VEニュース(情報)


VEニュース(2012年5月)



 3月にVE協会内に作ったプロジェクトチームが「東日本大震災復興計画VE支援手引書」を完成させ、復興庁等へ提出してから、自分の私的なことは大きく動きがありましたが、
VEについてはさほど大きなニュースはありませんでした。今月は佐藤の思い入れを含めて・・。


目次

1.今年もSAVE Conferenceが(継続掲載)
2.中産連セミナー修了・・・佐藤のセミナーの特徴は
3.個人的ニュース

4.セミナーと資格試験のご案内(継続掲示)


おしらせ:VPMのVE関連グッズの紹介
…佐藤の自信著作「Value Engineering」コピー版もあります。



1.今年もSAVE Conferenceが・・・まだ参加間に合います(継続掲載)


 私たちのVEの元祖はアメリカ煮ることはご存じの通りで、その元祖の国アメリカでは毎年アメリカVE協会(SAVE International)が恒例のVE大会(国際大会)を開催し、大会と継続して政府がVE大会を開く。これがアメリカのVE大会。

 今年は6月11日に会長レセプションで幕を開け、12日、13日と発表が行われる。実は6月7日~大会の前哨戦ともいえる各種セミナーが行なわれ、
CVSやAVSの試験もここで行われ、大会会期中に発表のイベントが盛り込まれているのも特徴だ。試験後1か月以上も待たされると疲れてしますがアメリカは迅速だ。


 今年の大会はアメリカ・フロリダ州Orlando。そうです、ディズニーランドや多くのアトラクションが準備されている太陽の街です。キャッチフレーズは「太陽がバリューを照らすオーランドへ行こう」だ。

 佐藤は勿論今年も行きます。今年も時差対策で少し前にオーランド入りして、講演や遊園地を遊びまくってみようと思っている。

 どうですかみなさん、一緒に参りませんか。世界のVEがどのように動いているか、掴んでみませんか・・・。


2.中産連セミナー修了・・・佐藤のセミナーの特徴は


 先月のニュースでご紹介しましたが、浜名湖畔の浜名湖頭脳公園にあるセミナーハウスで連休前の忙しい日程に18名の方が2泊3日の宿泊研修に参加されました。参加者の中から、なぜ3日間も…なぜ2日間のコースにしないのか…と質問がありましたので、今回は新しい話題がありませんので佐藤のVEポリシーをお話ししましょう。

日本のVE界にはVEL、VES、CVSの資格制度があることはVEにご縁のある方はご存じのことですが、各資格、いずれも受験資格が決められています。VEL受験には12時間以上のセミナー受講を、VESは48時間のWSS(Work Shop Seminar)が、

CVSは72時間のWSS受講が義務付けられています。最近WSSが抜け道を作って実行されなくなりつつありますが、これはルール違反です。今日のお話は入門セミナーと佐藤が行なっているWSSについてです。

 佐藤は入門セミナーを世間で行う12時間では全く不足で、いすゞ時代(1985年)から3日間の宿泊研修を行ってきています。これは受験資格が目的でなく、VEを実践できるValue Engineerを育成したいからです。

 佐藤のカリキュラムでは、まず今の日本が置かれている立場(海外との競争力、日本の実力低下)からのVEの重要性をしっかり学んでいただき、具体的なVE論では、

*チームの作り方、メンバー間の会話の仕方まで教えています

*情報収集は特に重要で、ユーザーの潜在的ニーズの発掘まで座学と実践を行っていただいています。

*機能定義では、使用者優先の原則に沿って、新たな機能開発に取り組んでいただき

*機能整理では、1st Look VEやソフトVEに通ずる機能整理法を学び、宿泊研修ですので定義も整理も目的を達成するまで、しっかり考え苦しんで、体で覚えて頂いています。

*機能評価では原価管理の必要性と原価計算の方法を実践で習得していただいき、

*アイデアは、機能別アイデア発想は勿論、システムのアイデアがまとまるまでじっくり考えていただいています。毎回市販品に近い提案が出てきます(4チームで1件くらい)

*提案の原価計算は勿論、工程設計から加工費を算出し、材料費はスクラップの費用まで実際のコストテーブルで試算していただいています。

*発表では、全員にしっかり発表を行っていただき、VEらしい発表の仕方、実際の企業で想像される質疑応答も再現しています

 こうして学んでいただいたある企業では、実際にセミナー終了後チームを組んで自社製品の実践VEに取り組んでいただき、使える改善案が出始めています。

佐藤は、12時間コースでも2日間掛かる。このセミナーはもう1日(サラリーマン8000日働くたったの1日を惜しむんですかと)、その1日余分に犠牲にしていただき、30時間以上掛け、VEのできる人になってお帰りいただくことをポリシーにしています。

 48時間、72時間のWSSは勿論です。ユーザー定義の拡大(サービスマンや廃棄処分する人までユーザーの考え)情報収集の潜在ニーズ、追加機能を追求しています。

 セミナーのご用命は是非VPMへ(入門セミナーの2日間はお受けしていません)


3.個人的ニュース

 佐藤がスキーをすることをご存じの方は多いと思います。今年度まで神奈川県スキー連盟の幹部役員に就任していましたが、今回も難関の役員選考をかろうじてパスして、今年の6月から2年間、再び役員に就任します(6月2日の評議員会で承認されればですが)。

 VEだけでなく、スノースポーツも世界に羽ばたけるように、指導者・選手の育成に張り切っています。是非皆さん、私と一緒に雪の上でも楽しみませんか。


4.セミナーと資格試験のご案内(継続掲示)


まず資格試験は、

*VELは、前期は5月18日~7月31日、後期は9月1日から2月28日まで

 申し込みはそれぞれ4月2日からと8月21日から。各地区実施日が微妙に異なりますから、協会ホームページで確認してください。

*VES:申し込み受け付けは4月2日から、試験は11月10日(土)

*CVS:申し込み受け付けは4月2日から、試験は9月29日(土)


一般セミナーは、入門2日間コース

東京地区:5月17日(木)~18日(金)、6月21日(木)~22日(金)、

7月19日(木)~20日(金)、 8月30日(木)~31日(金)、

9月20日(木)~21日(金)


■名古屋地区:7月5日(木)~6日(金)


■大阪地区:6月14日(木)~15日(金)、9月6日(木)~7日(金)、


福岡地区:7月26日(木)~27日(金)


お知らせ「VE & Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

-実際にご活用いただいている企業さんがあります-

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がして再度貼り付けも可能です。(たぶん日本で唯一)

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。

佐藤の著作(絶対名著です「Value Engineering」のコピー版:3000円

ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、電話042-753-8658までご一報ください。


                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!