献血体験記2001


12月5日(水)

随分間があいてしまったが、思い立って献血。 行き慣れた新宿東に行ったが、献血ルームのあるビルの前では、 客引き(というと聞こえが悪いが)が頑張ってた。 「週末の手術に使うために、A型かO型の血液を必要としております。 明日の夕方までにあと70人の方のご協力が必要です。 ありがとうございます。あと69人になりました。」 へー、今日はA型、O型感謝デーか。どっちでもないから行きにくいな。 と思いながら客引きの横を通ってビルに入って行くと、 「ありがとうございます。あと68人です。」 いや、吉成は違うってば。 なんか、申し訳ない気がしてしまう。 吉成はまだ献血に来てるからいいが、このビルの献血とは 関係のないオフィスに用事がある人はもっと嫌だろうな。

週末の血小板輸血にともない、毎週金曜日に医療機関からの 血液依頼が集中します。このため、平日は、特に水曜日、 木曜日の血小板成分献血のご協力が必要となっています。 ということらしいので水曜日に行ってみたのだが、 皆さんそれをご存知なのか、やたらと混み合ってた。 いつもの両腕採血マシンが空いてなかったので、 片腕で4サイクル1時間ちょっとかかりますと言われた。 ちょっと長時間なので、映画のビデオを借りて見ることにした。

映画があと2〜30分というところで、献血が終了した。 よっしゃ、ビデオルームに行って続きを見よう!と思ったら、 10台くらいあるのが全部埋まってた。 残念だが続きを見るのは諦めることにした。 むー、中途半端。次回の献血で続きから見よう (レンタルすりゃいいのに)。

帰りに係りの人から、献血手帳といろいろな注意書きなどを渡される。 「次回は2週間後に献血できます。ありがとうございました。」 そりゃ、できるかもしれないけどさ。 …年内にもう一回行っとこうかな。


8月9日(木)

栃木で献血。 朝9:20から予約していたが、10分くらい遅刻して しまいそうだったので、向かう途中で血液センターに その旨を連絡した。これで安心して運転できる。 なんか、営業っぽい。

今日は針を刺した位置があまり良くなかったらしく、 たびたび採血マシンの警告音が鳴っていた。 針の刺し方が浅く、針の穴が血管の壁に近かったので、 血液を吸う時に血管の壁も吸い寄せてしまい、 うまく血液が針に入っていかないのだ。 その状態になると、針を刺した部分が微妙に振動するので よくわかる。看護婦さんが謝ってたので、許してあげた。 針を刺すのって難しいんだね。

今日は血小板と血漿合わせて、460cc採血した。 血小板はゼリー状になっている。 そのままじゃ製品にならないので、血漿と合わせて製品に するらしい。よーく、見せてもらったのでわかりやすい。 看護婦さんと仲良くすると、いろいろなことを教えてもらえる。

採血前と後に、血圧測定がある。 そこに医者がいるのだが、今日は若い女医さんだった。 いつもより血圧が高かった。 わかりやすいなぁ。


6月17日(日)

今日は父の日ということで、新宿東口で献血(特に意味なし)。 朝9:30から予約していたが、早くから大盛況。いい傾向だ。 例によって両腕マシン。 採血が始まるまでには、針を刺したり、いろいろ セッティングがあるのだが、 「指先にしびれはありませんか?」とか聞かれて、 2人の看護婦さんをいっぺんに相手しなければいけない。 もう大変。

今日は疲れていたみたいで、寝ている間に採血が終わった。 終わった後は、お茶を飲みながら休憩。 休憩をしていたら、係りの人から商品券をもらった。 午前中の成分献血4回でプレゼントがもらえるという キャンペーンを、新宿東口の献血ルームでやっていたのだ。 今後もやっていくらしいが、渋谷の献血ルームの キャンペーンもポイントがたまっているので、 しばらくは浮気するかも。

休憩の間は、旅行関係の雑誌を読むのが好き。 読みながら、ここもいいなぁとか思って、 旅行に行った気分になる。安いもんだ。 新宿までは定期券でタダ。 飲み物は飲み放題。 商品券がもらえて、他人の役に立った気になれる。 そして看護婦さんもいっぱいいる。 いいねぇ、献血。


