'03年6月の新譜より

Dolly Parton
「Ultimate Dolly Parton」
<2665円>
6/3
こちらは、”RCA Nashville”からの、1970年から1988年までの彼女のヒット曲の究極のコレクション、といったベスト的コンピレーションアルバムです。全てオリジナル音源がデジタルリマスター処理をされたものとなっています。「Coat Of Many Colors」、「I Will Always Love You」、「Jolene」、全米No1に輝きました「9 To 5」や「Islands In The Stream」、「Here You Come Again」、Emmylou Harris、Linda Ronstadtとの伝説的名バラード「To Know Him Is To Love Him」、Porter Wagonerとの「Please Don't Stop Loving You」など、お馴染みの大ヒット曲が満載です(全20曲収録です)。
Dusty Drake
「Dusty Drake」
<2665円>
6/3
ペンシルベニア州出身の、”Warner Brothers”からの若い大型男性新人シンガーソングライターのデビューアルバムです。既にカントリーチャートで大ヒットしています「One Last Time」を始め、Aubrey Haynie、Biff Watson、Buddy Emmonsさん、Dan Dugmore、Paul Worley、Stuart Duncan等など、現在のナッシュビルの有名一流セッションミュージシャンを贅沢に使ってのサウンド、そして彼が共作で6曲書いています収録楽曲は、まさに今のナッシュビルのコンテンポラリーなヒットカントリーの王道といった、キャッチー&ロッキン、といったものになっています。彼は、ソングライターとしても、Joe Diffie、Mark Chestnuttの大ヒットアルバムに名前が見られます。
Lonestar
「From There To Here: Greatest Hits」
<2665円>
6/3
全米No1ヒット「Amazed」など、1995年から数々の大ヒット曲を出しています現代カントリー界のNo1スーパーバンドの、これまでの4枚のレギュラーアルバムからの代表的ヒット曲と、新曲3曲(既に大ヒットしました「My Front Porch Looking In」、バラードの「I Pray」、Mark Cohnのポップヒットのカバー「Walking In Memphis」)、そしてヴォーナストラックの「I'm Already There」の(電話をしている先の家の)奥さんと子供の声が一緒に入っているという感動的なバージョンの、未発表曲4曲を含む全部で17曲が収録されていますグレイテストヒッツアルバムです。
George Strait
「Honkytonkville」
<2234円>
6/10
1981年デビュー以来、常にシーンをリード、ほとんど全てといってよいようなカントリーを演る人達に多大な影響を与え尊敬され、今のトラディショナルな”ニューカントリー”の流れの礎を築いたと言っても過言ではない現代のカントリーのNo1男性シンガーの彼の、スタジオ録音盤としては2年振りになります、27作目(ベスト、クリスマスものを除きます)の”好作”です。プロデュースがTony Brown(とGeorge自身)で、バックもBiff Watson、Brent Mason、Eddie Bayers、Paul Franklin、Steve Gibson、Stuart Duncanなど、現在のナッシュビルの超一流のミュージシャンで固めて今風の立派なメジャーシーンのハイグレードなサウンドになっていながら、楽曲面や”音の飾り”的なことなど、流行りを安易に全面的に取り入れるという感じではなく最小限にとどめられている、といった風です。そして、じっくりと「これまでの彼」らしい魅力に溢れた好楽曲が多く揃えられ、そして今年2月リリースのテキサスでのライブアルバムからの流れが引き続いている、あるいは「来つつある」流れを先取りした?ような、ピュアでシンプルなトラディショナルカントリーに出来るだけこだわった、といったようなことも感じられました。
Suzy Bogguss
「Swing」
<2591円>
6/17
