VEニュース(情報)


VEニュース(2014年07月)



目次:


1.   日本VE協会の会長が新しく就任されました。

2.   佐藤のセミナー:ガンガン増えてきました

*「部品削減とMD」7月25日(金)…これ注目!

*VEセミナー:満員御礼!次回は10月

*FASTの導入セミナーも検討中

3.   坂本CVSさんのセミナー紹介

4.   VE協会のセミナー

おしらせ:VPMのVE関連グッズの紹介


1.日本VE協会の会長が新しく就任されました。

 素晴らしい経験をお持ちだった、日立建機の社長・会長を務め、日立製作所の役員も務められた瀬口龍一さんに変わって、
第5代目の会長に
近藤史朗さんが就任されました。近藤さんは株式会社リコーの代表取締役会長で、
リコーを素晴らしいVE企業に育てられました。その他退任された役員、信任で就任された役員も今回の改選期に入れ替わりがありました。

 せめて会長さんの名前は皆さんしっかり覚えてくださいね。

新役員はこちら http://www.sjve.org/about/officers/


2.   佐藤のセミナーにお越しになりませんか…中身が違います!

1)『部品数削減戦略とモジュラーデザイン』は7月25日

部品数削減。平凡な言葉。でも改めて考えてください。こんなに数多くの種類を持たなければビジネスできないのでしょうか。
古くて新しい課題です。

    私は、コンサルタントとして、韓国や台湾・中国でこのテーマを提起したら、通用しないという経験をしたことがあります。
なぜか。そもそも彼らは日本の様に種類を増やさないからです。

    古い部品の補修パーツの要求に困っているのではありませんか。造れますか、外注先で造ってくれますか。
とてつもない値段を要求されていませんか。

   今日描き上げた図面(部品)は企業にどんな効果をもたらしているか考えたことがありますか。

・準備費から、品質保証、金型&生産設備、在庫、補給部品在庫含め、部品が消滅するまでにいくらの費用が掛かりますか。
・それ以上に企業に恩典(利益)をもたらしていますか。
・死んだ部品(もう使わなくなった部品)を後生大事に管理していませんか。いくら費用が掛かっていると思いますか。

「わかっている」けど「できない」。そう、作らない仕組みがないのです。上手に作る(組み合わせる)仕組みがないのです。
葬る仕組みがないのです。あなたの箪笥に古い洋服、もう着ない洋服が山ほどあるのと一緒ですね。
思い切って捨ててしまいましょう。思い切って新しいスーツを着ましょう。思い切れる「仕組み」をつくりましょう。



    そもそも、部品が増える要因は何処にありますか。設計だけが増やしているのでしょうか。営業の要求はどうですか。
それは本当にビジネスになりましたか。

    部品の種類数がいかに企業経営を左右するか。固定費削減は言うまでもなく、開発期間短縮や納期短縮、
サービス部品補給の迅速化、ものづくり工程の標準化・・・。様々な要素に効いてきます。だからこそ、全社を挙げて、
戦略的に取り組む必要があるのです。

 今回、部品数削減戦略と銘打って広く提起していきます。「いまさら」かも知れませんが、できていないなら「やるしかない」。
1991年、社名が消えそうないすゞの窮地を救った佐藤の経験が、戦略推進の後押しになれば、という願いを込めて、
敢えて講演会をセットしました。

日時:平成26年7月25日(金)13時30分~ (16:45終了予定)
○場所:ウィンクあいち 1102
参加費:21,600円(中産連会員:税込) 25,920円(中産連会員外:税込) 
   上記参加費で、1社最大『5名』様まで上記受講料でご参加頂けます。

○定員:70名


2)VEセミナー
 6月は超満員でした。次回10月
 CVSや講師の方の見学も歓迎


6月16日から18日浜松で行いました。28人もお集まりいただきました。
佐藤のセミナーでは、そのまま実践で活躍頂けるレベルに育成する『熱血セミナー』です。掛ける時間は3日間で約30時間。
この間に世の中の最新情報や、新しい機能開発手法の「生活研究」を交え、難しい機能系統図を易しく作る方法や「FAST」の概念を学び、
品質保証に至るまで、実践的にしっかりチームメンバーで考えていただくセミナーです。


次回、10月のセミナーをご案内しておきます。
ちなみに、佐藤は中産連(一般社団法人中部産業連盟)の企画に乗って、年に3回、VEセミナーの講師を担当しています。
今年は更に「部品数削減とModular Design(仮称)』セミナーも企画しています。(下記参照)

正式名称は「本気で取り組むValue Engineering基礎セミナー」
期日:10月14日(火)~16日(木)(8時45分~20時まで、初日は9時開会)
会場:アクトシティ浜松 研修交流センター
参加費:62,600 円(中産連会員:税込) 66,960円(中産連会員外:税込)佐藤の紹介は中産連会員扱いにしていただいています。


日本では多くのVEセミナーが1214時間の、VEL受験資格取得セミナーの様になって開催されていまして、
中には優秀な方も見られるようですが、セミナー後、自分からチームを率いてチーム活動ができる人をほとんど見ません。

