イベント紹介
(2005年5月)イベントを紹介していきます。
【イベント紹介】
『第十七回“PM研”研究会のご案内』
拝啓 皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。陽春の候、季節の変り目ですがお変わりなくお元気でお過ごしのことと存じます。
今回のテーマは【VAとRFID】です。研究会で検討していくことを平たくいえば、VAはものづくりの改革となりましょうか。 現在、鉄鋼材料に始まった原材料費の高騰は多くの企業コスト面の圧迫をもたらし、その反動の一つとして、購買政策が大きく変わってきております。従来の取引先との取引を断念して新たな取引先を模索して転注したり、中国を中心とするBRICsへの海外調達への短絡などの現象が生まれてきています。しかしこれで果して宜しいのでしょうか。そこで株式会社VPM技術研究所代表取締役所長佐藤 嘉彦氏に講演をお願い致しました。
先生は「自力で価格破壊に対抗する手立てを、取引先とのパートナーシップの確立や、テアダウンなどの改善管理技術を中心に見直してみたい。」と講演の要旨を述べられておられますが、海外技術者との交流も多い先生の講演には耳を傾けるヒントが続出と思われます。今回はVA(Value Analysis)の技術論だけでなく、大きな視点のポイントが出てまいりますから関係される皆様はぜひ参加下さい。
次にRFID(Radio Frequency Identification)は、高帯域通信普及の整備とBSE問題・偽造表示問題に端を発する品質管理・履歴管理要求の高まりがあり、その開発に期待が持たれています。
しかし現在実際に導入するとなると、RFIDタグのコストや認識率、管理方法などの課題が存在しております。導入目的や運用方法に応じた基盤の整備や設計が必須ですが、ここで業務システムへの適用を想定し製品開発を行っておられる株式会社ICブレインズ取締役営業部長高橋 秀氏にご足労願ってその現状と将来をお話し頂くことと致しました。皆様におかれては今日的課題の二つの貴重な講演ですので、ぜひ奮ってご参加下さる様お待ちしております。 敬具
記
T.日時:平成17年5月16日(月)13時10分から受付開始しますが、研究会は16時50分迄。
U.会場:大阪駅前第2ビル6階 大阪市立総合生涯学習センター第2研修室
大阪市北区梅田1−2−2−500 Tel06−6345−5000(代表)
☆JR大阪駅、阪急・阪神・地下鉄梅田/西梅田駅から地下道をお越し下さい。駅前第2ビル
地下2階の東側EVホールから乗り6階で降り、EVホール続きの廊下を左に曲がりすぐ。
当日は事務局が案内に立ちます。→6階は大半が大阪市立大学大学院のサテライト教室ですので、迷わな
いで下さい。総合生涯学習センターの事務室と大半の設備は5階ですが、そのなかで第2研修室だけが6階に
あります。
V.プログラム 総合司会: 栗原 修造理事
(1)講演『BRICsに頼らないコスト破壊戦略とその進め方』 13時30分〜15時10分
〜テアダウン(究極のベンチマークテスト)の今日的意義〜
(講師) 株式会社VPM技術研究所 代表取締役所長 佐藤 嘉彦
(2) コーヒーブレイク 15時10分〜15時30分
(3)講演『RFIDの開かれた世界』 15時30分〜16時50分
〜RFID(非接触自動認識)がこれからのユビキタス・コンピューテイング社会を支えます〜(講師)株式会社ICブレインズ 取締役営業部長 高橋 秀氏
W.研究会参加費 3,000円 (会名義領収書を発行致します。)懇親会参加費 2,000円(参加費と合算で会名義領収書を発行致します。)
懇親会会場:スーパードライ阪神(阪神百貨店B2F) 17時30分〜19時30分
Tel:06−6345−5006 ☆駅前第2ビルから地下街を通り、徒歩数分で移動しますが事務局が先導しま
す。懇親会会場はコタツスタイルですので講師とゆっくり懇談致しましょう。
X.研究会プログラムのご案内(1)講演『BRICsに頼らないコスト破壊戦略とその進め方』 佐藤 嘉彦氏
鰍uPM技術研究所のHPより要約→http://www.cam.hi-ho.ne.jp/vpm_y-sato/index2.htm
VPMは何の略?→( Value Management Profit Management)
(佐藤 嘉彦氏のプロフィール)
1963年いすゞ自動車入社。原価企画部に所属時原価改善業務に従事するが、GM社よりTear Downの示唆を受けTear Downを初めて試行し成功させる。1976にはテアダウン法を完成させ一般公開をする。
1988年にアメリカVE協会(SAVE International)より日本自動車業界最初(第1号)のCVS(Certified Value Specialist = 国際VEコンサルタント)に合格・認定される。
同年日本VE協会参与に就任、現在に至る。
2年後にいすゞ自動車 原価技術推進部長に就き、原価改善技術を社内外に指導する。
1995年5月にSAVEより外国人初のFellow Award受賞しFellowとなる。
1997年いすゞ自動車は 業界初の「マイルズ賞」を受賞するがその中心的役割を果たす。
1999年にいすゞ自動車を離職、(株)VPM技術研究所 所長に就任。
