'03年2月の新譜より

Alabama
「In The Mood: Love Songs」
<2665円>
2/4
グループとしてはカントリーの歴史の上でも最も多くのナンバーワンヒットを放って長く第一線で活躍を続けて来ました、図抜けてビッグな存在の男性4人組の、そんな中よりラブソングばかりを集めたグレイテストヒッツ的コンピレーションアルバムです。お馴染みの’8・90年代と2つの年代に及ぶきら星のようなあのヒットこのナンバーが、23曲、CD2枚に渡って収録されています(”Disc1”の1・2曲目は未発表曲となっています)。
Blake Shelton
「The Dreamer」
<2665円>
2/4
1976年オクラホマ生まれの、歌唱力のある大型若手シンガーのセカンドアルバムです。彼はいきなり「Austin」が5週連続カントリーチャートでNo.1に輝きましたが、今作でもそれに匹敵するような好楽曲の名バラード「The Baby」が、早速1位に輝き、負けず劣らずの勢いを相変らず見せています。プロデュースは前作と同じ、「He Stopped Loving Her Today」や「D-I-V-O-R-C-E」の作者としてお馴染みのBobby Braddockさんです。ちなみに彼が影響を受けたシンガーは、Dan Seals、Earl Thomas Conley、Hank Jr.、Travis Trittだそうです。
VA
「Keep On Sunny Side: Bluegrass Salutes The Carter Family」
<2591円>
2/4
今脚光を浴び注目を集めておりまして、名前を目にしたり音を聞いたりする機会の多くなっておりますブルーグラスの有名アーティスト達によります、カントリーの礎を築いた伝説の偉大なグループ、Carter Familyのトリビュート・コンピレーションアルバムです。全収録曲・アーティストは以下のようになっています。1. Keep On The Sunny Side - Mac Wiseman & The Osborne Brothers 2. I'm Thinking Tonight Of My Blue Eyes - The Stonemans 3. I'll Pawn You My Gold Watch & Chain - Eddie & Martha Adcock - (with Missy Raines) 4. Wildwood Flower - Joe Maphis And Merle Travis 5. I Wonder How The Old Folks Are At Home - Mac Wiseman & The Osborne Brothers 6. Wabash Cannonball - Benny Martin 7. Cannonball Blues - Grandpa Jones 8. Sailor On The Deep Blue Sea - Mac Wiseman 9. Will The Circle Be Unbroken - Lester Flatt & The Nashville Grass 10. You Are My Flower - The Osborne Brothers 11. I'll Be All Smiles Tonight - Mac Wiseman 12. Jimmie Brown The Newsboy - Arthur Smith 13. Last Letter, The - The Osborne Brothers 14. Maple On The Hill - Joe & Rose Lee Maphis 15. Angel Band - Carl Story & His Rambling Mountaineers 16. What Would You Give In Exchange For Your Soul? - Lester Flatt & The Nashville Grass 17. Wildflower Guitar - Arthur Smith & Benny Martin 18. Memories Of Maybelle - Joe Maphis 19. Mother Maybelle - Curly Seckler & The Nashville Grass - (featuring Marty Stuart & Johnny Cash)。
George Strait
「For The Last Time: Live From The Astrodome」
<2234円>
2/11
'80年代の始め以来、数々の大ヒット曲(カントリーチャートでNo1ソングが50曲と、その長い歴史の上でも第1位の記録となっています)をたゆまず産み出し続け、’8・90年代から現在と、最も多くのカントリーシンガーに影響を与え、歌われ、尊敬をされてい、いまなお現在進行形で衰えを知らない勢いを続けているという、誰もが認める現代の神様的ナンバーワンスーパースターの彼が、20年以上の自身の長い歴史の上でもようやく初めて出したという待望のライブアルバムになります。音源は、テキサス出身の彼らしく、ヒューストンのアストロドームでの2002年3月のものからとなっています。初期の、彼の中でも定番的な超有名でお馴染みの人気の高いナンバーから、’90年代、そして最近の新しいナンバー、そしてタイプもコンテンポラリー、トラディショナル、そしてテンポと、バランスよく様々なタイプの彼の代表曲がちりばめられて16曲収録されています。サウンドも、今風のメリハリのきいた小気味いいビートに、いかにもライブ感のあるトラディショナルなフィドルなどの楽器の音が際立って、スタジオ盤では聞けなかったような”ストレート感覚”のようなものが出ていて、フラストレーションが一気に吹き飛ぶようで、とても気持ちのいい感じになっています。