2001.11.20

Love Sounds On Jet Streem
大貫妙子・小倉博和 〜パリ、そしてリヨン〜
Part. 2


大貫: 大貫妙子
小倉: 小倉博和
森田: 森田真奈美

(敬称略)


大貫:フランスにリヨンてところがあるんですけど。そこはまあ、食べ物もおいしい、
  いいレストランがあるところなんですけど。
  そこにあのー、前一緒に仕事をしていただいたピエール・アデノというアレンジャーがいて。
  その人と仕事をしたかったので。そこに住んでるのね、リヨンに。
  で、初めて会いに行くっていう日の朝に、ま、雨上がりっていうのもあるんだけど
  もう、すーごい虹が!パリの上に。普通半分ぐらいじゃない?
  それが、ちゃーんとこう、渡ってるわけ!端から端まで!
小倉:うんうん。
大貫:もうホーントきれいで。「いい事あるかもねー」なんて思って行ったんですよ。
小倉;なんかそういうのって思わぬ嬉しさがありますよね。
大貫:うん。そうなんですよ。初めてかな?あんなの見たの。
小倉:ふぅーん。なかなかちゃんと渡ってるのないですもんね。
大貫:そう、半分で切れてるのとかあるでしょ。それは見事でしたよ。その時はカメラ持ってなかったんですよね。
小倉:心にね。
大貫:はい。
小倉:焼付けて(笑)

AM I THE SAME GIRL/DUSTY SPRUWGFIRLD

大貫:例えばミッシェル・ルグランみたいな人がいるでしょ?ご存知よね?
小倉:うん。
大貫:で、ミッシェル・ルグランはほぼ引退状態っていうか、あのー、人の仕事はしないんですよ。
   で、だからミッシェル・ルグランみたいな人がいれば、あのー、したいんだけれども、
   日本で調べてる限り全然そういう人がみつからなくて。
   フランスの情報を、ですよ。日本人ではなくて。
   で、「だけど絶対にいるはずだ」っていうふうに思ったんで、
   じゃあもう自分で探しに行こうと思って。
   で、パリに住んでずっといろんな人の情報をかき集め、CD屋に行っていっぱい買って、
   聞いて、ていう事をしてたんです。
   で、やっと見つかったんですよ。
   それでまず連絡して、あのー、「日本から来ているんだけどあなたと仕事がしたい」と。
   で、あたしは曲は書いてあったの。「そういう人がいるだろう」という事を想定して。
   そのデモテープをマネージメントの人に渡して。ピエールのマネージャーのマリーって人、
   女性なんですけれどすごくいい人で、またその方が。
   それで「聞いてみてもらって欲しい」という事で。そしたらそのマリーから返事があって
   「ピエールは聞きました。すごく気に入ったので、ぜひやりたいって言っているので」って。
   で、「よぉーし!」とか思って。で、リヨンまで行ったんです。
   リヨンで彼と初めてランチをして。でも坂本さんの事とかよく知っていて、龍一さんのこととか。
   会った事はないんですけど、好きなんですって。
   でまああたしも事務所が一緒とか、いろいろ。友達だしー、坂本さんと。
   んで坂本さんの話で盛り上ったりとか。
   であのー、ランチの後で彼の家に来て細かい打ち合わせしましょうってことで、
   なんかどきどきしちゃった。またすっごい綺麗に片付いてんのよねー家ん中が。
   男の人なのに。あ、「なのに」なんて言っちゃいけないか。
小倉:うーん。えっ、一人なの?まだ。
大貫:一人よ。
小倉:はー、片付いてんの。
大貫:そうなの。

あなたを思うと/大貫妙子&山弦

JET MUSIC ATTENDANCE

森田:ここからしばらくの間は音楽特集でおくつろぎいただきたいんですが、
   今夜は特別に大貫妙子さんに3曲セレクトしていただきました。
   まずお送りする曲はなんでしょう?
大貫:えー、坂本龍一さんとジャック・ダキスていう、チェロの方。
   一緒に作ったアルバムの「CASA」っていうのの中から
   聞いていただきたいと思うんですけれども。
森田:この曲はもう、このアルバムの中でもお気に入り?
大貫:そうですねー。もうジョビンはほんとにすばらしい曲がいっぱいあるんですけど。
   うーん、選ぶの困りましたけど。これが一番好き、なので。
森田:はい。お送りしましょう。エストラーダ・ブランカ。