5月2日(水)

久しぶりに地元栃木で飛び込み献血(アポなしで献血)。 朝早かったので、あまり待たずにできた。しかし看護婦さん曰く、 「昨日は血小板提供者が多かったから、今日は血漿のみの献血になります。 ポイントが少なくて申し訳ないですが、ご了承ください。」 そんな、ポイントなんて関係ないさ。 他人の役に立てることがうれしいのだから(日記のネタだってGETできるし)。

無料自動販売機。コーヒーにブラック、砂糖ありなどのボタンが あるように、カフェオレのところにも2つボタンがあった。 カフェオレのブラックが出てこないかと期待して左側を押したが、 普通だった。

栃木は献血する人が少ないらしく、献血人口増加に向けての アイディアをアンケートで聞かれた。 やはり、インターネットのホームページ。 なんなら、ここからリンク張ってあげようか(効果なさそう・・・)。 でも、栃木はいいよ。図書券くれるし。


3月18日(日)

今日は新宿東口。 血小板の数が少ないので両腕マシン(片腕から採ってもう片方の 腕に戻すやつ)。以前両腕でやった時と同じ場所に設置された機械で、 看護婦さんも同じだった。この看護婦さんは両腕スペシャリスト?

成分献血では、だいたい1時間くらい時間がかかる。今日は、 1時間じゃちょっと足りないけど、ビデオを借りて観ることにした。 案の定、中途半端なところで採血が終了してしまったが、 ちゃんと献血者用のビデオルームみたいのがあって、 そこでコーヒーを飲みながらゆっくりと続きを観ることができた。 あー、休日って感じ。

今日もリレー献血のカードをもらった。 誰かリレーしません? と思ったら、今月いっぱいでキャンペーンが終わりみたい。 誰にもバトンを渡せず、ちょっと残念。


2月24日(土)

初めて渋谷の献血ルームSHIBU^2(指数表示)へ。 予約していたのですぐ受けられた。今日は血漿献血。 ここも新宿といっしょでテレビ、ビデオが観られるが、 有線も聴けるのが良い点かな。 終わった後は、いつものように雑誌を読みながら コーヒーを飲み、ドーナツを食べる。 そのうち係の人が、「お疲れさまでした」と言って、 ポイントカードなどをくれた。 このカードはSHIBU^2でしか使えない。 東京都内くらいは全部共通にしてほしいな。 共通にしなくてもいいのに共通なのが、使えないリレー献血のカード。 でもよく考えたら、これって知り合い同士じゃなくても いいんだよね。「これ使って下さい」などと言って渡せば、 知らないお姉さんとお友達になるチャンスもあるのではないか。 できねえなぁ。

献血後、ずっと乗ってみたいと思っていた、世田谷線に乗る。 ここはパスネット対応かなとか考えながら乗り場に近づくと、 切符売り場がない。改札口に小銭を並べて駅員のさんが一人座ってるだけ。 運賃は130円均一なのだ。150円払って、20円お釣りをもらって改札を通った。 世田谷線は、京王線からも見えて知っているのだが、 最近古い車両を見かけないので、駅員さんにそのことを尋ねてみた。 すると駅員さんは、ちょっと寂しそうに笑って、 「2/10で廃止しました。車庫にはまだあるかもしれませんけどね。」 と話してくれた。そうか、残念だな。もうちょっと早めに献血してれば乗れたのに。 今はみんなバリアフリーの新しい車両になっている。 バリアフリーになっていくことは良い傾向であるが、 古い車両がなくなっていくのは寂しいものである。 しかし、車両がバリアフリーに変わっても、変わらないものもある。 それはこの電車の庶民性である。運転席と客席に壁はなく、 乗務員と客が会話をする場面もしばしば見られる。 ほんの20分くらいの時間だったと思うが、 心温まる一時を過ごすことができた。

さて、世の中の流れはバリアフリーに向かっているが、 たまにはバリアを前面に押し出した車両とか走っていても面白いと思う。 乗るのが大変なだけではなく、しがみついてないと振り落とされて しまうような列車。触れ込みは、「あなたは目的地にたどり着けるか」とか。 あー、せっかくいい話してたのに…。