特に注目して頂きたいお薦めの聞きどころは、いつものレギュラーアルバムでは冒険出来なかった?「Deep In The Heart Of Texas」、「Take Me Back To Tulsa」といった”テキサススタンダード”的なナンバーを演っているものが収録されていて聞けるところと、そういったトラディショナルなタイプの曲のサウンドで、今ではマイナーなテキサスのシンガー位にしか見られなくなってしまった?ような、良質な、これこそカントリー、といったピュアな感じ、”ローカル感”のようなものが味わえるところでしょうか。演奏者も、そんな、昔から彼のアルバムで名前の見られます、Benny McArthur(ギター、フィドル)、Rick McCrae(ギター)、Mike Daily(スティールギター)、Gene Elders(フィドル)、Terry Hale(ベース)といった”Ace In The Hole Band”、テキサス関係の人達が目立つようです。
VA
「The Legend Lives On: A Tribute To Bill Monroe」
<2728円>
2/11
1997年にライマン公会堂で行われましたブルーグラスの父、Bill Monroeさんのトリビュートコンサートからの、CD2枚に渡るライブ盤になります。現代ブルーグラス、オールドタイミー、そしてカントリー界からも、多数のビッグネームが参加しておりまして、とにかく超豪華な顔ぶれとなっております(Charlie Daniels、Connie Smith、Del McCroury Band、Jim & Jesse、John Hartford、Marty Stuart、Ralph Stanley、Ricky Scaggs、Tim O'Brien、Whitesなど)。また、今の流行りやブルーグラス、そしてそのルーツを知るという意味でもとても勉強になりますような、必聴の、価値ある1枚と言えるのではないでしょうか。全28曲収録です。
VA
「The Songs Of Hank Williams Jr. A Bocephus Celebration」
<2665円>
2/11
こちらも超豪華な顔ぶれ(Alan Jackson、Andy Griggs、Aaron Tippin、John Micheal Montgomery、Montgomery Gentry、Trace Adkinsなど今人気のカントリーシンガーが中心で、Dan Baird、Lynyrd Skynyrd、Marshall Tucker Band、38 Specialといったロックアーティストの曲も含まれています)の、Hank Williams, Jr.のトリビュートアルバムです。1曲目ではBlake Shelton、Darry Worley、Trick Pony、6曲目(「Country Boy Can Survive」)ではChad Brock、George Jones、Hank Williams Jr.、John Andersonという夢のような共演も実現しています。
Vince Gill
「Next Big Thing」
<2234円>
2/11
カントリー界屈指の実力(ポップ、トラディショナル両方)を持って’80年代半ばからスターとして活躍、’90年代からはトップの中のトップ、現代の男性カントリーシンガーを代表する大スター、という位置まで上り詰めた彼の前作から3年振りとなりますアルバムです。内容は、それだけの期間が掛かっているだけはあるという超充実、といった感じで、全17曲で、全体的にこれまで通りの彼らしい洗練・完成されたようなクオリティーの高い楽曲・サウンドのものばかり、といった具合です。前半は今カントリーのヒットチャートでよく見られるようなコンテンポラリーでキャッチーでインパクトが強いタイプが多く、後半(10曲目以降)は、「カントリーらしい」という曲調・演奏や、じっくり聞かせるナンバーが多くなっている気がしました。とにかくバラエティに富んでいます。全曲彼自身のプロデュースとなっています。また、バックも豪華で、特にバックヴォーカルではAmy Grant、Dawn Sears、Emmylou Harris、Lee Ann Womack、Leslie Satcher、Michael McDonaldなどが参加しています。
Willie Nelson
「Crazy: The Demo Sessions」
<2591円>
2/11
”Sugar Hill Records”よりリリースのこのアルバムは、タイトル通り、彼の’94年に見つかった、’60年代の貴重なセッションのデモテープから選ばれた15曲が収録されており、内8曲が全くこれまで未発表だったものになるそうです。全曲デジタルリマスターされたものになっています。ウイリー(ヴォーカル、ギター)以外の参加メンバーは、次の通りです。Pete Wade、Ray Edenton(ギター)、Buddy Emmons、Jimmy Day(スティールギター)、Hargus "Pig" Robbins(ピアノ)、Bob Moore、Floyd "Lightnin" Chance、Roy "Junior" Huskey(ベース)、Buddy Harman、Willie Ackerman(ドラム)。
Jennifer Hanson
「Jennifer Hanson」
<2602円>
2/18
