VEニュース(情報)


VEニュース(2013年11月)



目次

1.第3回SAVE-Asia大会兼第46回VE全国大会、成功裏に終了

2.VPM技術研究所が山梨の別荘地販売を支援

3.セミナーの案内と香川県で佐藤の6時間講演

おしらせ:VPMのVE関連グッズの紹介




1.第3回SAVE-Asia大会 兼 第46回VE全国大会、

 10月20日、しとしとと雨の降る品川から、前夜祭の屋形船が隅田川に向けて滑り出したところから
この大会の具体的なイベントはスタートしました。


世界11か国+日本の国際大会、兼ねて実施した第46回全国大会、連日約500人の参加実績が、
例年のこのような大会参加者を日々100人以上も上回る参加となったことが、この大会の魅力を証明してくれたと思います。
主なセッション単位で、この大会の素晴らしかったことを皆様にご紹介しましょう。
ちなみに実行委員長の佐藤は、開催ホテルに泊まり込み、すべての行事のアテンドをさせていただきました。
私も大いに楽しめました。


今年の大会の主な特徴を書き出しておくと、

*本格的実行委員会を組織しました。従来は、実行委員長はいるが実行委員は=0の年もあり、
   主として協会事務局運営大会でしたが、実行委員会に運営が移りました。それによって大会は大きく変わりました。
   実行委員が本当によく企画・起案・実行をしました。


*必要経費が高まるも、参加者負担が増加しないように、初の試みで、スポンサーやご寄付を募り、
   資金調達を行いました。ご協力いただいた企業、個人の皆様ありがとうございました。
   ちなみにわがVPM技術研究所も寄付企業の一角に名を連ねました。


*資料集は廃止し、すべてUSBメモリーにしました。軽量コンパクトで利便性が大幅向上。
   スポンサーにはファインネックス㈱様になっていただきました。


*ホスピタリティに配慮し
 ・全会場に同時通訳を配置し、どの会場でも日本語と英語の音声が流れました。その通訳も超一流の人を配置しました。
 ・英語の分かる実行委員は名札に米国、ドイツなどの国旗を貼りました。海外からの方々への配慮です。
 ・大会内容や会場、発表者のプロフィールを詳述した「プログラムガイドブック」を日本語、英語版で準備しました。
    これも初の試みです。


*発表形式も、発表者の一方通行にならない様、質疑応答の時間を確保するとともに、会場との会話を主体とした、
   パネルディスカッションを3つも準備しました。


*スポンサードセミナーを初の試みで実施、CVSコーナーも充実しました。

*前述のように名札を、よく読める名札機能に変えました。
   素晴らしい多機能ストラップをスポンサー〈北越工業〉にご提供いただきました。

*コーヒーブレークも新しい試みで、皆様に一服していただきました。

Networking Partyも、ただ飲み食い、おしゃべりするだけでなく、
   いろいろなアトラクションを加え、楽しさ2倍返しを行いました。


*大会前後に、歓迎イベント(屋形船クルージング)、BM(ベンチマークツアー)を2日間加えました。

VE5原則の変更の原則に沿い、こんなに多くの変化を組み込んだのです。自分(実行委員長)にも、
  実行委員の皆様にも「本当にご苦労様でした!」を言いたい。



1)前夜祭:屋形船クルージング


    20日、佐藤は大会の開催されるホテルで海外のお客様をお迎えし、担当の曽我委員は品川で、
やはり海外からのお客様、日本人を集約して、品川の「船清」に集結しました。
当初予定の23人は海外からのお客様が2名欠員となりましたが、大型の屋形船は静かにお台場へ、
そして隅田川を上り、スカイツリーが見える(はずの)ところまで行きましたが、垂れ下がる雲に邪魔されて、
両岸のビルのネオンで景色は終了。
しかし、お刺身、揚げながらいただく天ぷら・・・そして飲み放題のお酒。会話、楽しい2時間でした。

 

    屋形船の中の団欒風景


2)開会式


    従来協会会長や海外からの主なお客様、そして実行委員長は胸に大きな花をつけ・・・
最初から方針として国際大会らしく全員が首から下げる名札に統一。司会者も設けず、
歓迎の素晴らしい映像の後の第一声は実行委員長の佐藤から…
ここからこの大会が従来と大きく異なる大会として始まりました。


   写真は開会宣言をする佐藤

 壇上に各国の旗が並び、11か国の方々にご登壇いただき、華やかな国際会議の幕開け。
日本のVE協会瀬口龍一会長の挨拶、SAVEJim Bolton会長の挨拶、そして表彰と続きました。

