『山弦・One More Music』2000.02.19 Part.2


小倉: 小倉博和
佐橋: 佐橋佳幸
雅之: 鈴木雅之

(敬称略)




 
佐橋: いや、あのねぇ、僕、一番印象的だったのはねぇ、

小倉: うんうん。

佐橋: 最近の、マーチンさんのセッションの中で、、、ま、最近と言っていいか、
    あれなんですけれど、、『渋谷で5時』
    これはね、全部、出来てたの。で、最後にギター、入れたのよ。

小倉: あーーーー。

佐橋: で、もう、ちょっと聴いてくれるかなってテープ回った瞬間に、

小倉: もう、出来てんじゃん?

佐橋: っていうか、この、もうひとりの女の人は?

小倉: あ、なるほどね。

佐橋: これ、すんごい曲だなって思って。

雅之: これね、そう、あの、なんか、デュエットものっていうのを1曲、アルバムの中に
    入れるっていうのが結構好きでね、たとえば、私の、my soulおねーちゃん、
    鈴木聖美の『ロンリー・チャップリン』から始まり、いろいろ、こう、
    やってきている中で、いわゆる、無名というかさあ、全然、まだ
    アーティストとして、育ってないような子と、いわゆる、素人が、半分
    入っちゃっているような子を使ってみるのも、面白いかなぁと思って。

佐橋: はいはいはい。。。

雅之: で、それで、もう、『渋谷で5時』っていう曲は、もう、俺ね、書いた瞬間から
    「渋谷で5時」っていうのが浮かんでたのね。

佐橋: なるほど、、うんうん。

小倉: キーワードとして、ね。

雅之: 「渋谷で5時」っていう、「5時」だったのが、あの、時間の。

佐橋: うん。

雅之: 「渋谷でゴチ」って思ってる人が、結構ね・・・

小倉&佐橋: (爆笑)
(おぐちゃん、マジで大笑い)

雅之: 渋谷で、ごちそうしてくれる男、みたいなね。

佐橋: ごちそうしてくれる・・・・・なるほどぉ・・・(笑)

雅之: そういうイメージでとらわれた時も、あったけどね。

佐橋: どういう・・誰ですか、それ、言ったのは・・(笑)

雅之: 結構、そういう風に言う人達が、多かったの。

小倉: 「渋谷でゴチ」、いいですねぇ。

佐橋: いいですねぇ、これ、流行らせちゃおかな。

雅之: だから、そういう曲も、やってくれたり、ね。

佐橋: (笑)

小倉: そういう曲から・・・(笑)

佐橋: もう、俺、そういう風にしか、聞こえなくなるな。。(笑) 
 

雅之: だから、そういう、レコーディングの時に、たとえば、来たらさぁ、

佐橋: はいはい。

雅之: みんな、こう、何曲か、この曲と、この曲って感じじゃん。

佐橋: 今日のオーバーダビング、ね。

雅之: 例えば、佐橋なんか、その『渋谷で5時』やった後にねぇ、
    『MIDNIGHT TRAVELER』って、もう、ドロドロの曲なのよ。

佐橋: (笑)そうそう・・

雅之: それでいて、『もう一度生まれ来るならば』でしょう。
    もうね、人間性、疑われる・・・

佐橋&小倉: (爆笑)
(机をたたいて、笑い狂う二人。コーヒー飲んでんのがバレますよー。(笑))

雅之: それでも、完璧にコーディネートしてくれちゃうっていうのは 
    さすがにやっぱりね、

佐橋: いやいや、、

雅之: 名ギタリスト達ですよね、あなた達は、ね。

佐橋: でも、あれ、わざとこういう順番でやってねって言われてんじゃないかと
    思って、もう、、、

小倉: わざと、ね。

佐橋: もう、頭ん中、かきまわして帰ってもらおう、みたいな。

雅之: でも、やっぱり、すごくさぁ、あのー、
    歌ってるもんね、二人はね、弾きながら・・

佐橋: あ、歌もんがね、まず、とにかく、歌のものが好きなんですよ。
    あの、山弦みたいなのやってるのに、なんなんですけど。ね。

小倉: で、・・・やっぱり、・・・あれなんですよ、こう、
    ・・・ボーカルの人が、・・・よければ、いいほど・・
    (おぐちゃん、酔ってる??)

雅之: っていうか、例えば、間奏でさ、こう、(ギターで)歌ってくれちゃうとさ、
    あのーこっちがさぁ、「あ、こう来てくれたか」とか思ってさ、テンション・・
    ボーカリストとしてはあがったりとかね。

小倉: あー。

雅之: だからさ、お互いに、やっぱり、ギターと、ボーカルなんだけど、

小倉: たかめあう・・・

雅之: それは、お互いに、やっぱり、・・・・だからね、ギタリストというか、
    ギターが大好きっていう所も、あるんだよ。昔から。


 


(Part3へ続く)


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