1956年生まれで、その澄んだ歌声と主にポップな美しいメロディーの楽曲、キャッチーなサウンドで’90年代数々の大ヒット曲を放ち、ここ何年かはご自身のレーベルからライブやクリスマスのアルバムを出すなどされておりました、日本でもファンが多い人気の美人女性シンガーの、ヒューストンのテキサスルーツ系の”Compadre Records”と契約をしてそこから久々に出したレギュラースタジオ新録アルバム、といったものになります。単刀直入に申しますと、現代を代表するウエスタンスイングバンドAsleep At The Wheelの中核的存在の、才能溢れるRay Bensonさん(と彼女)のプロデュースで、その今や過去のメンバーなどをバックに、ジャズスタンダードやオリジナルのスイング、ジャズヴォーカルといったものを演っておりますアルバムです。彼女のやりたかったでありましょうピュアで混じりけのない澄みきった音楽、といった感じがします。収録曲では、先ず、スタンダードカバーでは、Nat King Coleの「Straighten Up And Fly Right」、Duke Ellingtonの「Do Nothing‘Til You Hear From Me」、Billie Holidayの「Comes Love」といったものを演っています。他には、April Barrows、Paul Kramerなどの曲を演っています。Ray Bensonさんとのデュエット曲「Cupid Shot Us Both With One Arrow」は、最初のシングルとなりました。演奏メンバーは、以下のようになっています。Ray Benson、Jason Roberts、Dave Biller(ギター)、Floyd Domino(ピアノ)、David Sanger(ドラムス)、Jason Roberts(フィドル)、Spencer Starnes(ベース)、John Mills(サックス、クラリネット)。このアルバムの企画は、彼女の旦那さんで音楽の上のパートナーでもありますDoug CriderがRayさんと友人だったということから実現したようです。録音されましたところも、Rayさんのオースティンのスタジオとなっています。
Allison Moorer
「Show」
<2665円>
6/24
彼女は、Shelby Lynneを姉妹に持ち、ロック的なセンスやよい声を持ちます、音楽的才能に溢れたシンガーです。それは、「エミルー・ハリス風」というものがありますように、もはやカントリーという枠を超越した、”Allison Moorer”という独自の世界・ジャンルを確立してしまったようにさえ感じられます。4枚目にして初のライブものとなりまして、もちろん彼女のベスト盤的要素も持っております、よい楽曲と彼女の魅力が凝縮されていますお得なアルバムです。しかも、ライブにしては非常にクリアーなサウンドで、ヴォーカルもとても状態がよくスタジオ盤のようで、今風なアメリカーナ/オルタナティブカントリー系のアーティスト、といった、立派でかっこいい演奏も聞かせてくれています。プロデュースはR.S.Fieldで、ヴォーカルでLonesome Bob、Shelby Lynneが参加しておりまして、なんとポップスターのKid Rockもラストのナンバーで登場します(あの、彼女との大ヒットデュエット曲「Picture」は含まれておりません)。また、初回プレス盤のみに限定ということで、ヴォーナスDVDがついたかたちとなっておりまして、そのDVDのほうのみに「Cold Cold Earth」という曲が更に収録されております。今年1月にNashvilleの”12th & Porter”というレストランのようなところで演られましたステージの模様が音源となっています。
Dwight Yoakam
「Population Me」
<2665円>
6/24
彼は1956年生まれで、音楽的には、Buck Owensさん(ベイカースフィールドサウンド)、Elvis Presleyさん、George Jonesさん、Lefty Frizzellさん、Merle Haggardさん、そしてパンクロック等の影響を受けました。そして、ロサンゼルスのオルタナティブなシーンから人気が出、’86年”Reprise”よりPete Andersonプロデュースのロック的なセンスのあるシンプルでソリッドなそのホンキートンクサウンドと、かっこいい顔・スタイル・パフォーマンスで一躍大ブレーク、以来カントリーチャートNo1を含みます数々の大ヒット、そして音楽的クオリティーの高い作品を生み出し続け、ポップスやロックの世界からも一目置かれる独自の存在となっています。もちろんカントリー界でも、現在の多くの若いシンガーに影響を与え、George StraitやRandy Travisと並んで、’90年代から今と続きます大きな”ニュートラディショナルカントリー”のスタイルのモデル・先駆けとなり、流れを創り出す元となりました超重要人物・大スターのひとりです。これは、そんな彼の、”Reprise”、”Warner”といった歴史のある大きなレーベルから離れて”Audium”という、アメリカーナ/オルタナティブカントリーが浸透しつつある時代の流れの中でアーティストの持っているそのようなルーツ音楽的部分を生かした作品を出そうといった方針の新進レーベルに移っての初のアルバムとなります。