VEニュース(情報)


VEニュース(2011年12月)

今月のニュース

1.VE協会に新しい動き:震災復興にVE手法を
2.VPMのWSSからついにCVS誕生《速報》
3.日本のVE全国大会開催《速報》

4.SAVE大会がアジアにやって来た。行って来た。
5.日本VE協会、公益社団法人に認定。
6.VEセミナーのご案内。

おしらせ:VPMのVE関連グッズの紹介
…佐藤の自信著作「Value Engineering」コピー版もあります。



1.VE協会に新しい動き:震災復興にVE手法を

 いよいよ日本VE協会が、VE手法を使って震災復興を効率的に行う提言を、政府、地方自治体に行おうと本腰をあげました。

 瀬口龍一会長の肝いりで「震災後復興計画策定支援プロジェクト」なるプロジェクトチームが発足し、如何にVE手法を活用すると、復興資金を有効に使えるか、
復興期間短縮が図れるかなどを、実際に復興を携わる国や地方自治体に事例を紹介したり、個別の改善提案をしたりすることになりました。
佐藤もそのPT(プロジェクトチーム)の一員になりました。今後、公開できる範囲でこのニュースでも紹介していきます。




2.VPMのWSSからついにCVS誕生

 本年度のCVS受験結果が一部分かりました。まだ全体の状況は公式発表がありませんが、(いまだに最終報告が聞こえてきません。少なくも5名の合格は聞こえました)VPMが開催したWSSWork Shop Seminar)の卒業生がついにCVSに合格されました。お名前は三菱重工業の藤原 裕輔さんと赤城 弘一さんのお二人です。心からお祝いを申し上げます。同社の第一号CVSに成られました。
 今年度の他の合格者の情報は一部聞こえ始めましたが最終まで公表は避けます。VE協会のホームページにいずれ公開されると思います。

 尚、CVSCertified Value Specialist)とは、アメリカVE協会(SAVE  International)が認定するVE資格では最高峰の国際資格。原則アメリカで受験するが、日本、韓国など受験審査を委託されている国ではSAVEと出題や検定・判定などを連携して行っている。現在日本のCVSは124名、これに今年の合格者が加わります。
因みに佐藤は1987年秋に受験し、合格認定を受けました。当時では自動車業界では第1号の認定を受けました。



3.VE全国大会が開かれた

 VEの全国大会が10月18日~19日の2日間東京は市ヶ谷の「アルカディア市ヶ谷」で開かれました。今年は1.5日の期間で、形式的には毎年のパターンで、表彰、基調講演、論文・事例発表、記念講演、特別講演で、各種の発表は4トラック平行で行われました。

 毎年、いろいろな発表がダレてきたかな、これで会費を取るのかと思うモノが多くなってはいたが、今年は各種発表では、なかなか味のある発表がありました。先月韓国でSAVEAsia大会を見てきたばかりで、日本はまだまだASEAN諸国とは一味違う、VE技術を使った開発や、改善に結びつく内容が見られ、少しほっとした。

 その中でも論文では、三菱電機のテアダウンを電子回路に活用した論文(村井 康治氏)やファンクショナルアプローチを企業経営に生かす論文(=横田 尚哉氏)などは、現在の日本の置かれている立場から現実をとらえた論文として注目されるものがあった。テアダウンの活用は、先のAsia大会でも三星電子が発表した様に、ものづくりに根付いた技術で、創始者としては恥ずかしながら満足を頂いた。(しかし、相変わらず学者の論理が論文に多く、もう少し実用的なものが欲しいと佐藤は思ったが・・)

 事例では、余り大きなヒットではないが、各企業がVEやテアダウンをコツコツ利用して成果の上がっている報告があった。結構だな、継続してくれたら尚素晴らしいな、と関心と期待を抱いて聞かせていただいた

 いずれも私の仕事(コンサルティング)上では、如何にこのような事例を各社に作るか、それを定着させるか肝に命ずるところでありました。

基調講演や特別講演では、毎年感動する講演を聞かせていただいていますが、詳細の一部は先月ご紹介しました(お知りになりたい方は先月号のニュースをご覧ください)いずれ協会の機関誌に紹介されると思います。

