VEニュース(情報)
VEニュース(2015年05月)
目次:
1. Jerry Kaufmanさん逝く
2. 佐藤のVEセミナーは6月です
3. 坂本CVSが、今度は開発購買のセミナーを
1.Jerry Kaufmanさん逝く
私の大の親友であり、世界のVE界にあって、その右に出る人のいないほどの重鎮のJerry Kaufmanさんが4月15日亡くなりました。
彼はLarry Miles亡きあと、William Lenzer 氏とSAVEを強烈に引っ張ってきた人で、Lenzerさんが若くして他界したために、
重要な組織の錘の様にどしっと構えSAVEを見守ってきました。
私は1989年、インデアナポリスのSAVE大会で初めて論文発表をしたが、その時の座長が彼でした。
そのご縁で、その後どんどん親しくなり、何度彼の家に泊めていただいたか、彼も奥さんのHarrietさんと、
何度我が家に来られたか分からないほどの、親交を深めました。
アメリカに行き出した頃、日本人デレゲーション全員を自宅に招きガーデンパーティを催していただいた記憶が強烈でいつか自分も・・・と
一つの目標にして仕事に臨み、2007年秋、私の会社の山梨研修所で、彼也Harrietさん含め、海外の方々全員を招いて
ガーデンパーティを拓くことができたがまるで昨日のような気がする。
1995年、私をSAVE Fellowに、彼は推薦人の音頭取りをし、中心になって推薦していただき、
日本人で初(アメリカ人以外でも初)の栄誉をいただいたのも彼のおかげであった。
技術的にも交流が深く、最初の著作の「Value Engineering」では帯に推薦の言葉を挿入していただき、
本文にも彼の主張を何度となく入れさせていただいた。2004年には共著(英語版)「Tear Down VA」をアメリカで出版、
これは日本人初受賞となるPaper of the Yearに選ばれる快挙に繋がった。
ジョンウェインを彷彿させる風格と歩き方、多くのアメリカ人イヤ世界のVEr.が彼に師事し、育ちました。
心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。
2.佐藤のVEセミナー:次は6月です、講演は9月です
2月セミナーは新しい概論で機能向上の原資をどこから捻出するかを学んでいただき盛況裏に終了しました。
次は6月24日(水)から26日(金)です。
ドンドン中身を充実させています。日本では多くのVEセミナーが12~14時間の、VEL受験資格取得セミナーになっていて、
中には優秀な方も見られるようですが、短時間で確かにVEのセオリーを学べますが、多くの受講された方々はセミナー後、
自分からチームを率いてチーム活動ができる人をほとんど見ません。それはVEは経験工学で、体験する時間が十分でないからです。
佐藤のセミナーは1985年いすゞ自動車で始めたときから、3日間30時間を費やして、
*自分(チーム)で考え、ユーザーの立場に立って機能を開発する。
*自分(チーム)で考え、その機能を分析、整理する。
*自分(チーム)で考え、機能を満足するアイデアを出す。
*自分(チーム)でアイデアの品質保証をする。
こんな内容を展開しています。従って、終わるまで夜帰ることができないこともありました。
厳しいが、自立できるVEr.を育て、実際にセミナー後、即、企業内で実践できる人も数多く輩出しています。
特に前回から、1st Look VEや、生活研究による機能開発法が加わりました。
サラリーマンは生涯で、約9000~10000日働きます。1日を惜しんで(3日間⇒2日間に)9000日を効果的に過ごせないなんて悲しいことです。
また受講の先送りも勿体ない事です、次に受講するまでの間、今までの古い文化、古い仕事の考え方で臨むのも、
何か悔しいものを感じます。
如何ですか、思考改革を佐藤がお教えします。新入社員も歓迎しますが、中堅エンジニアの育成は「今でしょ!」
皆さんの企業でVEを指導されている方の体験入(見)学も歓迎です。日本のVEを強くしたいのです。お越しください。
初日前泊、終了日は熊本にまで帰ることのできる、日本の真ん中、「浜松」で開催。このURLをお開きください。
http://www.chusanren.or.jp/sc/sdata/2893.html
それに、早くも講演の話が舞い込み、具体的に決まりました。
9月9日新橋で、6時間講演。タイトルは、
「本当に使えるVE
――コスト削減を超えた機能向上・競争力強化を実現する」
ワークショップも加え、6時間バッチリ訴えます。もう遺言かも知れません。魂を投げます。
順次ご案内していきますが、まずは9日空けておいてください。
3.坂本幸一CVSが、今度は開発購買のセミナーを
私の極めて親しいCVS仲間の一人,坂本幸一さんが、東京、大阪でセミナーを開きます。
大阪は:4月21日(火)「エルおおさか」盛況裡に終了。
東京は:5月15日(金)「渋谷区文化総合センター大和田 区民学習センター」(学習室2)
いずれも、09:30 ~ 16:40で
タイトルは: 「原価企画の実現力の礎、『開発購買』のすすめ」
受講料:15000円(税込)
内容は:
1.「開発購買」がなぜ必要なのか?
① VEプロジェクトは間欠泉
② 日々の改善のネタは、「開発(技術)購買」が育てよ!
③ 情報の育て方・タイムマシンを持とう(種まき ⇔ 肥料、水やり ⇔ 刈取り)
・発言の文化/仕事の可視化
・GVE(点と線、そして面)
④ 「どこでもドア」を持ったスーパーマンが地球(企業)を救う
2. 事例研究とグループ演習
① 点と線、そして面(機能ポイント法、GVE)
② コスト査定のBlack Box をなくす
③ 情報は(意識の無い人の)目の前を素通りする
④ Tear Down 会場はあちらこちらに
⑤ 新技術、新製法は「3現主義」で見極める
3. 「開発購買」に求められる機能(働き、役割り)とは? (グループ演習)
① グループ討議
② 「開発購買」の機能系統図の作成
4. 成果発表会
5. まとめ
坂本CVSから一言:
今、企業で注目の原価企画。この原価企画の実現力を支える大きな要素が「開発購買」だと言えます。
20年の開発購買経験をもつ講師が数多くの実例を挙げながら、皆様と共に開発購買のあるべき姿(機能系統図)をつくり上げていきます。
是非ご参加を!
(詳しくはこちら)問合せ、資料請求先
KS
バリュー・コンサルティング 代表 坂本 幸一 CVS
ks.value.consulting@gmail.com
◆ SAVE大会の案内や、行事案内。
◆ データや出来事、トピック。
◆ VE協会の案内など
随時掲載して行きますので、お楽しみに!!