ちなみに今年度の表彰は、
マイルズ賞は横河電機㈱技術企画センター
VE経営者賞は株式会社リコーの近藤史郎会長
VE国際功労賞は、Jim Rains CVS FSAVE(米)と、Peter Ried CVS FSAVE(独)
VE活動優秀賞は、三菱電機㈱通信機製作所とIsuzu Motor Co.(Thailand)Ltd.=IMCTの2社で、
IMCTは海外企業授賞の第1号になりました。佐藤は1985年にTear Downを指導に行きました。

普及功労賞は、常石造船㈱の西嶋孝典氏、三菱電機の村井康治氏に贈られました。



3)発表&パネルディスカッション

 基調講演は「組織の老化とどう戦うか」と題してビジネスコンサルタントの細谷功様にお話を伺いました。
マンネリの中で問題点を見失っていく企業が、人間の老いと同じ様に滅びていく。それを如何に食い止めて、
いつも新鮮な企業にしていくか、示唆に富んだお話しでした。

4トラック並列で走った発表セッションでは、受賞報告、入選論文の発表、一般講演、事例発表などは
世界の12か国の方々が41のテーマで発表され、

さらに初日午前は横田尚哉さん主宰の「サービス分野における魅力機能とVE
午後は佐藤の主宰する「VEで共存するアジアと日本、

翌2日目の午後には松田節夫氏の「アジア諸国と日本の技術交流」と3つのパネルセッションが展開され、
熱い、熱い議論が展開されました。


  写真はパネルディスカッション

              Coordinator席の佐藤

       世界から集まったPanelist


 左から、Jim Rains CVS,FSAVE(米)Peter Reid CVS,FSAVE () Amritashu Bardhan ()
平賀輝昭氏(日本・中国駐在)渡辺美稔CVS(日)


 発表内容も海外から多くの方に参加いただきましたので、多彩に富みました。
佐藤の実感は、もう、日本―アジア諸国の格差が僅差になってきたことです。
私たち日本人はうかうかしていられません。この大会から大きな刺激をいただきました。

 各発表の論文やPPTは日英双方の英語で表現されUSBメモリーに収録されています。
もし論文内容だけでも欲しい方は日本VE協会まで要望してください。有料で販売しています。



4)Networking Party

  大会会場を従来のアルカディアから平河町の都市センターホテルに移したことから、多くの施設が広々と使え、
パーティも参加者は例年をはるかに超え100人をオーバーしました。
音楽、映像、そして震災復興のビデオ、アトラクションにあみだくじをパソコンでできるように平本委員が工夫したり、
そのくじで当たった賞品の授与など盛り上がりました。


 例年にない出来事はさらに加わり。今年のワシントンで佐藤が授与を受けたFellowのメダル授与式がありました。
会場には海外から5人のFellow、それに当日出席している日本人Fellowの中神先生、田中先生にメダルが
Jim Rains SAVE
元会長から贈られた。


  写真はパーティで

   乾杯をする横田副委員長        


      会場に揃ったFellowを紹介する佐藤



5)ベンチマーキングツアー

10月23日(水)大型バスに23名の見学者を載せた大型バスが都市センターホテルから、東北道を蓮田まで走り、
東京セキスイハイム工業を尋ねました。午前中は同社で生産する住宅。お客様の要望は全て1軒ずつ異なるも、
お風呂、台所、トイレ、居間、玄関・・・の各ユニットはモジュール化が済んでいてお客様の選択、
即ち選択設計と組み合わせ設計(佐藤の言葉ですが)。これで1日約10棟の住宅がコンベアー上で造られていき更に、
品質保証がしっかり行われている生の姿をしかとみさせていただきました。

海外からの方はとてもびっくりしていました。

午後はそこから東京の郊外清瀬市にある、大林組技術研究所へ。
地震があっても揺れない建物、免震建築、耐震建築、音の問題、防火の問題などを将来的に研究している設備を拝見。
スカイツリーの足元の変わった構造、大林組に建ててもらった建物なら、
大きな地震でも安心して住める建物があることを確認できました。

10月24日は、新幹線に乗って名古屋のトヨタに行きました。
まず、名古屋駅、銀の時計に集合して、バスでトヨタテクノミュージアム産業技術記念館へ。
豊田佐吉翁が自動織機を創り、豊田章一郎氏が自動車を開発し、ものづくりの変遷、自動車の変遷をつぶさに学びました。
昼食後、トヨタ自動車元町工場を訪ね、流暢な英語の案内、トヨタのモノづくりの実態を拝見してきました。
稼働率97.5%、計画通りの生産状況で残業不要のものづくり、自動化率96%のボディ工場…勉強になりました。
驚きの溜息を突き乍ら、三河安城駅に向かう車中、Jim Bolton SAVE会長から丁重にお礼の言葉を、Craig Squires前会長からも
感謝の言葉をいただきました。


新幹線に乗って、ついに佐藤の役目がすべて終了と相成ったわけであります。
次のAsia VE Conferenceはどうやら受けてもらえる国は内容で、いつやれるかわからないと言っていました。
皆様、ご苦労さまでした。


