VEニュース(情報)
VEニュース(2013年07月)
1日アップができず、毎月1日にこのURLをお開き頂いている読者には大変失礼しました。
25回目のSAVEに月末は行っていました。(それが理由です)
目次
1.SAVE大会に行ってきました。
2.第3回SAVE-Asia大会兼第46回VE全国大会、中身が見えてきました。
3.佐藤の著作(通信販売中)…『テアダウンのすべて』お売りします
4.VPM技術研究所が山梨の別荘地販売を支援
5.一般セミナーと資格試験のご案内
おしらせ:VPMのVE関連グッズの紹介
1.SAVE大会に行ってきました
6月24日から27日まで、Washington DCで行われました。佐藤は25年目の連続参加となりました。
アメリカは元気でした。毎年思うのですが、空港から会場に行くまでで、その元気さが分かるんです。特に今回は、車が大きくなっていました。
ピックアップトラックがとても多く走っていましたが、乗用車含め大きな車が目立つようになりました。景気がいいんです。
日本よりずっとあの国、経済に敏感です。すぐ反応します。
大会を前にHoustonに。私が最初に参加した時のセッションリーダーで、世界の重鎮Jerry Kaufman さんを訪ねたかったからです。
83歳、心臓と足を悪くされたとお聞きし、お見舞いを兼ねて行ってきましたが元気でした。
驚いたことは彼の家の周囲が大開発地域で、なんと日本の一つの市がすっぽり対象になるくらいで、湖や運河を作り、島を作り、
そこには12軒限定の3億円以上の邸宅を並べ、一般住宅でも1億円弱、庭がほとんどないお宅でも6千万円とか…建設バブルがまた始まっています。
近々、また、第2のリーマンショックが起きそうです。2000年にも住宅バブルが始まると現地で驚いていたらやはり恐慌が起きました。
ならなければ良いが・・・。さて大会はどうだったでしょうか。
1)会場のロケーション
Washington DCとの触れ込みでしたが、隣というより一緒の町のようなVirginia州Arlington 、
しかしすぐ道路の向こうはWashingtonのメインの空港Ronald Reagan空港、すぐそばにアメリカ国防省そしてケネディが眠る広大な国立Arlington墓地、
まあ、ワシントンのようなものです。
大会はそんなロケーションの大きなホテルCRYSTAL
GATWAY MARRIOTT、大きな各種の大会が4つも並行して行われていた。
世界23か国から約250人(推定)が参加した。
写真は開会式後の基調講演風景。 (2013-06-25)
プレゼンテーション
以前のようなプログラムに発表内容が示されなくなって、4つのトラックが並行しての発表、しかしプログラムにはタイトルだけしかなく内容が不詳、
簡素化もいきすぎるとサービスが不足してしまう感じがした。
内容面では、新しい技術は特に見当たらなかったが、内容的に教えられることもあった。
基調講演では、節減(原価低減)したことを自慢げに話をしていたが、しめくくりではやはり、節減だけではなく、新しい機能をVEで開発しようと結んでいた。
VEがCRだけではないとの私の主張につながってくれれば良いが、そこまでの言及ではなかった。
また、Martyn
Phillipsの発表(題名が長いので要略するが)では、別に新しいことではないが、VEプロセスの中でいくつもの確認(中途半端にならない)をしていく、確実にプロセスを進めるために、細かなテクニックをしっかり活用していくことが勧められていた。
中でもVA(Value Assuarance)については随分教えられるものがあった。VEの前半で行うべきこと、実施段階で行うべきこと、
またプログラムのチェックをしながら更にVEを保証していく話は楽しかった。
4トラック並行で他のトラックで何をしているのか不詳であること、あまり新技術や技術のコンバインドされた内容の発表が乏しく、
技術論が少なかったことから、日本の大会はそうであってはいけないと教えられることが多かった。
ここ数年、アメリカでの新技術は観られない。やはり原価縮減と、基本通りやれ!が中心だ。今後どうするのか。
日本のプレゼンテーション
皆さん英語で話をされ内容も素晴らしかった。VEのエキスも含まれていたが新しいアプローチには触れきれず、
現状をVEで分析して(今年はいろいろな業種の方がVEに繋いで発表された)、願わくばビジョンを加えればよかったかな?が総じた感想。
一つ気になったのは、使用されたPPT、ほとんど読めない(文字サイズ)ものが多く、事前に周囲の人の意見を聞くか、
