VEニュース(情報)
VEニュース(09年10月)
1.最強のCVS/VESを目指して:WSS モジュール-Ⅰ開催
昨年度VPMは、認定ワークショップセミナーの日米のライセンスを取得し、実力あるVES、CVSを育成しようとワークショップセミナーを開始している。
昨年はモジュール-Ⅰ(48時間コース)で45人(4事業所合同)の卒業生を排出しましたが、本年は9月3~5日、17~19日の6日間長崎で開催し、20名の卒業生を輩出した。
今年は、一事業所の精鋭が4チームに分散して、ハード2チーム、ソフト2チームの実践を行ったが、残念ながら最終日に結論にまで至らず、自主会合を加えて間もなく結論に達する運びとなっています。ここで実力を付けて、VESに挑戦してほしいと願ってやまないところであります。
2.西日本大会で佐藤が技術講演
日本VE協会、西日本支部主催の西日本大会が、10月2日、広島市の「エソール広島」で開催された。
各企業の業績が低迷する中で、参加者が減少するのではないかとの心配をよそに、そして大雨に見舞われた環境にもめげず、約100名の人たちが集まった。
協会の小野会長や、土屋先生が「創造的思考」や「コンカレント機能定義法」と言った技術論を発表された。
シャープや三菱重工などの好事例も公開され、シャープ(株)の発表ではテアダウンが佐藤の開発した当時の精神をしっかり守られている事例が登場し佐藤は大感激。また佐藤が関与した三菱重工の事例は、もともと“たかが・・”とスタート時点では思ったVEが、実は佐藤もショックを受けた“されどVE”と言える素晴らしい内容に発展した改善事例で、多くの感動とVEの良さをしっかりとアピールした。やはりVEは面白いのだ!と印象付ける発表だった。
司会役は三菱重工下船の吉瀬VES 発表する三菱重工の長谷川VEL
佐藤は締めくくりの技術講演で「日本の製造業、首位奪還への道」と題して、今日の日本の製造業の弱体化した要因、現象を突き、如何に解決するかをアピールした。さて、お聞きいただいた方々の反響は如何に???。
講演する佐藤。土屋先生(右)日本VE協会宮本事務局長(左)の後ろ姿が見える
3.最強のCVS/VESを目指して:WSS モジュール-Ⅱ開催(継続)
CVS向け24時間WSSは8月20日(木)~22日(土)の間、弊社八ヶ岳研修所で実施された。
参加者は4社9人、2泊3日間の宿泊研修で、既定の24時間に拘らず、徹底的討議で実力養成を行った。
受講生と、丹沢CVS(右奥)
CVS受験には、いくつかの要件を満たさなければ受験できません。学習単位はVES資格者並びに$(時間WSS修了者は、このセミナーの24時間(実際にはもっと長時間費やした)を加えて合計72時間の学習単位が必要で、今回の参加者はこのセミナーで単位全う。次は論文を入選以上の成績で収め、後は業務や協会行事の単位を全うして晴れて受験できることになる。
弊社の研修所は標高1200m、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳が目の前に見え、200mほど歩くと富士山がドカンと見える風光明美な地点。参加メンバーはリラックスできる服装で臨み、講師の佐藤も短パン・・夜の部の研修を終えて10時すぎ、今度はビール片手にVE談義。こんな研修も結構ですね。
セミナーでは主任の佐藤に加え、2日目には松澤CVSが、3日目には丹沢CVSが指導に加わり、夕食後も更に議論を続けるなど、充実したセミナーになった。
参加者の感想の中にも、久々に充実したセミナーを体験できた、と好評でした。
講師佐藤と議論する長尾さん【左】
八ヶ岳研修所庭で全員の記念撮影
佐藤のVEr.育成ポリシーとしては、
VEがいまだ原価低減の代名詞になっていて、真の、創造の原則をベースにしたValue Engineerが少ないことを憂いており、Blast-Create-Refineのプロセスが頭の中で当たり前になるValue Engineerを育成したい。
特に、昨今、機能系統図の書けないValue Engineerが多く、我がVPM研修の卒業生には絶対に機能系統図をスラスラ書けるValue Engineerになっていただく訓練をしたいと思っています。
従って、認定を受けているカリキュラムの範囲において、最大限の応用をもって、時間配分、採用応用技術の範囲拡大などを臨機応変に導入して、実力Value Engineerを育成してゆきます。48時間コースもあります。来年もやります。ぜひご参加ください。
4.佐藤の連載が大好評です!