2. VPM技術研究所が山梨の別荘地販売を支援「週末は、山梨で過ごす」キャンペーンを応援しています六本木ヒルズで、山梨県主催の説明会開催

期日: 平成25年11月16日(土)11:00~17:00
11月17日(日)10:00~16:00
会場: 六本木ヒルズハリウッドビューティプラザ10階  http://www.hollywood.ac.jp/access/

 当社の八ヶ岳研修所(山梨県北杜市大泉:清里の隣)の裏山に大型別荘地が展開されることになりました。
その企画をVE的に使用者優先の街づくりの視点で応援しています。

 標高1100mの、スキー場・ゴルフ場は近く、八ヶ岳、南アルプス、
北岳・富士山が押し迫ってくるような素晴らしい景観。空気がきれい、水がおいしい、温泉が楽しい。

 皆さんも老後のためにまずは土地を確保されてはいかがですか。
お友達を誘って、お友達に買わせて、ちゃっかり自分で使う。これも手です。

 連絡先は、当社か、地元の㈲浅川建工:090-8614-7384へ



3.セミナーと資格試験のご案内

1)香川県で6時間講演

 11月14日香川県でコストイノベーションの6時間講演を行うことになりました。
この講演は昨年暮れから東京、大阪、名古屋と行ってきた内容を基本にし、
さらに情勢変化を踏まえてコストイノベーションについて6時間お話しします。


   主催: 香川県システム技術研究会
   期日: 11月14日()
   連絡先:濱田敏弘(hamada@itc.pref.kagawa.jp)
                      香川県産業技術センター システム技術部門
        〒761-8031 高松市郷東町587-1
        TEL.087-881-3175   FAX.087-881-0425

ご参加ご希望の方はまずはVPM佐藤までお申し出ください。

2)もう1件、日経BP 社主催の講演会があります。こちらも参加無料です。

1.セミナー名称:ものづくりフォーラム2013 autumn
                           「設計プロセス革新とドキュメントマネジメント」
                           (参加者約150名予定/受講無料)
2.講演内容 :特別講演「付加価値ある製品開発のための設計プロセス革新(仮題)」
3.日   時 :20131126日(火) 1時間(予定)
4.場   所 :東京・目黒雅叙園(JR・東急・地下鉄目黒駅徒歩5分)
5.主   催 :日経ものづくり
6.お問合せ先 :日経BP社 技術情報広告2部 森田知己
TEL03-6811-8021FAX03-5421-9194E-mailtmorita@nikkeibp.co.jp
108-8646東京都港区白金1-17-3


3)資格試験は、

 
①VEL (VE Leader)
*前期は4月18日(木)から7月31日まで:終了
*後期は9月1日(日)から2014年2月28日(金)(申し込み受け付け中)

 ②VES (VE Specialist)
  日時:2013年11月9日(土)受験受付:同年4月1日~

 ③CVS (Certified Value Specialist)
  日時:2013年9月28日(土)受験受付:同年4月1日~


4)セミナー

①VE協会基礎講座
(2日間14時間コース)
東京会場(会場は日本VE協会):11月6日(水)・7日(木)、11月25日(月)・26日(火)、
                                           12月5日(木)・6日(金)、
                                             1月21日(火)・22日(水)、
                                             2月13日(木)・14日(金)、
                                             3月12日(水)13日(木)、

仙台会場(仙台商工会議所)後期はありません。
埼玉会場(JA共済埼玉ビル)後期はありません。
大阪会場(新大阪丸ビル別館)11月12日(火)・13日(水)。
京都会場(京都私学会館)12月12日(火)・13日(水)
岡山会場(第1セントラルビル1号館)終了しました
福岡会場(リファレンス駅東ビル)後期はありません。
(参加費:会員=36,750円、一般=42,000円、学生=19,950円)


②バリューマネージメント実践塾(テクニカルスキルコース)For VES受験
       ・管理・間接業務のVE:終了しました。
   ・開発設計のVE:終了しました。
   ・建設のためのVE:終了しました。
   ・VEブラッシュアップ講座:終了しました。


③バリューマネージメント実践塾(アドバンスコース)For CVS受験
       ・VEチームを価値創造集団へと導くエンジニアリングファシリテーション:終了しました。
   ・業績向上に役立つ財務会計と管理会計:終了しました。
   ・VEの原点的思考(機能分析中心):終了しました。
   ・VEを組織的に適用するためのマネージメント:終了しました。



 


お知らせ「VE & Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

-実際にご活用いただいている企業さんがあります-

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がして再度貼り付けも可能です。(たぶん日本で唯一)

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。

佐藤の著作(絶対名著です「Value Engineering」のコピー版3000円

ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、電話042-753-8658までご一報ください。


                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!