●MAK-Science 第29回例会報告 (2009年8月30日(日))

参加者:川中朋子先生,神原優一先生,山本芳幸先生,才野博紀先生,
    才野早苗とその友人の塒加奈子さん,計6名

神原優一先生
・夏の間,東京で集めた科学グッズの数々の紹介。30点あまり。
次から次への紹介されました。詳細はSNSでご本人が書かれていますが,一例を挙げると
もやしもんカルタ,バードホイッスル,吹き流し,マグキューブ,1億分の1地球紙風船,ガリレオ温度計,夢風車,岩塩,お湯で溶ける金属,などなど。
夢風車はモーターとLEDのセットでペットボトルを使って簡易発電装置を作れるというもの。反対に回すとLEDの光の色が変わるのが面白かったです。
マグキューブはネオジム磁石球が沢山(216こ?)入ったパズルで,つなげたり,幾何学模様を作って遊ぶという単純なゲームですが,思わず熱中してしまいました。

・手の温度で空気の膨張と収縮

ゴム栓とチューブをつけた丸底フラスコを逆さにして固定し,そこに色水を入れた物で実験しました。手で底部を温めると,空気が膨張し,水面を押し,下がっていく様子がよく観察することができました。

・アルミホイルとビー玉で作る「アルミホイル卵」

ビー玉を袋状にしたアルミホイルでゆったり包んで,タッパーなどに入れて振ると不思議なことにアルミホイルが丸い形になりました。下敷きなどの上に乗せて傾けて動かすと,ビー玉の動きに合わせて,ホイルがごとごとと不思議な動きをして動きます。

山本芳幸先生
・月の自転と公転
最新の科学ニュースより,月探査機かぐやが調査した月の重力異常を基にに授業をされました。どうして月が地球にいつも表側だけを向けて公転しているのかがわかりました。
地球以外の星の衛星も自転と公転速度が一緒で,やはり同じ面だけを向けて回っているということも知って驚きました。

神原優一先生
・地球と月の距離
地球と月の距離は思っているよりずっと離れていることを,1億分の1モデルを基に,糸を使って具体的に見せてくださいました。

才野博紀先生
・日食
ヘッドアースモデルの日食の授業と大きなバルーンを使って10億分の1にしたときの太陽,地球,月の大きさを授業されました。
どのくらい離れたら月で太陽を隠すことができるか,廊下に出て実際にやってみました。

才野早苗
・生物多様性
環境を守ろうという活動と移入生物による動植物群落の攪乱の問題について授業しました。

日食報告
上海:山本芳幸先生
奄美大島:才野博紀先生

例会後は食事会を行いました。
いつも通り一人一品もちよりで,理科室にて行いました。
料理は科学。ここでも一部理科ネタでした。
神原優一先生
IHヒーター→誘導加熱の利用
トルティーヤ作り

川中朋子先生
ドラゴンフルーツ

才野博紀先生
ムラサキキャベツ焼きそば→青緑(かんすいによるアルカリ性),レモン汁でピンク色
カレーやきそば→赤(同じくかんすいによる,カレー粉のターメリックの色変化)

才野早苗
豚足の煮付け→前足と後ろ足の違い(前足のしわ,大きさの違いなど)
二十世紀梨

食事のあとお祝い事が3つ。
・神原優一先生中学理科セミナーブースNo1
・才野博紀,才野早苗結婚
・MAK-Science3周年記念


なんとそれぞれにケーキを用意してくださっていました。
ケーキ3つを6人で。
なんとも贅沢に食させていただきました。
おいしかったです。

MAK-Scienceいよいよ3周年!!
これからも盛り上げていきましょう!!