彼女はロサンゼルス出身で29才の期待の大型新人女性シンガーで、アルバムの内容は、若い新人歌手の作品とは思えないような、とても完成されていて良く出来たものになっておりまして、楽曲・サウンドともとても立派で、ポップのフィールドでも通用するのではという程です。実際デビューシングルの「Beautiful Goodbye」は、カントリーで大ヒットをしただけでなく、ポップチャートでも上がっていまして、この曲に代表されるような、まるでSheryl Crowかというようなアメリカーナ/オルタナティブカントリー、といった本格的なロックぽさが見られます(EaglesやLinda Ronstadtを思い起こさせるようなところもあるようです)。しかしまたそればかりでもなく、きちんとカントリー、といった感じにもなっておりまして、それはお父さんの仕事(Larry Hansonという方で、Alabamaのバンドのギタリストをされていた事があるそうです)の関係でナッシュビルに移って音楽的な影響を受けたり学んだ、そしてカントリー界の名シンガーソングライターでありますMark Nesler(このアルバムでも5曲を”co-wrote”しておりまして、アコースティックギターとバックヴォーカルを担当しています)と出会った(今は結婚されているようです)、という事があって、大きいと思います。バックの面々も豪華で、Dan Dugmore、Kenny Greenbergなど(アコースティック&エレキギター)、Michael Rhodes(ベース)などなど、有名一流どころや多くのミュージシャンが参加して彼女をサポートをしています。声の感じは、Rosanne Cashに似ているようなところがあるようにも思いました。ラストの曲は、スローでジャジーな、とても雰囲気のある好ナンバーです。
Steve Wariner
「Steal Another Day」
<2350円>
2/18
’1954年生まれで、’80年代初期から爽やかな若若しい感覚でチャートの常連となり、数多くの大ヒット曲と良い作品を生み出し続け、特にここ数年で円熟したヴォーカルの魅力が際立って来て新たな境地を開拓して来た感のあります”カントリー界の貴公子”の彼の、これは3年振りのオリジナルニューアルバムとなります。”Selectone Records”という彼自身のレーベルらしいところから出ておりまして、全16曲となっています。11〜15曲目までは、「Small Town Girl」、「The Weekend」、「You Can Dream Of Me」、「Where Did I Go Wrong」といった懐かしい彼自身の大ヒット曲の新録音バージョンが収録されています。
Jeannie Kendall
「Jeannie Kendall」
<2602円>
2/25
主に’7・80年代に数々の印象深いヒット曲(「Heaven's Just A Sin Away」、「Thank God For The Radio」など)を出して活躍をしていました、お父さんと娘さんという人気親子デュオの女性ヴォーカルでした彼女の、待望の初ソロアルバムです。内容は、昔から特徴のあった高めの声と清楚な感じはそのままで、Alison Krauss、Rhonda Vincent的なコンテンポラリーなブルーグラス(アコースティックでフォーク調の聞きやすいサウンド・楽曲)といった感じでしょうか。Kathy Matteaが取上げていたLaurie Lewisの「Love Chooses You」、Rhondaが取上げていた「Timeless and True Love」なども演っています。ヴォーカルでAlan JacksonやSteve Gulleyが参加している曲がありましたり、カントリー、ブルーグラス界から超豪華なメンバーが多数参加しているという事でも、非常に話題性たっぷりの注目に値するアルバムです。主な参加者は次の通りです。Ron Block、Dan Tyminski、Bryan Suttonなど(ギター)、Rob Ickes、Sonny Garrish(ドブロ)、Stuart Duncan、Larry Franklin(マンドリン、フィドル)、Glen Duncanなど(マンドリン)、Ron Stewartなど(フィドル)、Kenny Malone、Milton Sledge(パーカッション)、Alison Krauss、Allison Moorer、Carl Jackson、Rhonda Vincent、Ricky Skaggs、Royce Kendallなど(バックヴォーカル)。
Lyle Lovett
「Smile」
<2581円>
2/25
このアルバムは副タイトルが”Songs From The Movies”とついておりまして、その通りの、これまで様々な映画のサントラに収録されて来ました彼の曲を集めたというものです(「Dear God」、「For The Love Of The Game」、「Hope Floats」、「Leap Of Faith」、「Stuart Little」、「The Apostle」、「Toy Story」、「Quiz Show」など)。ゆえに、元々カントリーはもちろん、ブルース、ゴスペル、ジャズ、ポピュラーなど幅広い音楽性を持つ彼ですが、このアルバムでもそういった様々な音楽の要素が見られましたり、演奏者(George Duke、Keb' Mo'、Randy Newmanなど)や曲の作者やプロデューサー(彼自身、Billy Williams、Don Was、Matt Rollingsなど)も、とてもバラエティに富んだ、カントリーというジャンルを越えた、楽しいものになっています。カントリーのアルバム、「彼の新しい曲」という事にこだわらないで、映画を見た方はその場面を思い浮べたり、逆に見たことの無い方も曲から想像を広げたり、また単純にひとつひとつ良く出来たナンバーを読みきり小説が集まった豪華な雑誌を見る感覚で楽しんでしまう(楽しめてしまうアルバムと思います)、といった味わい方もありなのではと思います。「Blue Skies」、「Pass Me Not」、「Smile」といった、スタンダード的な有名な曲も含まれています。


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