヶ岳周辺を観光バスで周遊して素晴らしい紅葉を楽しみ、弊社の研修所に到着したのは11時半。





 
八ヶ岳をバックにまきば公園で



今回のツアーには、全国大会の基調講演をされたSAVEの要人Jerry Kaufmanさん(第9代会長で佐藤の20年来の友人) Craig Squiresさん(現SAVE国際担当副会長)やFerenc Nadasdiさん(ハンガリーのVE協会長)はじめ海外からのお客様12名、それに宮本事務局長や松田全国大会実行委員長、今年5月のSAVE大会参加者の中から松澤さんなどの有志が参加され、現地参加の大西さん、長尾さん、山田さんを含め25人の大デレゲーションになりました。150坪の広い庭でイベントが始まりました。




1)SAVE要人による植樹式


Jerryさんは実は10年ほど前に、旧研修所(新研修所から700mほど下ったところ)に植樹された経緯があり、新研修所にも是非思い出の樹を植えたいと申し出があり、 Craigさんも「私も是非」と名乗り出られ、紅い実のなるうめもどき=Jerryさん、白い実のなる梅もどきをCraigさんが植えられました。



 Jerry Kaufmanさんの植樹





 Craig Squiresさんの植樹





Kaufmanさんご夫妻(左)、Squiresさんご夫妻(右)と


2)Garden Party・・・おでんが良く売れました


昼食は研修所の庭でのGarden Partyです。お寿司やおでん、サンドイッチやシャウエッセン、そしてシュウマイなど参加されたお国の食や日本の食をそれぞれ満足していただこうと、盛りだくさんのメニュー。飲み物も、ビールも各種を取り入れ、日本酒、焼酎、ウィスキーそれにソフトドリンク、さまざまなものを満喫していただこうと各種準備しました。喜ばれましたね・・・特ににぎり寿司におでんは大好評。直射日光を避けて庭にある小屋(ガゼーボ)ににぎり寿司をおきましたが、狭いガゼーボは常に満杯でした。



 準備万端




 お食事がはじまりました





 満杯のガゼーボ(寿司コーナー)





  台湾のPo-yi Chang Larry Leeさんもお寿司を





   IHI、MHI、KHI(元)三重工揃い踏み





 台湾からもご参加、Larry Leeさん(右)とChing-Man Chenさん





 アメリカからのご婦人と楢崎さん





研修所ツアーのFerenc NadasdiさんとCraig Squiresさん





展示の鎧の前でGeorge Padvoracさん





全員で記念写真(さて、誰がカメラマン?・・どうやら大西さんのようです)





 昼食の後身曾伎神社に行きました

  台湾のChenご夫妻(両サイド)とKuo-Kai Huangさん








 
5.ありがとうございます。
       おかげさまでVPM創業10周年
(継続


弊社は10年前の9月に株式会社VPM技術研究所を設立登記しましてから10年を経過することになります。自動車造りから、人創り・企業創り・利益創りへと転向したわけですが、皆様にお支えいただき、幾多のご指導ご鞭撻を頂戴し、今日まで来る事が出来ました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

これからも初志貫徹、皆様にとっても、自分にとっても満足の行く結果が出るよう精進いたします。倍旧のご支援をお願い申し上げます。

記念にエッセイ集を作成しました。このホームページに掲載した内容を再チェックした佐藤の集大成。ご希望の方は vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp までお申し出ください。お送りします。


6.Mark your Calendar::本年のVE関連日程

(順次メンテナンスしてゆきます)

 本年度のVE協会主催の基礎講座(11月以降開催分)

東京:

12月17日(木)~11月18日(金)、1月17日(木)~1月18日(金)

1月24日(木)~1月25日(金)、

大阪:12月3日(月)~12月4日(火)、1月17日(木)~1月18日(金)

福岡12月11日(火)~12月12日(水)


 VEL試験は今年も全国200箇所

後期:10月15日(月)~2月29日(金)いよいよ再び始まりました。

     2008 SAVE International Conference:6月9日-12日(2008年) Reno, Nevada


お知らせ「VE Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がしも可能です。

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、

電話042-753-8658までご一報ください。






                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!