■結婚披露宴に招かれたら(当日の心得)

○披露宴での装い

1.既婚女性の着物は留袖で、未婚女性は訪問着でよい。 花嫁よりも豪華な服装をしないこと。 まぎらわしい純白のドレスは遠慮する。

2.服装を指定していない場合は、礼服を着ていくのが常識 (って書いてあるけど、最近はスーツでいいみたい。 礼服で行くと浮いちゃうらしい)。 しかし、「平服で」と指定してある場合、それに従わないのは 失礼なことになる。

○披露宴で気をつけたいこと

1.遅刻は厳禁。あわてて駆けつけるようではお祝いの雰囲気をぶちこわす。 少なくとも15分前には到着すること。

2.署名は用意された毛筆で書く。自分のペンを出してサインするのは失礼。

3.会場入口でのあいさつは簡単にする。 ふだんの親しさから、新郎や新婦を一人占めしたり、ふざけすぎたりするのは禁物。

4.乾杯は、酒が飲めなくても口をつける。グラスに口をつけないでおくのは失礼。 乾杯以外の酒をすすめられたときは断ってもよい。

5.食事は周囲の速さに合わせる。速すぎるのも、遅すぎるのも、 周囲の雰囲気をこわすもとになる。

6.食事中は禁煙。吸うならばデザートに入ってからで、 必ず周囲に「吸ってもよろしいでしょうか」と尋ねる。

7.初対面の人でも積極的に話す。ただ黙々と食べたり、 仲間だけで大声で話したり、高笑いするのは慎みたい。

○スピーチのマナーとタブー

1.スピーチの長さは3分まで(原稿用紙2〜3枚が目安)。 だらだら長いスピーチは嫌われる。

2.ユーモアを交えるのはよいが、ウケをねらって ひんしゅくをかうことのないように注意する。

3.突然の指名のスピーチで逃げるのは、新郎新婦や参会者に 対して礼を失することになる。簡単でも堂々と受ける。

4.忌みのことばは、気にする人も多いので避ける (切れる、別れる、離れる、割れる、戻る、死ぬなど。再々などの 重ねことばも「2度の結婚」を暗示するのでタブー)。