日経ものつくり誌に、佐藤の連載が始まっています。4月号から1年間の連載です。佐藤の思い入れを精魂こめて書いています。今月(9月号)のテーマは「勝つ設計:原価企画の真髄」です。今月はいよいよ原価企画に真髄その一で、如何に原価企画を進めるか、佐藤の失敗と成功の事例を挟みながら本音の体験ベースコラムに力が入りました。なかなか大変好評のようですヨ。(アンケート情報から)
他の記事も魅力満載で是非ご購読をお勧めします。
なお、1か月遅れで、このホームページのブログ「主張」の欄に掲載しています。
5.地方の方々のVES、CVS受験要件が変わります。
関東地区や関西地区では各種イベントが行われて、受験要件を満たしやすい環境にありますが、北海道や九州ではそのイベントに参加するためには交通費や時間が想像以上にかかるため、既定の拡大解釈をお願いしてきましたが、先般、日本VE協会から以下のような寛大な解釈をいただきました。以下協会からのメールの写しです。(前後私的表現割愛)
VE協会の解釈:
「カテゴリー2.学習活動」の「(3)日本VE協会または他の専門団体主催のセミナー、研修会に参加した場合【[VE学習経歴」のところで挙げたものは除く】」の解釈として、「他の専門団体主催」には、一般のコンサルティングファームが主催するものも含むこととします。その内容は、VEに関連したセミナー、研修会とし、VEそのものでなくとも、関連性のあるものは可とします。したがって、例えばVPM様が実施されるVEに関連したセミナーに参加された場合もポイントに加算できます。
佐藤からの質問・要望への答えとしてVPMが登場しましたが、認定された各種コンサルティングファームはすべて含まれるものと佐藤は解釈しています。(個人が勝手に行ったイベントは含まれない・・。)
6.今年の大きなイベント・セミナーは…最新情報
1)VE全国大会
第42回VE全国大会が10月27日(火)・28日(水)の2日間東京市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で開催されます。
今年のメインテーマは、変革のチャンス「今こそ日本の底力」です。毎年海外含め多くの方々が参加され、日本企業が何をしているか、海外の動きはどうか、そして著名人の基調講演や技術講演が行われます。新しい刺激を求めにぜひご参加を。
10月10日までに申し込むと割引になります。詳しくは以下のURLへ。
http://www.sjve.org/events/18/
2)VE協会主催セミナーのご案内
VEL受験資格を取得できる入門セミナー、一般教養を身に付けて且つ、CVS、VES受験資格が取れるアドバンスコース、テクニカルスキルコースなどのセミナーは9回が主催しています。
主なコースでは、
*基礎講座(VEL受験資格取得セミナー)今年度の残りは以下の通り。
東京地区:会場はいずれも日本VE協会本部会議室
2009年10月15日(木)・16日(金)
2009年11月19日(木)・20日(金)
2010年1月14日(木)・15日(金)
2010年2月4日(木)・5日(金)
名古屋地区:会場は中産連ビル
2009年11月5日(木)・6日(金)
大阪地区:会場は新大阪丸ビル新館
2009年10月15日(木)・16日(金)
2009年11月19日(木)・20日(金)
2010年1月21日(木)・22日(金)
http://www.sjve.org/events/ をクリックしてお望みのコースを選択してください。
*バリューマネージメント実践塾WSSコース(VES受験用WSS)
*バリューマネージメント実践塾テクニカルスキルコース(VES受験が可能になる)
*バリューマネージメント実践塾(CVS受験用が可能になる)
いずれも今年度は終了しました!
お知らせ「VE & Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)
-実際にご活用いただいている企業さんがあります-
多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。
機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がして再度貼り付けも可能です。(たぶん日本で唯一)
タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)
機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)
Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、
電話042-753-8658までご一報ください。
◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!