(敬称略)
マスター:いよいよ今日はゲスト、高野寛さんの登場です。 小倉: えーー、みなさん、こんばんにゃ! 佐橋: こんばん、にゃ。 小倉: こんばんにゃ、で始まりました、今日も。 佐橋: はい。山弦 One More Music の時間でございます・・・ 小倉: 今日はですね、 佐橋: はい。 小倉: ゲストの方が・・・ 佐橋: ・・・えー、見えております。 小倉: はい。 佐橋: えーー、高野、寛さんです。 小倉: いえい。 高野: あ、、(力ない声で)・・・こんばんにゃ・・・(笑) 佐橋: こんばんにゃ・・・(笑) 小倉: (笑) 佐橋: いやいやいやいや・・・ 小倉: こんばんにゃっていうのがね、 佐橋: うん。 小倉: 僕らの中で、こう、長い、タームの、その、なんていうの、流行りになってるの。(笑) 高野: あぁ〜・・・(少し、困ってる?(^^;) 佐橋: それほどのもんかい。(笑) 高野: はい。 佐橋: ま、その前に、えーっとぉ、シングルCDや、ライブアルバムや、いろいろ、 高野: はい。 佐橋: リリース、されて、 高野: 佐橋さんにも手伝っていただきました。 佐橋: あー、そうなんですよ。もう、光栄でしたぁ。 高野: そうですね。 佐橋: やることが、出来まして。 小倉: ライブは、だって、ねぇ。 佐橋: 時々、ね。 高野: もっと・・ 佐橋: もっとかぁ・・・ 高野: 1・・・2年ぐらいかなぁ。 佐橋: そうだねぇ。 小倉: 最初は? 高野: 間もなくの頃に、 佐橋: ちょっと、ねぇ。お会いして。 小倉: (高橋)幸宏さんが、あの、ユニットで、祥子ちゃんと、やって・・・ 佐橋: そうですね。 小倉: えーーっと、なんでしたっけ。 高野: ビートニクス。 小倉: ビートニクス。慶一さんと・・・ 佐橋: 高野君、それが一応、デビューなんだよねぇ? 高野: 仕事はじめ。 佐橋: 仕事はじめ。(笑) 小倉: 仕事はじめ。いいですねぇ。(笑) 佐橋: ビートニクスは、要するに、高橋幸宏さんと鈴木慶一さんのユニットでぇ、 小倉: ユニットでぇ、それをサポートしてたのが、 高野: そうです。 佐橋: 鈴木祥子、高野寛、小林武史、 高野: ・・・・・・・・・・・武史、 佐橋: 渡辺等、 小倉: あぁ〜 高野: カーネーションの、矢部君。 佐橋: カーネーションの、矢部君・・・なるほどぉ・・・ 小倉: それはもう、 佐橋: え、矢口さんもいたっけ、サックスの。 高野: 矢口さん、、大村憲司さん。 佐橋: 大村憲司さんもいました。 小倉: あー、すごい。 佐橋: 1・・・ 高野: ’86年、ですね。 佐橋: 14年前・・・・ねぇ・・・ 小倉: 10年は一昔といいますねぇ。 佐橋: (笑) 佐橋: そっかぁ、あれが、最初だったんだね。 佐橋: しっかし、いきなり、音楽業界デビューで、 小倉: はい。 佐橋: 大村憲司さんと、ツインギターっつぅのも、これも、しびれる・・・ 小倉: そうだねぇ、しびれること、やりましたねぇ。 高野: もうね、心もしびれるし、練習のしすぎで、指もしびれるし・・ 佐橋&小倉: (笑) 高野: もう、大変でした、ホントに。(笑) 小倉: で、二人はですね、あれですよね、あのーー、坂本龍一さんの、ライブ。 佐橋: あ、はいはいはいはい。 高野: あーー、佐橋さん、お世話になりました。(笑) 佐橋: あんねぇ、高野君がやったツアーがあって、教授の。 小倉: うんうん。ありましたよね。 佐橋: それでね、高野君が、どうしても一日、やれなかった日があって、 小倉: トラで・・・・エキストラで、ですね。 高野: ひどい話、ですね、ホントに、ね。 小倉: いやぁ、ひどかないと、思いますけれども・・・ 佐橋: 面白かったですよ。 小倉: ねぇ。 佐橋: やって、、、、 高野: そう・・・日本人チームはね。 佐橋: 日本人チームは、ね。(笑) 小倉: 最近は、私もちょっと、呼ばれたりして、 高野: あぁ。 小倉: こないだも、なんか、中谷美紀さんの、 佐橋: やったぁ? 小倉: やったんですよ、すごい曲でしたから、みなさん、ちょっと・・・ 佐橋: (笑) 小倉: あのねぇ、ほら、『からっぽの世界』って、あるじゃないですか。 佐橋: ジャックスの、 小倉: ジャックスの。 高野: ほぇ。 小倉: 「これがいいんだよ。」(←教授のマネ)(笑)っていう、ね・・ 高野: あぁ、、いまや、放送できないような歌詞のヤツですね・・・ 佐橋: そうですね。 小倉: あと、なに、『悲しみの日曜日』とか、 佐橋: あぁ、早川義男さんが、えーー・・ 小倉: (コーヒー?を飲みながら)うん。 佐橋: なるほど、なるほど・・・(進行を考え中?) ・ 佐橋: ・・なんて事も・・・えぇーー 佐橋: うん。 小倉: えー、今、CDがあるんですけれど、 高野: うん。 小倉: えーと、こっちの・・・「Bye Bye Television」 佐橋: これが、マキシ・シングル。 小倉: あ、俺、この曲ねぇ、、、、聴きました。 佐橋: あ、ほんとにぃ。 