'04年6月の新譜より

Joe Diffie
「Tougher Than Nails」
<2602円>
6/1
'90年デビュー以来、数多くのNo1などの大ヒットを放ち、'90年代のカントリーを代表する男性スーパースターのひとりになったばかりでなく、絶好調時はポップスのチャートにまで登場する程の人気を誇って、まさにエリート・スター街道を順調にひた走り続けて来ました彼が、そのメジャーレーベルを離れてから3年振りに初めて(マイナーレーベルの”Broken Bow”から)出しました、通算では9枚目のアルバム(ベスト・クリスマスアルバムは除きます)になります。プロデューサーはBuddy Cannon、Lonnie Wilson、そして彼自身で、これまでのサウンドや楽曲といった彼の世界に基本的に変わりはありませんが、彼流の”ニュートラディショナルカントリー”に、より一層の円熟味と磨きが掛かって、その道を極めて来ている、といった感が致しまして、とても彼らしくて、その意味におきまして非常に良い出来・仕上がりの作品になっていると思います。
Shedaisy
「Sweet Right Here」
<2665円>
6/8
カントリーとしましてはおしゃれなその容姿とサウンドで、'99年デビュー以来ヒットを飛ばして来ました、Kristyn、Kassidy、KelsiのOsborn3姉妹から成りますグループの3枚目のオリジナルアルバムです(クリスマス、リミックスアルバムなどは除きます)。今作でも、相変わらずの彼女達らしい、キャッチーでポップ&ロックなヒット路線のカントリーの世界が繰り広げられています。プロデュースはDann Huffと彼女達自身です。
Chris LeDoux
「20 Originals: The Early Years」
<2602円>
6/15
'90年代始め、ガースがらみでブレーク、メジャーデビューを果たし、今現在までずっとカウボーイやロディオに関する曲を出し続け活躍をしています彼ですが、今作は、そんな彼の、'70年代半ば頃からメジャーデビューをする前までの、農場経営をしながら多数自費で出しておりました貴重な音源より、20曲が選りすぐられて収められたというアルバムです。その曲達は、現在のものより曲調やサウンドがより素朴な感じのものとなっておりまして、なんとも言えない味があります。
Josh Gracin
「Josh Gracin」
<2665円>
6/15
'80年ミシガン州生まれの、非常に整ったハンサムな顔立ちの男性シンガーのデビューアルバムです。流行りのメロディー・サウンドのポップ&ロックなヒットカントリー、という内容で、とにかくキャッチーで洗練されていて、若々しい感性に溢れています。Rascal Flattsの作品のような感じもありまして、それもそのはずで、彼等と同じ”Lyric Street Records”からのリリースとなっています。ちなみに彼は、アメリカの人気テレビオーディション番組”American Idol”の出身です。
VA
「Amazing Grace 3」
<2602円>
6/15
'95年には第1弾が、そして'97年には第2弾が出て好評を博しました、クリスチャンミュージックのレーベル、”Sparrow”からの、その時々の人気のカントリーアーティスト達の歌うゴスペルナンバーを集めたというシリーズの第3弾となります好コンピレーション作です。今回も、ちょっと信じられない位、今大ブレーク中の話題&注目のスター達の貴重なナンバーが多数収録されておりまして、とても豪華なラインナップ(Keith Urban、Cyndi Thomson、Josh Turner、Sara Evans、Dierks Bentley、Buddy Jewell、Jamie O'Neil、Trace Adkins、Joe Nichols、The Isaacsなど)となっています。やはりシンプルでベーシックな曲が多いだけに、各アーティスト達の意外な実力や音楽的ルーツといった一面が垣間見えまして、新鮮な驚きを覚えられます事必至です。
VA
「Patriotic Country」
<2665円>
6/15
アルバムタイトルと、星条旗と鷲がデザインされましたジャケット通り、最近のカントリースター達の作品を中心に、アメリカへの愛国の歌といったナンバーが20曲たっぷりと集められておりますアルバムです。ラインナップも非常に豪華で、Lee Greenwood「God Bless The USA」(2003年新録音バージョン)から始まり、Montgomery Gentry「My Town」、Brooks & Dunn「Till My Dyin' Day」、Aaron Tippin「Where The Stars And Stripes And The Eagle Fly」、Lonestar「I'm Already There」、Randy Travis「America Will Always Stand」、Phil Vassar「American Child」、Kenny Chesney「Back Where I Come From」、Alabama「Born Country」、Hank Williams Jr.「America Will Survive」、The Charlie Daniels Band「This Ain't No Rag, It's A Flag」、David Ball「Riding With Private Malone」、Dusty Drake「One Last Time」、Kenny Rogers「Homeland」など、「聞きたかったあの曲も、この曲までも入っている!」といった具合で、普通のヒットカントリーのコンピレーションものとして見ましても凄く豪勢でイケている部類に入るといった、かなりヴォリューム感とお得感のある内容となっています。Martina Mcbride「God Bless America」(音源は2002年の”Rose Bowl Parade”でのパフォーマンスのものです)、Neil McCoy「I'm Your Biggest Fan」という2曲の未発表曲も含まれておりまして、特に前者は、その歌詞がおわかりになられませんでも、聞いた感じだけでも非常に感動出来ますようなものとなっておりまして、一聴の価値があると思います。
Wylie & Wild West
「Hooves Of The Horses」
<2465円>
6/15