2000年には:新しいコンサルタントの資格である、全日本能率連盟認定のJ−MCMC(マスターマネージメントコンサルタント)
□現在:VPM技術研究所代表取締役所長、日本VE協会参与、CVS−Life、FSAVE、J−MCMC。
佐藤嘉彦氏の出版物著書紹介:☆書籍:
@「社内標準化推進の実際」(共著:日本規格協会)
A「実践決定版 “バリューエンジニアリング”」(ユーリーグ社)
B「究極のベンチマーキング“テアダウンのすべて”」(日経BP社)中国語版:(財)中衛発展中心(台湾)、英語版(下記★)
C「事例で学ぶ応用と実践“元気が出るVE”」(日経BP社)
☆ビデオ:
@「テアダウン実施マニュアル」(安井電子出版)
AWSS「元気が出るVE」(日経BP社)
☆ソフトウエアー:
@「コストチェック3055」(日経BP社)
★新著(英語版)『VA-Tear Down』の紹介:
世界No.1のValue Engineerで米国第9代VE協会会長のJerry Kaufman 氏と共著で『VA-Tear Down』を昨年末発刊。上記「テアダウンのすべて」を元にKaufman 氏が更にVA/VEの良さを加え充実した内容になった。これで3ヶ国語の「Tear Down Book」が出揃った機会に、日本の海外企業でも活用頂きたく。
【ご利用いただきたい方】
@ 海外の生産拠点で改善活動を展開したい方。
A 同じく海外で、開発業務を推進したい方、している方
B 現地の人達にVAや日本の技術を紹介したい方
C 日本で海外企業のスタッフ教育をされている方
D Kaufman 氏を知ってみたい方、英語の本を読んでみたい方など。(U)
【タイトルにVA、なぜVEではないか】
筆者は元々VEのCreativeなところに魅力を感じてこの世界に飛び込み、常々分析(Analysis)より
Engineeringの方が適用範囲も広く創造的であるとのイメージを持っていた。Jerryとの3年間の議論の結論は、
@ マイルズはもともとVAで始めた。
A VAは、「競争力利点を探し出すために顧客が感じたままに商品価値を分析する」とい うマーケティング用語でもあり、この本のテーマにはその要素が十分含まれている。
B テアダウンの定義には「比較対照価値分析法」と分析の言葉が出てくる。C 更に、この技術の適用範囲としては新製品開発(1st look)にも十分当てはまるが、この技術の対象の多くは、現製品改善(2nd look)に適用されるケース、プロセスが多い。
D「Value Analysis」の語は世界的用語になっている。しかし、Value Engineering については、欧州諸国などまだ釈然とせず論議の的である。←などからです。
(今回の講演のご参考にホームページから要約して紹介しております。)
講演『RFIDの開かれた世界』 同社のHP→http://www.icbrains.com/index.html 高橋 秀氏
鰍hCブレインズはRFID技術を利用したシステムソリュ−ション提供事業を中心に事業展開
をしようとしておられる会社で、事業ビジョンは【社会に「安心」と「安全」のソリューションを提供】にあります。現在各開発を進めておられる状態にあり、事業内容はオフイス入退館管理システム、媒体在庫管理システム、医療セキュリテイシステムなどの
@ システムコンサルテイング事業
A システム企画・開発・製造・販売事業
B システムメンテナンス事業
C IDセンター事業を展開されようとされております。
講演ではまず「RFIDとは何か」でそれは無線を利用したID自動認識システムであること、その原理、RFIDの種類の解説をして頂きます。次いで業界の動向・国際標準化の動向などにふれて頂き、「ICタグによるユビキタス社会の未来像」で未来の俯瞰像を示して頂きます。このビジネスのキーポイントはITイノベーションであることですので、関連するアプリケーションの展望をして頂きます。最後に鰍hCブレインズ社の取り組む創造型ビジネスのお話しがあり、同社の目指すものが明確になると思われます。
◇◆当研究会の参加申込みは<PM研>HPからお願いしております◆◇
□NPO法人 生産システム実践モデル研究機構 <PM研>
〒542-0081 大阪市中央区南船場4丁目8番5号南船場大阪産業ビル6階
(潟Pー・エス・デイー内) 事務局携帯 090−9710−9371
(ドメイン名)http://pm.dum.jp (代表メールアドレス) pm@pm.dum.jp
申込みはPM研ホームページを立上げて、TOPページ→「参加申し込み」を選択し各項目を入力して送信下さい。折り返し確認メールをお送りします。
◆事務局栗原修造メールアドレス E-mail kurisyu@hcn.zaq.ne.jp でも可能です。
こちらで申し込みを頂いた方にも、メールの返信で確認の連絡をさせて頂きます。
お申し込みは、@会社名 A参加者氏名 B複数名申し込みは連記 C部署・役職D懇親会参加有無
E連絡先住所とTel番号とFax番号 F確認連絡先の氏名 を記載して下さい。
◇当研究会のご案内は開催都度メールにて行っております。知人でメール送信ご希望の方がありましたらお申込み下さい。
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今月の企業革新のポイント:
今何が求められているか−最近の講演、調査から