○MAK-Science2月例会(H25.2.11)

●参加者:才野博紀先生、才野早苗先生、増田健二郎先生、
     久保木淳士先生、木村祐介先生、神原優一先生、
     山本芳幸、若奈(8名)

●模擬授業:
・風で走る車輪・・早苗先生
紙皿の内側を8方向に切り、それを2枚作り、ホチキスで4カ所を
止めると、完成しました。あおぐと走りました。小3の風とゴムのはたらき、
で活用できました。小さい子どもでも作成可能。

・化学と芸術・・博紀先生
昔の絵で青色に用いられている藍銅鉱の粉を加熱し、分解すると
酸化銅になることを確認しました。その他、色彩を出すのに様々な
岩石が用いられていることを実物の岩石の粉から確認しました。
さらに授業化すると面白くなる内容でした。

・ベアリング・・久保木先生
古代ピラミッドの岩を運ぶのに、丸太が使われたことや、摩擦のある
ところにビー玉を置くことで、摩擦が軽くなること、などからベアリングを
紹介しました。ボールペンからH2Aロケットまで様々なところで用いられて
いることを知りました。物理実験は大がかりになると面白そうでした。

・楕円軌道から彗星・・山本
楕円形を作成し、月が楕円軌道であることから、今年5月にあるスーパー
ムーン、金環日食が起こることを紹介しました。また、3月にやってくる
パンスターズ彗星、11月のアイソン彗星の軌道は、大きな楕円を描く
ことから、オールトの雲を紹介しました。まだまだ研究不足でした。

・電気用図記号フラッシュカード・木村先生
電池や電球などの電気回路記号を記号と図でフラッシュカード風に
紹介しました。生徒の導入にはぴったりのものでした。
リズムとテンポで子どもを引き込める教材でした。

●理科ネタ紹介
・コチニール色素・・博紀先生
コチニールガイガラムシという虫から色を出しており、
湯に入れると、赤色のきれいな色を出しました。

・沖縄修学旅行のスライド・・博紀先生
バナナの実、沖縄戦の浜の色、マツの葉など、沖縄でしか味わえない
理科の醍醐味を知りました。

・鉄の棒による音階・・神原先生
鉄棒を紐につるすことで、紐を指に巻いてたたくと、きれいな
音がしました(骨伝導)。紙コップにつなげても同様に聞こえました。
5mmのアルミ棒だとよりきれいな音がしました。

・CDによるびゅんびゅんごま・・神原先生
CDに紐を通して、びゅんびゅんごまができました。
スポンジ状のものをつけることで紐を通すことができました。

・古書紹介・・博紀先生
いろいろ買った古書を紹介。オススメは『化学のドレミファ 米山正信』
小森氏の科学ノートにも,この本の内容が反映されているとのことです。

ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。