VEニュース(情報)


VEニュース(2011年7月)

今月のニュース

1.✐SAVE大会へ行って来ました

2.✐SAVE大会がアジアで今週開かれる・・是非ご参加を

3.VEセミナーのご案内

おしらせ:VPMのVE関連グッズの紹介


1.SAVE大会へ行って来ました。

 今年の開催は7月7日-8日までOregon Portlandで開かれました。正確には9日までで、9日は政府関係のVEの大会になります。

まず、ここの所に触れておきましょう。歴史的には、マイルズがVAを始め、1954年には国防省がそれをVEとして取り上げ、国家的管理技術になり、国から州、州から都市に広がり国防省はもとより、国の建設省や、各州や都市にこの運動が広がりました。日本と異なり、それぞれ(の公共団体)が法制化してVEを実践する。そこでアメリカにはCVSが職業として存在できる環境がある・・と言うことなんですね。

その毎年のおさらいや交流が、世界大会と毎年リンクして、世界大会が終了すると引き続き政府関係のVE大会が開かれるのです。従って会期は9日までと言った方が良いのかもしれません。

 何度も書いていますが、佐藤は1989年のインディアナポリスの大会で初めて「テアダウン」を発表して以来、連続23回目の参加になります。

 今年は、開会式のKeynote Speechを託され(と言っても、地元の陸軍の将校が先でした。さすがにVEをしっかりつかんでいて良いお話でした)私はVEに関係なく、震災の状況や各国や多くの友人からのお見舞いのお礼を申し上げました。アメリカの陸軍が支援に参加した際の、「Operation TOMODACHI」のワッペンを持って行き紹介をしましたら、欲しい、欲しいとねだられました。

 さて、大会ですが、年々低調になって来ている(事実!)ここ数年新しい技術が登場しません。私が掲げたテアダウン技術頃から、多くの技術がこの大会で話題になり、ここに来れば大きな技術収穫が出来ると、400人規模の人が集まったこともあったが、今年は18カ国200名強の参加。その中でひときわ光っていたのが韓国勢で約20名、セッションを借り切って半日、韓国デーを展開していた。但し、聴講する韓国人以外は極少であった事も報告しておきます。

 日本は低調で事務局の上杉さんを入れて4名、あのファンクショナルアプローチの横田さんは7回連続の発表でひときわ気を吐きました。沢山の人が聴きに来ました。またパッシフィックコンサルタントの齋藤さんも発表をしましたが、合計4名の参加。私が行き始めて、最低の人数(1977Denverでも4名でしたが)。今年は震災のせいにしておきましょう。

 しかし、日本の方々を、特にいすゞ時代にはいすゞの取り引き先の方だけでも30人以上をお誘いして、大会と米国企業訪問をセットにして勉強に行ったことがありましたが、残念ながらもう当時のSAVE大会の面影は無い。新会長のCraig Squiresさんに期待することにしましょう。

ちなみに来年は、6月11-14日Orlandoでの開催です。

写真は、



開会式の演壇で日本の代表(たった4人のですが・・・)として紹介を受ける



Keynote Speech…英語と闘う



新フェローを迎える儀式。佐藤の左はFASTの創始者Charles Bytheway氏、右は独のPeter Reid氏。この後、恒例の儀式腕立て伏せ10回が行われた。


2.SAVE大会がアジアにやってくる。

 今年9月20日~21日に韓国はSeoulでSAVEの大会が開かれます。正式には以下の名称の大会で「SAVE International 1st Asia VE Conference & 19th International VE Conference in Korea」要はSAVE大会のアジア版です。勿論主催はSAVEですが、開催地の韓国が主管します。

 2日間の会期のあと、主要産業4社の工場見学を2日間にわたって行います。

 前段のConferenceですが、まず参加国は主管国の韓国は勿論、日本、中国、香港、台湾、インドネシア、インドが主体になり、アメリカの有力なコンサル達も自分の技術の売り物を引き下げて参加する様です。

Keynote Speech は勿論SAVE会長のCraig Squiresに始まり、韓国VE協会長、日本の会長(瀬口龍一氏=元日立建機社長・会長)、中国、台湾、インドの代表が、それぞれの国の状況報告を兼ねてお話しする。

 日本からは『Japan session』として何人かが代表して発表をすることになっている。どうやら私もその一人の様だ。まだ正式には決まっていない。(そもそもいろいろなことが決まらず、皆様に参加の呼び掛けをしたいが…困った。韓国の金副会長に話したら、「いつもこんなもんで…」と呑気なもの)

 今日の日本は、コスト競争力を失っており、海外への転注が進んでいる。その海外はハッキリ言って日本のライバルだ。そこに仕事が持って行かれてはならないのです(日経ものづくりの連載では何度も強調しましたが・・)。そのライバル各国の現状を把握するには絶好のチャンスであると思います。

 何しろ各国の勢いが違う。Portlandでもしかりだが、一例は参加人数。アジアの各国で日本の参加が最低。韓国のCVSは既に692名(一時800名)、毎年80人が合格するが日本はここ数年2人程度。総勢130名足らずだ。試験のやり方も問題だし、そもそも受ける人がいなくなってきている。

 この勢いの実態をつぶさに(参加して)見てきませんか。

 それと工場見学は、

22日にサムソン電子、大宇造船、

23日に製鉄のPOSCOと現代自動車

VPMでは、参加者を募ります。大会と見学にコーディネーターを準備して、ただボ-と見てくるのではなく着眼点や、ポイントを現地で解説して皆さんの参加効果が上がるよう配慮します。是非ふるって参加してください。

会費や詳細はまだ決まっていません。近々ご案内します。ご希望の方はvpm_y-sato@cam.hi-ho.ne.jpまでお問い合わせください。7月上旬には詳細のご案内が出来るかと思います。


3.セミナーのご案内

日本VE協会から、今年度のVEセミナーの紹介があります。

今までは個別に転記してご紹介してきましたが、URLをご紹介しますので、該当するアドレスをクリックしてください。

*VEL受験の方の「VE基礎講座」はこちらです。

http://g.ab0.jp/g.php/2mbus4Zw5gis3Bi65z


*VES、CVS受験の方の「バリュー・マネジメント実践塾」はこちらです

http://g.ab0.jp/g.php/2mbus4Zw5gis4qi65x

VPM主催のVES・CVS受験対策のWSSは別途ご案内します。協会の実践塾も勉強になりますので是非受講されますことを推奨します。


お知らせ「VE & Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

-実際にご活用いただいている企業さんがあります-

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。
機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がして再度貼り付けも可能です。(たぶん日本で唯一)
タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)
機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)
Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、
電話042-753-8658までご一報ください。


                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!