私のセミナーは1985年いすゞ自動車で始めたときから、3日間30時間を費やして、
*自分(チーム)で考え、ユーザーの立場に立って機能を開発する。
*自分(チーム)で考え、その機能を分析、整理する。
*自分(チーム)で考え、機能を満足するアイデアを出す。
*自分(チーム)でアイデアの品質保証をする。

こんな内容を展開(開催都度進化)しています。元々は宿泊研修、「終わり仕舞い」を標榜していましたが、
各企業さんでは宿泊扱いに困り、3日間の通いにしました。しかし、終わるまで夜帰ることができないこともありました。
厳しいが、自立できる
VEr.を育て、実際にセミナー後、即、企業内で実践できる人も数多く輩出しています。

今回から特に新しいカリキュラム「新機能開発:生活研究の方法」を加え、ますます時間が足りないセミナーになります。

サラリーマンは生涯で、約9000~10000日働きます。たったの1日を惜しんで(3日間⇒2日間に)9000日を
効果的に過ごせないなんて悲しいことです。

また受講の先送りも勿体ない事です、次に受講するまでの間、今までの古い文化、古い仕事の考え方で臨むのも、
か悔しいものを感じます。


如何ですか、思考改革を佐藤がお教えします。新入社員も歓迎しますが、中堅エンジニアの育成は「今でしょ!」
皆さんの企業でVEを指導されている方の体験見学(講師見学コース:VES資格者以上=会費など別途相談)も歓迎です。
日本のVEを強くしたいのです。



お越しください。初日前泊、終了日は熊本にまで帰ることのできる、
日本の真ん中、「浜松」で開催。もちろん通学できる方はなお歓迎。

このURLをお開きください。
http://www.chusanren.or.jp/sc/sdata/2893.html


3)FASTセミナーの開催予告

 皆さん、機能系統図をさらさらと描けますか? VEの祖であります産能大学の玉井正寿先生が作られた素晴らしい技法ですが少々難解。
私は日本の機能系統図は世界で最も素晴らしい作品だと思っていますが、残念ながら日本以外では通用しません。
世界ではVE技術を発明・開発したアメリカでFAST(Functional Analysis System Technique) Diagramが使われています。
日本の技術輸出の遅れによって海外の日系企業では、現地でVEを語るためにはFAST Diagramを用いないと通用しません。
海外で日本語が通用しないのと同様、機能系統図は通用しないのです。そこで、

 ㈱VPM技術研究所は、㈱FA(Functional Approach)研究所とタイアップして、本年11月10日の週に、
SAVE(アメリカVE協会)会長のCraig Squires CVSをお招きしてFASTの講習会を開催する予定で詳細を現在詰めています。

東京と大阪で2日間の入門コース、更に希望者には1日間のUp Gradeコースの準備を計画しています。
追ってご案内をします。乞うご期待を!


3.坂本幸一(CVS)さんのセミナー「3分間発想法」紹介(継続紹介)

 佐藤と一緒にTear Down VEを学んだ坂本幸一CVSが発想法のセミナーを企画しています。
 坂本さんはTCM(現在は、*産機は日産と合併しユニキャリアに、*建機は日立建機に)でフォークリフトなどを創っていました。
取締役資材部長にまでなられた方ですが、滋賀工場時代に私と一緒に勉強した方で30年以上の友人です。

TCM時代にCVSになられましたが、なんと横に動くフォークリフト(Acroba)の開発や、コンテナキャリヤーなどに
ものすごくたくさんのアイデアを反映しました。VE活動の中でとても難しいのがアイデア発想ですが、
私が観る日本のVE界で、最もユニークで奇抜なアイデアを発想できる第一人者と思っています。

彼が「3分間発想法」(山口善民CVS=元積水化学 著)の発想法をベースに、同名のセミナーを何回も成功させてきました。
その成功から、各社で学んでいただける「3分間発想法」実践セミナー(1日コース)を企画しています。
是非皆さんのお会社で導入してみてください。

お問い合わせはKS バリュー・コンサルティング 代表 坂本 幸一 (CVS-Life)さんまで。
ks.value.consulting@gmail.com


4.日本VE協会のセミナー(継続掲載)

今まで日程をご紹介してきましたが、http://www.sjve.org/events/seminars/をクリックして、協会のホームページをご覧ください。



お知らせ「VE & Tear Down 小道具の斡旋」(継続掲示)

-実際にご活用いただいている企業さんがあります-

 多くの方々から、「VEの機能カードは無いか」「Tear Down展示用のタッグは無いか」とお問い合わせいただいており、このたび準備し小分け販売することになりました。

機能カードは裏に接着剤が付いていて、綺麗に貼り付けることが出来ます。剥がして再度貼り付けも可能です。(たぶん日本で唯一)

タッグは、5色あり、機種名、部品名、部品番号、コスト、重量、材質、その他の情報が記入できるように印刷されています。勿論取り付け用の針金付です。(写真参照)

機能カードは200枚単位で販売(2000円、送料当社負担)

Tear Down Tagは5色100枚単位で販売(5000円、同)です。

佐藤の著作(絶対名著です「Value Engineering」のコピー版3000円

ご要望は、弊社アドレス vpm-office@dol.hi-ho.ne.jp もしくは、電話042-753-8658までご一報ください。


                      




◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!