ESTRADA BLANCA/SAKAMOTO CASA

Pene lops/4WINGS

Old Friend/Toot‘s Thielemens

森田:ジェット・ミュージックアテンダンス。今夜は大貫妙子さんにセレクトしていただきました。
   お送りした曲はサカモト・カーサ「エストラーダ・ブランカ」、
   フォー・ウイングス「ペネロペ」、
   トゥース・シールマンス「オールド・フレンド」でした。
   明日は小倉さんにセレクトしていただきます。お楽しみに。

森田:えー、大貫さんと小倉さん、今日はパリのお話をね、うかがっていったんですけれども。
   今回このように山弦と大貫さんが一緒にコラボレーションというのは、
   もうこれは大貫さんの念願かなってっていう事なんですって?
大貫:そうなんです。もー無理やり(笑)ご迷惑かけてます。
小倉:いえいえ。こちらこそもーほんとに、あのー、なんていうの?光栄です。
森田:その「念願」というのはどんなところで一緒になりたいなーと思ってらしたんですか?
大貫:あの、別々にはね、山弦のそれぞれとはまあレコーディングやステージで
   ご一緒しているんですけれども、もう長い間。
   ですけどその、「山弦」ていう形のデュオですよね、それは私がファンなんです、単に。
   ほんっっっとにもう、良いのよねー!
   ギターはうまいし音は綺麗だし、もー、人柄はいいし!冗談は面白いし!みたいな(笑)
小倉:(笑)いやー、ありがとうございます。
大貫:やっぱり仕事は、楽しくしたいし。あのまあそんな事もあって。
   いつかは、その「山弦」ていう形でなんか一緒にやりたいな、と思ってたんですよね。
   だから嬉しいです。
小倉:あのー、4年前ぐらいかな?番組で。
大貫:うん、やりましたよね。
小倉;ね、山弦と。
大貫:ちょうどクリスマスの頃で。クリスマスの曲を随分、ね。
小倉;やりました。
森田:こう実際レコーディングの雰囲気とかはどんな感じだったんですか?
小倉:あ、もうずぅっとバカみたいなことばっか言って(笑)いや、僕らが、ね。
   大貫さんはずっと笑ってるっていう。
大貫:そう!(笑)
森田:すごいでもお二人でお話されてるとこう、なごんだ雰囲気が伝わってくるんですよね。
小倉:そうですね。大貫さんてあのー、笑いのツボに入っちゃうと、あのなんていうか、
   止まんない・・・それで・・・。
大貫:そう、だからあのライブでねぇ・・・。
小倉:「笑いブレイク」みたいな。
大貫:そう、ライブでとにかく笑わせないでほしいのよね〜(笑)。
   もう絶対歌えなくなっちゃうから(笑)。
小倉:(笑)
森田:そ、そんなに?
大貫:そうなんです。
森田:へぇ〜え。
小倉:うん、それは見事なものですよ。
森田:あ、そうですか。もう立ち直れない感じ?
小倉:とりあえずコーヒーブレイク入れないと、って。
大貫:もー呼吸困難になっちゃう!
森田:そ、そんなに?!
小倉:(笑)
森田:えー、明日もですね、お二人に御搭乗いただくので、その「笑いのツボ」に入るかどうか。
   明日はお二人でレコーディングに行かれたというニューヨークに行きたいと思いますので。
大貫:二人で、じゃないですね。
森田:あ、お二人で、じゃないんですよね。ちょっと語弊がありますか・・・。(笑)
   お二人「も」いらした、という。
大貫:そうですそうです。
小倉:大貫さんのレコーディングに僕が遊びに行ったっていう・・・。
森田:あ、そうなんですか。はい、そのお話楽しみにしています。
   今夜はどうもありがとうございました。
大貫:ありがとうございました。








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