昔のように、VE協会が事前ミーティングを行ってプレゼンテーションのチェックを行うことをしないと、現地ではもう修正はほとんど不可能。
何年か前まではCookさんの奥さんが毎朝チェック・指導をしてくれていたことが懐かしい。
発表する芝本さん。(2013-06-27)
日本人の表彰
今年は、横田尚哉さん(㈱FA研究所)がRising Sun Awardという賞を日本人では初めて受賞されました。
この賞はSAVE会員になって5年以内に優秀な論文を出した方に送られる素晴らしい賞です。
日本的にいうと優秀新人賞、もっと早く受賞されるべき賞でしたが、SAVE会員になられたのが遅かったので今年になってしまったでしょう。
受賞した横田さんとCraig Squires の写真。(2013-06-27)
今年のトピック
① 第3回Asia大会宣伝コーナー
今年10月23日・24日と東京で第3回Asia大会が開かれます。これはSAVE(アメリカVE 協会)が主催する事業で主管は日本の協会です。
佐藤が実行委員長に就任していることは何度も紹介している事業です。
宣伝コーナーを作り、日本式に幟を立て、折り紙やうちわを配って一人でも多くの方々の参加をと宣伝してきました。
宣伝コーナーと企画した横田さん の写真 (2013-06-26)
② 佐藤がFellowバッチの授与
佐藤にFSAVE(フェロー会員)としての地位と誇りを象徴する証として、メダルとバッチが贈られました。
受賞し、親友Jim Rainsさんと写真に納まる。観てください。蝶ネクタイにタキシードです。
2.第3回SAVE-Asia大会兼第46回VE全国大会、中身が見えてきました。
だんだん煮詰まってきました。前夜祭は22日、屋形船で東京湾クルーズが決まりました。
大会の基調講演はあの「会社の老化は変えられない」「地頭力」などの著作や講演活動で有名な細谷功さんに決まり、
「組織の劣化とどう戦うか?」(仮題)になると思います。今の日本企業が組織的にだめになっているぞと現実社会にミートするお話し。
「対策」のところで、結局組織としての「目的」なり「創出価値」を意識することにつながる、「組織のVE」ということになるお話を伺えると思います。
発表も煮詰まってきました。トークセッションも増えます。パネルディスカッションが2件、トークセッションが1件加わり、
佐藤が主宰するパネルでは「アジアと日本がどのような交流で活性化していくか」を1時間半討論します。
海外から著名なVEr.が出席されます。
今年の大会発表コマ数は過去最大70コマとスポンサードセミナーやVE体験コーナーが設置されます。
凄い大会になりますよ。
更に23・24日には、工場見学会(ベンチマークツアー)があり、23日はタクトタイムで住宅を作る積水ハウスの見学と
大林組の耐震構造への取り組み研究を学び、24日には世界のトヨタにお邪魔します。
さあ、皆さんまず時間を確保してくださいね。またとないチャンスです。
3.佐藤の著作(通信販売中)…『テアダウンのすべて』お売りします
出てきました。幻になった佐藤の日本に唯一存在するテアダウンの解説書『テアダウンのすべて』が
15冊限定で皆様にお分けできます。
早い者勝ちです。
販売価格は送料を当方で負担しますので定価販売にさせてください。定価は3800円
手続き方法は下記のコストイノベーションの販売と同じ。もし著書のサインが必要な方はお名前をメールでご登録ください。
佐藤のサイン入りでお送りします。
「利益を最大化する『コスト・イノベーション設計ガイドブック』」と「利益を最大化する
『コスト・イノベーション設計支援ツール』(CD-ROM)
日経ものづくり誌に一昨年3月まで連載を書いていました。読者の方々から多くのリクエストを頂き、その連載に、
私の最近のVE理論(これも「モノづくりイノベーション」=共著のVEのセッションで表していますが)を加えて
新たに再編集した新著です。
BRICsやASEANに負けず、日本の技術で、日本で、ものづくりする。
良いものを高く売るための極意を必死に訴えた私の魂本です。従来の設計にとらわれず、
本質的な製品改善ができる内容で、モノづくり関係者の考え方の変革(ガイドブック)と
コスト体質強化の訓練にもなる(支援ツール)材料です。
日経BP社の通信販売です。(書店売りはありません。)
「コストイノベーション設計ガイドブック」 定価:4800円→3800円
「コストイノベーション設計支援ツール(CD-ROM)」定価:58000円→46500円
セットでご購入の場合、 定価:59800円→47800円 です。
ご注文はメール(宛先:vpm_y-sato@cam.hi-ho.ne.jp)で、
