MAK―Science 第27回例会報告(2009年5月31日(日))

○参加者(敬称略):川中朋子、松本早苗、久保木淳士、山本芳幸

○模擬授業
山本:花粉管の観察とルアーの発見
 シロツメクサの花粉に砂糖水を入れたプレパラートで観察し、
 花粉管の成長を観察しました。
 それと、最近日本で発見された花粉管を誘引する物質の発見
 を伝えました。
 これをもっと短くシンプルにし、模擬授業にしたいと思います。


○理科ネタ
乾電池の並列と直列をペットボトルで表す(松本先生)
 大堀先生の追試で、並列の乾電池を1Lのペットボトルと500mlの
 ペットボトルに穴をあけ、水を落として時間の長さを比べたり、
 500mlのペットを縦に2つにし、水の出る量の違いを比較したりしました。


放射温度計(山本)
 小学校なら日なたと日かげ、中学校なら雲のでき方、で応用できること
 を知りました。

映像視聴「偉人たちとの授業」
 ラストの語りは、放射線が良い方にも悪い方にも使うことができる、
 というメッセージであり、小森先生の主張に通ずるところがありました。

○課題授業「たまご」・・・生卵で参加者全員に授業して頂きました。
川中先生:羊水の役割
 生卵をビンに入れ、水を入れると、振っても生卵は割れません。
 そのことから羊水の大切さが分かりました。

山本:細胞の大きさ
 生卵は1つの細胞であり、結核菌のようなミクロン単位の細胞から、
 大きな細胞までさまざまあることを紹介しました。

全員で:白身の外側の膜の性質
 白身の外側の膜が半透膜であるかどうかを調べました。
 膜を取り、それをろ紙にし、墨汁をろ過すると透明な液体が落ちました。
 食塩水は膜を通過しました。コロイド粒子を通さないことが分かりました。


久保木先生:卵は立てることができるか
 丸い卵も工夫次第で立つことができることを、試行錯誤して行いました。
 子どもが熱中しやすいネタでした。

松本先生:卵の殻を塩酸に溶かす
 塩酸にとかし、気体を調べると、石灰水の白濁などから二酸化炭素であ
 ることを確かめました。

 参加された皆様、ありがとうございました。
 次回例会は、7月11日(土)15:00〜 東広島市立平岩小学校の予定です。