モンタナの生まれで、お父さんの影響で、牧場でカウボーイソングを歌ったりギターを弾いて育ったというWylie Gustafsonを中心としたカウボーイソング、ヨーデル、ウエスタンスイングのグループの、通算7枚目のアルバムになります。今作では、Buddy Hollyの「Everyday」、Johnny Cashの「Luther Played The Boogie」、Tom Russellの「The Sky Above, The Mud Below」といったカバー、あるいはメキシコ調のナンバーがありましたりと、これまでの作品より若干音楽的な幅の広がりが感じられるようです。
VA
「America Will Always Stand」
<2350円>
6/22
現代カントリースター達の、アメリカ南北戦争にインスパイアされて出来たという曲が集められました、”Time/Life Music”というレーベルからの興味深いコンピレーションアルバムです。とても豪華な顔ぶれが揃っておりまして、Darryl Worleyの「Shiloh (Presence Of The Past)」という曲で始まり、Ricky Skaggs、The Whites、Collin Raye、Josh Turner、Lee Ann Womack、Blake Shelton、Marty Raybon、Billy Deanなどのナンバーが続き、ラストの14曲目でRandy Travisの「America Will Always Stand」が登場し、締めている、といった感じになっています。シンプルなメロディー・サウンドの曲が多く、その中でも特に新旧ニュートラディショナルカントリーの男性スター達のバラードが素晴らしく、レギュラーアルバムの曲以上にヴォーカルの実力が際立っているようで魅力的に感じまして、聞き物ではと思います。歌詞や難しい背景などが、おわかりになられませんでも、カントリーファンの方でしたら、充分楽しめまして、そして購入されます価値のあります1枚ではないかと思います。
Dwight Yoakam
「Dwight's Used Records」
<2602円>
6/29
このアルバムは、彼がこれまでに色々なアーティストのトリビュートアルバム(Johnny Cash、Nitty Gritty Dirt Band、Ralph Stanley、Waylon Jennings、Webb Pierce、ZZ Top)で歌っておりました曲や他のアーティストのアルバムに参加して歌っておりました曲を集めたというもので、未発表の新曲も僅かながら収録されています(Little Evaなどでお馴染みの「Loco-Motion」、セルフカバーになります「Miners Prayer」のブルーグラスバージョン、John Prineの「Paradise」、「I Said (Paradise Reprise)」)。全14曲が収録されています。
Emerson Drive
「What If」
<2350円>
6/29
彼等はカナダで結成された男性6人組の、キャッチーでポップ&ロックなカントリーを得意と致しますグループで、2002年にいきなりデビューシングルの「I Should Be Sleeping」がBillboardカントリーシングルチャートで最高位4位を記録する大ヒットとなり、大ブレークをしました。今作ではプロデューサーに、ウエストコーストポップス・ロック、またはAOR的なサウンドで大ヒットを連発、一斉を風靡しました'80年代ポップスの大スターのRichard Marxを迎え、その彼の作品のような雰囲気の(彼の曲も多く取り上げています)、軽快なロックぽさでしたりきれいなコーラスハーモニー、あるいはロマンティックなメロディー・サウンド、といったところが加わり、益々そのポップ&ロック的な若い感性の彼等独自のカントリーに磨きが掛かった、更にパワーアップした、といった感じがします。'80年代からのカントリーファンの方には、Nitty Gritty Dirt Bandで大ヒットをしました「Fishin' In The Dark」のカバーが、懐かしく感じられるかも知れません。
Joe Nichols
「Revelation」
<2350円>
6/29
「今」を代表するような曲調の現代的カントリーという部分が多いながらも、古典的な部分もちゃんと生きづいていて、良い今風のトラディショナルカントリーになっているという、彼独自のカントリーの世界が前作以上に確立され花開いたといった、傑作アルバムです。落ちついてじっくり聞けるバラードが多く、3のミドルテンポのスイング調、7のノスタルジックでのんびりした感じのお馴染み「Farewell Party」のカバー、10のAlan Jackson「Chattahoochee」を思わせますようなアップテンポも、とてもイケています。演奏・アレンジ・楽曲とも、派手過ぎたり奇を衒うようになったりというところがあまり無いように感じられまして、その点でも良い作品と思いました。
VA
「Power In The Blood: Songs Of The Passion」
<1888円>
6/29
このアルバムは、話題の大ヒット映画「パッション」のサウンドトラック盤ではございませんのですが、そういった内容に沿いましたような、ぴったりの、トラディショナルなものや広く親しまれて歌われておりますお馴染みの賛美歌・聖歌といった曲を新旧のカントリースター達が歌ったものが集められている、というものです。Patsy Clineの「Just A Closer Walk With Thee」から始まり、The Jordanairesの「Power In The Blood」、T. Graham Brownの「Old Rugged Cross」、Holly Dunnの「Softly & Tenderly」、Sandy Poseyの「What A Friend We Have In Jesus」、Lee Greenwoodの「Amazing Grace」、Bill Andersonの「Pass Me Not Oh Gentle Saviour」、Eddy Ravenの「Love Lifted Me」、Mark Grayの「Glad Reunion Day」など、全12曲が収録されています。「パッション」の映画のようなストーリーや世界、歌詞に興味が無いという場合でも、カントリーファンの方でしたら一聴の価値があるといった聞き応えがありますナンバーが多く、そうでない方でも、今の時代に心が癒されほっと安らぎますような、流行・時を越えた永遠の名曲といった、メロディーの美しい好ナンバーが沢山詰まっておりますので、1枚こういったアルバムをお持ちになられておかれるといいますのも、よろしいのではないでしょうか?


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