お名前: (カタカナも追記してください)
品名と部数:(ガイドブックか、支援ツールか、それを何部か)
送り先:郵便番号とご住所、電話番号 (会社の場合は社名・所属・氏名)をご連絡ください。
振り込み先は、横浜銀行
淵野辺支店 普通 1426644 ㈱VPM技術研究所
(領収証の必要な方は別途ご請求ください)
料金は上記の通りです。恐縮ですが振込料は申込者負担とさせていただきます。
▼ガイドブックについて詳細はこちら▼
http://c.ams1.jp/?e=0qKvuU6hv9SDU6lhhb0
▼支援ツール(CD-ROM)について詳細はこちら▼
http://c.ams1.jp/?e=0qKvuU6hv9SDU7bRhbi
4.VPM技術研究所が山梨の別荘地販売を支援
「週末は、山梨で過ごす」キャンペーンを応援しています
当社の八ヶ岳研修所(山梨県北杜市大泉:清里の隣)の裏山に大型別荘地が展開されることになりました。
その企画をVE的に使用者優先の街づくりを応援しています。
標高1100mの、スキー場・ゴルフ場は近く、八ヶ岳、南アルプス、北岳・富士山が押し迫ってくるような素晴らしい景観。
空気がきれい、水がおいしい、温泉が楽しい。
皆さんも老後のためにまずは土地を確保されてはいかがですか。お友達を誘って、お友達に買わせて、ちゃっかり自分で使う。これも手です。
連絡先は、当社か、地元の㈲浅川建工:090-8614-7384へ
5.セミナーと資格試験のご案内
1) まず資格試験は、
①VEL (VE Leader)
*前期は4月18日(木)から7月31日まで(申し込み受け付け開始:4月1日~)
*後期は9月1日(日)から2014年2月28日(金)(同8月20日~)
②VES (VE Specialist)
日時:2013年11月9日(土)受験受付:同年4月1日~
③CVS (Certified Value Specialist)
日時:2013年9月28日(土)受験受付:同年4月1日~
2)セミナー
①VE基礎講座
東京会場(会場は日本VE協会):7月16日(火)・17日(水)、
8月21日(水)・22日(木)、
9月 5日(木)・ 6日(金)、
仙台会場(仙台商工会議所) 7月11日(木)・12日(金)、
埼玉会場(JA共済埼玉ビル) 7月 4日(木)・ 5日(金)、
大阪会場(新大阪丸ビル別館) 8月15日(木)・16日(金)、
福岡会場(リファレンス駅東ビル)7月25日(木)・26日(金)
(参加費:会員=36,750円、一般=42,000円、学生=19,950円)
②バリューマネージメント実践塾(テクニカルスキルコース)For VES受験
・管理・間接業務のVE:大阪8月29日・30日
・開発設計のVE: 6月24日・25日(終了)
・建設のためのVE:7月18日・19日
・VEブラッシュアップ講座:9月12日・13日、9月26日・27日
③バリューマネージメント実践塾(アドバンスコース)For CVS受験
・VEチームを価値創造集団へと導くエンジニアリングファシリテーション:6月13日
・業績向上に役立つ財務会計と管理会計:7月10日
・VEの原点的思考(機能分析中心):8月29日
・VEを組織手金適用するためのマネージメント:9月3日
お知らせ「VE & Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)
-実際にご活用いただいている企業さんがあります-
多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。
機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がして再度貼り付けも可能です。(たぶん日本で唯一)
タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)
機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)
Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。
佐藤の著作(絶対名著です「Value Engineering」のコピー版:3000円
ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、電話042-753-8658までご一報ください。
◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!