 各種顕彰は、(功績の背景は省略させていただきます)

VE経営者賞》
 *下村 節宏 氏 [三菱電機株式会社 取締役会長]
 *鬼頭 正雄 氏 [株式会社安川電機 専務取締役]

VE功労賞》
 *管 康人 氏 [元 キャノン株式会社 CE本部長 CVS]
 *吉井 康雄 氏 [大阪大学経営学部教授 CVS]

VE特別功績賞》
 *社団法人 中部産業連盟

VE学術功績賞》
 *田中 雅康 氏 [東京理科大学 名誉教授 目白大学大学院 教授 CVS]

《普及功労賞》
 *足立 忠郎 氏 [鹿島建設株式会社 建設管理本部建設設備部次長 CVS]
 *芝本 幸太郎 氏 [ダイハツ工業株式会社経理室原価企画グループ主査]
 *高須 智之 氏 [日本車両製造株式会社 経営監査部内部統制推進室 次長]
 *津野 義包 氏 [社団法人 中部産業連盟]
 *中西 和雄 氏 [マツダ株式会社 収益管理本部原価企画部主幹 VEL]
 *水谷 彰利 氏 [アイシン・ホールディングス・オブ・アメリカ 副社長 VES]
 *山田 康晴 氏 [株式会社島津製作所 設計技術センター長 VEL]
 *吉見 三郎 氏 [日本電子株式会社 医用機器本部技術顧問 CVS]

VE活動優秀賞》
 *三菱重工業株式会社 原動機事業本部 ブレード燃焼器製造部
  *横河電機株式会社技術企画センタ- & 横河マニュファクチャリング株式会社

《マイルズ賞特別賞》
 *首都高速道路株式会社



4.SAVE大会がアジアにやって来た。行って来た。《継続掲載》

 「SAVE International 1st Asia VE Conference & 19th International VE Conference in Korea」が9月20日~21日に韓国はSeoulでSAVEの大会が開かれました。

先月号で詳報しましたがお読みいただきましたでしょうか。
皆様には是非お読み頂きたい部分が満載です。韓国の動き、ASEANの動き、日本のVEのポジション・・・。継続掲載のつもりでしたがボリュームが大きくなりすぎますので。10月号(ホームページの新着情報→2011年10月号をクリック)を開いてお読みください。



5.日本VE協会、公益社団法人に認定 《継続掲載》

 今までも社団法人だったのでしょう・・・と思われる方も多くいらっしゃいましょう。実は、財団法人や社団法人…企業も法人ですが、非営利を目的とする公益性の高い法人が日本中に余りにも多く存在して、役人の天下りの温床になったり、非営利と言いながら暴利をむさぼる団体があったりして、内閣府が新たに従来の財団や社団の法人に対して、「公益」と「一般」と「法人解散」の3つのいずれかを選択するよう法律ができ、平成25年度までにその選択を既存団体は迫られていました。

 佐藤が所属している神奈川県スキー連盟は財団法人ですが、今「公益財団法人」化を目指して難しい法律やシステムの変更に取り組んでいますが、このたび、8月1日付で日本バリューエンジニアリング協会は、晴れて「公益社団法人」の名前が付くようになりました。

 この「公益」の運営は従来と異なり、さらなる公益性が求められ、社会に貢献する、日本を代表するバリューエンジニアリングの運営が求められます。

まずはご認可おめでとうございます



6.セミナーのご案内(継続掲示)

日本VE協会から、今年度のVEセミナーの紹介があります。

今までは個別に転記してご紹介してきましたが、URLをご紹介しますので、該当するアドレスをクリックしてください。

*VEL受験の方の「VE基礎講座」はこちらです。

http://g.ab0.jp/g.php/2mbus4Zw5gis3Bi65z


*VES、CVS受験の方の「バリュー・マネジメント実践塾」はこちらです

http://g.ab0.jp/g.php/2mbus4Zw5gis4qi65x




お知らせ「VE & Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

-実際にご活用いただいている企業さんがあります-

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がして再度貼り付けも可能です。(たぶん日本で唯一)

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。

佐藤の著作(絶対名著です「Value Engineering」のコピー版:3000円

ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、電話042-753-8658までご一報ください。


                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!