VEニュース(情報)



VEニュース(08年2月)


あっという間に1月が過ぎ、その昔は新年の最初の出社日は、女子社員は着物を着飾り、寒い講堂に全社員集まり、年頭の辞を恭しく賜り、そして部屋に戻って一杯いただいて、解散。てな時代があったものですが、今日ではいずれの会社もその面影はなく、初日の朝一番からまずはメールを開いて、そのうち所属の幹部だけがどこへやら行って、社長の年頭の辞をテレビで伺う。帰ってきておもな点を所属員に伝える。そして通常の作業へ、したがって初日から正月気分はなく3日もたたないうちに年末年始の休日の面影もなく働きまわる。今日の情景ですね。2月になればなおのこと仕事一筋・・・。

今月は新しいことはあまりありませんが、WSSのライセンスに関すること、一部修正があります。


1.WSS(ワークショップセミナー)の
     ライセンスを取得しました
(修正・継続)

VEの世界にある資格制度で、各資格を取得するにはいずれも試験という関門がありますが、その前にセミナーの受講が義務付けられています。VELの受験には最低12時間の基礎コースのセミナーを受けなければならない。その講師は社内の識者であっても良い。しかしその上のVESCVSを受験するには認定されたWSS(Work Shop Seminar)を受講することと、協会活動へ参加(論文発表や大会参加や研究会活動など)しなければ受験に必要な単位が取れない。

また、WSSの実施は認定(日本VE協会、またはSAVE International)を受けた機関でなければならないし、当然認定を受けるには講師の承認も受けなければならない。そしてVES用WSSは48時間、CVS用は72時間が義務付けられているのです。皆さんご存知でしたか。ここまでは間違いはありません。

日本には認定指導機関がいくつかあるが(いすゞ自動車も佐藤が在籍時に取得した)近年認定セミナーの開催頻度が乏しくなり、協会ではVES受験のために特別のセミナーを開催して代用しているが、CVS(SAVE認定資格)には代用セミナーが無く、受験者(合格者)が年々減少して、憂いの元になっていた。ここまでも間違えはありませんが、どうやらVES受験にはWSSに代わって、協会主催の代用セミナーが中心的役割を果たしつつ変化しているように思います。逆にWSSを経験しないVESが生まれてしまうかの言う性が高くなり、これは佐藤としては少々憂いるところです。

このたび、(株)VPM技術研究所では、これらの憂慮を払拭するために、中神先生やVE協会のご支援をいただき、遂にSAVE Internationalの審査をパスして、晴れてセミナーを開催する事が出来るようになりました。これも間違いはありません。SAVEと日本VE協会の認定を受けました。しかし、72時間コースの認定は受けましたが、48時間は別だとのご指摘で現在調整中です。

しかし、72時間コースについてさし当たって佐藤が指導している企業から公式セミナーを始めますが、近々申請時に登録したCVSの方々(中神芳夫氏、田中雅康氏、森岡一成氏、大西正規氏、横田尚哉氏、丹沢一昭氏、松澤郁夫氏、坂本幸一氏)とご相談をし、VPM主催の一般公開セミナーを開催することも考えています。追って、この欄で募集を開始しますが、是非多くの方々のご参加を期待しています。


2.本年のSAVE大会、
     佐藤の論文が審査をパス
(修正・継続)

本年のSAVE大会は6月9日(月)から12日(木)までアメリカはネバダ州リノで開催されます。佐藤はこの大会への参加でなんと20回連続参加になります。ここ数年現地で特別セミナーを開催しておりましたが、今年は親友Jim Rains氏と組んで論文発表に挑むことにして、SAVEに発表審査を申請していたところ、このたび晴れて審査をパスした旨報告が飛び込んできました。20回連続参加の記念に花を添える事が出来そうです。これから詳細の発表内容を整備する作業に取り組みます。

皆さん、佐藤と一緒にRenoに行きませんか、そして世界のValue Engineerと交流しませんか。


3.VELを受験しよう(継続)

 先月もご案内しましたが、VELの受験者(VEに挑戦する方々)が減って困っています。

今年度からVEの受験方法が変わって、いつでも受験できるようになり回答もマークシートからパソコンで設問に答えていく方式(CBT方式)に変わり、合格率も平均してザクッと15%以上向上しています。

難点が生じ始めました。それはいつでも受けられるからといって「明日、あした」と先送りする人が多くなっていることです。セミナーを受講してから、復習をしなおしてすぐ受ける・・・これが最良のインターバルです。

私はいすゞ時代から入門レベルのセミナーを2泊3日30時間掛けてじっくり学んでいただいています。これは受験資格を取るためではなく、実力をつけていただくためです。現在も技術指導をしている企業で毎月セミナーを開催していますが、同じく2泊3日です。セミナーが終了した時点で受験のお勧めをしています。その目的は、受験する限り必ずもう一度勉強する。そのもう一度がしっかり身体にVEを覚えさせることになるからです。

VEを覚えたければ、このストーリーが重要です。さあ、あなたも受験日を絞って目標を決め(決めるだけではダメです。VE協会に受験申請をしてしまうことです。そうすればもう後に引けません)挑戦してください。

まずあなたは此処をクリック:http://www.sjve.org/105_professional/VEL/CBT/A5.html


4.ありがとうございます。
    おかげさまでVPM創業10周年
(継続)

弊社は1997年の9月に株式会社VPM技術研究所を設立登記しましてから10年を経過いたしました。佐藤は、自動車造りから、人創り・企業創り・利益創りへと転向したわけですが、皆様にお支えいただき、幾多のご指導ご鞭撻を頂戴し、今日まで来る事が出来ました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

これからも初志貫徹、皆様にとっても、自分にとっても満足の行く結果が出るよう精進いたします。倍旧のご支援をお願い申し上げます。


5.Mark your Calendar::本年のVE関連日程

(順次メンテナンスしてゆきます)

 本年度のVE協会主催の講座(11月以降開催分)はほとんど終了しました。来年度の日程が近々提示されると思います。ご希望の方はhttp://www.sjve.org/ にクリックして協会情報を収集してください。上記のVES用口座の案内名だが追加になっています。

 VEL試験は今年も全国200箇所

後期:10月15日(月)~2月29日(金)残りわずかの期間になりました。

 2008 SAVE International Conference:6月9日-12日(2008年) Reno, Nevada


お知らせ「VE Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がしも可能です。

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、

電話042-753-8658までご一報ください。






                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!