プロデュースはこれまでと変わらずPete Andersonで、Burt Bacharachさんのカバーが1曲ありますが、これまでしばしば見られました、単に古いロックやポップスを取り入れてポップス側のファンの機嫌を伺って売ろう、といったような風でなく、このレーベルに変わってやりたいことが実現した、そしてアメリカーナ/オルタナティブカントリー的な時代の流行を取り入れた、ということもあるのでしょうか、いつものような彼独特のサウンドの感触でありながら、シンプルでピュアなカントリー、といった部分がいつもより多くなっているようにも感じられました(今のテキサスのシーンのホンキートンクカントリーシンガーの作品に近いサウンドの感触が感じられたところがあった気もしました。また、Earl Scruggsのバンジョーが入っていたところもありました)。
Jimmy Wayne
「Jimmy Wayne」
<2602円>
6/24
1972年ノースカロライナ生まれの男性シンガーソングライターの、”Dreamworks”からのデビューアルバムです。現在のヒットカントリーの典型のような、タイトなロック的サウンドと今風のキャッチーな楽曲という事が感じられながら、大ヒットをしました「Stay Gone」に代表されるような、感動的で美しいメロディーとエモーショナルなヴォーカルが光る、バラードやミディアムテンポのナンバーが多数あります。
Ray Benson
「Beyond Time」
<2602円>
6/24
上のSuzy Boggussの項でも触れました、1951年生まれで、Asleep At The Wheelの核・大黒柱という、その音楽的魅力の多くの部分を彼が出しているとも言えます、彼等の作品やライブに見られますような様々な音楽要素を聞いて来て身につけている才能溢れたベテラン男性アーティストの初のソロアルバムです。”Audium”からリリースされておりまして、いかにもそちらから出た事が納得、といった、いつもの彼(等)の作品・ステージでは脇役的な存在のジャズ、スイング、ブルース、R&B、といった、まさしく時代を超えたヴィンテージなアメリカのポピュラー、ルーツ音楽の、本格的、あるいはメロウな世界が前面に出て、多く展開されています。それはまさにカントリーというジャンルも越えた大人の音楽ファンの為の1枚、とも言えそうです(Jimmie Vaughn、Stanley Jordanといった渋いブルース、ジャズのギタリストを迎えている曲もあります)。もちろんDave Sanger、Floyd Domino、Jason Robertsといったところも参加しておりまして、いつものAsleep・・、そして彼らしいウエスタンスイングナンバー(Dolly Partonとの共演の「Leave That Cowboy Alone」で、こちらは最近では貴重な、ブルーグラス以外の彼女が聞けます)や、Flaco Jimenezさん(アコーディオン)と共演のMarty Robinsさんの「El Paso」、そして「Small Town」といった「カントリーらしい」ものもあり、これまでの彼(等)のファン、カントリー音楽ファンの方にはよいかも知れません。ラストの曲ではDelbert McClintonも参加しておりまして、そのヴォーカルを聞くことも出来ます。
Willie Nelson & Friends
「Live & Kickin'」
<2234円>
6/24
長いアメリカのカントリー、そしてポップスの歴史の中でも超ビッグ・有名な大御所男性シンガーの、今年4月に彼が70歳の誕生日を迎える事を記念して、カントリーはもちろん、各音楽ジャンルの信じられないようなスーパースター達(Eric Clapton<「Night Life」>、Elvis Costello、John Mellencamp、Kenny Chesney、Norah Jones、Paul Simon、Ray Charles/Leon Russell<「A Song For You」>、Ray Price、Shania Twain<「Blue Eyes Crying In The Rain」>、Shelby Lynne、Steven Tyler、Toby Keith<「Beer For My Horses」>、ZZ Top等)が集まって彼とそれぞれ共演したトリビュートコンサートの模様が収められましたアルバムです。このライブが行われたところはニューヨークの”Beacon Theatre”というところで、アメリカではテレビ放映もされたそうです。


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