小倉: どこで、えーっとね・・・・ 佐橋: ラジオ? 小倉: FMだねぇ。 佐橋: ほんとにぃ。 小倉: いい曲ですね、これ。 高野: ありがとうございます。 小倉: 大好きですね、これ。 佐橋: これね、歌詞がね、またねぇ、 小倉: これぇ、泣かせますねぇ。 佐橋: 泣かせるんですよぉ・・・もうね、 高野: そうっす。 佐橋: 1964年生まれなんだね。 小倉: ・・・まぁ、広い意味で、同じ世代ですね。 佐橋: それ、だいぶ広く・・・(笑) 高野: (笑) 高野: でもね、なんか・・・ 小倉: 64年・・・俺ね、60年だから、、、 佐橋: そうかぁ。 高野: 僕の感覚だとぉ、僕の次の年が、たしか、丙午で、 佐橋: はい。 高野: 次・・・あぁ、、、たつ、み、・・・ 佐橋: そうそう・・・ 高野: 次の、次、か。 佐橋: うんうん。 高野: こっから、なんかね、ガラっと、世代が変わるんですよね。 小倉: あぁ・・・ 佐橋: そうかもしれないね。 高野: 僕は、ギリギリ・・・ 小倉: 僕は、60年でしょぉ?佐橋さんは、62年・・ 佐橋: 1年。 小倉: 61年。 佐橋: うん。 小倉: で、64年。 高野: なんか、僕が高1の時に、YMOが、がーっと出てきたんですよ。 佐橋&小倉: ははぁ〜、、、はいはいはい。 高野: だからぁ、中学生以前にYMOを聴いてたかぁ、どうかって、 小倉: うんうんうんうん。 佐橋: あ、電脳に、行ったか、どうか、ね。そこで。 高野: そう、そう・・・ 佐橋: あぁ、そうだね。 高野: そこで、テクノがあったら、はじめからあったら、やっぱ、 佐橋: ギターを買わずに、シンセ買ったかもしんない・・・ 高野: そうそう。 佐橋: 言える。今、逆に、なってっけど。 小倉: そういう、諸処の経済、事情が、ありますよね。 高野: ありますね。 佐橋: あぁ。。。。 小倉: あの、シンセ、高かったもんね。 高野: モノシンセが一台、10万円とかして。 小倉: うんうんうん、しましたね。 高野: それでも、ねぇ、10万円ぐらいしか用意できないじゃないですか、高校生って。 小倉: そうだよね。 佐橋: さんざん、バイトして、ね。 高野: そいで、モノシンセ一台買っても、なんにもできないっす。 佐橋: ははっは、確かにねぇ。(笑) 小倉: あと、その後、あれですね、ポリシックスっていうの、出るのを待つまでは、 佐橋: だいぶ、廉価の、うん、あの、シンセは、なかったです。 高野: その頃、もう、僕はねぇ、高校卒業しちゃうぐらいだったんです。 小倉: あぁ、なるほど、ね。 高野: だいぶ、それが、あると思うんですよねぇ。 佐橋: 音楽家としての、やっぱ、その、世代感っていうのは、 小倉: 似てるかもしんない・・・ 佐橋: ちょっと、その、物質的な事にも、関係あるねぇ。 小倉: 最初は、あのー、ギターを持つ、きっかけっていうのは、なんだったんですか? 高野: いやぁ、、、アニキが始めたのとぉ。 佐橋 うん。 高野: モテたかったっていうの・・・ 佐橋&小倉: おぉ〜。 小倉: モテたくって、その、選んだ楽曲とか、どういう楽曲? 高野: (笑) 佐橋: モテたくって、弾いてみた曲?(笑) 小倉: そそそそそ。 高野: いやいやいや、それが、間違ってますよねぇ。 小倉: あぁ、いいじゃないすか。 高野: とりあえず、ね。 佐橋: やっぱ、あの、みんなが知ってる曲を弾けるっていうのが、ね。 高野: うーん。 小倉: 『神田川』。いきましたか? 高野: やりましたねぇ。『22才の別れ』とかぁ・・ 小倉: あ、やってました。 高野: 番組とか、見てた・・・・ 小倉: しょうむら・・・・そうむら、 高野: 荘村さんだっけ・・ 小倉: やってましたねぇ。 佐橋&高野: (笑) 佐橋: そうですか・・・ 小倉: これ、ジャケット、いいですねぇ。 佐橋: 話題の・・・うん、「Bye Bye Television」。 小倉: 自画像・・・ 佐橋: 自画像、みたいな感じですけれど、 高野: いや、なんか、アートディレクション、テイ・トーワ君なんですよ。 小倉: あ、そうなんだ。 佐橋: あ、テイ君がやってんだ、これ。 高野: テイ君のアイディアで、 小倉: ふぅ〜ん・・・ 高野: あのぉ、美大生の人に、描いてもらったんすよ・・・ 佐橋: へぇ〜 小倉: えーー、ハーモニカを、 高野: そうそうそう。 小倉: ハーモニカホルダーに、きゅっとはさんで・・・ 佐橋: うん、これ、結構ねぇ・・・・ 小倉: うん、なんかね、ジョニ・ミッチェルとか・・・ 高野: うん・・ 佐橋: (笑) 小倉: ・・そうじゃなくって・・・(笑) 佐橋: そうそうそうそう。 高野: (笑) 佐橋: 肝不全、っていう感じですね。・・・ 小倉: これ、結構、好きですねぇ・・・・ 高野: ふっふっふっふ・・・(笑) 小倉: 肝不全・・・ヤバイじゃないですか・・ 佐橋: ヤバイですね・・・ それ、俺だ。 小倉: じゃぁ、これ、あの、ちょっと聴かしてもらっていいですか? 佐橋: はい。 |