(C)TOSSインターネットランド /中学校/2年生/理科/電流/磁石/電磁石/モーター
山本芳幸(TOSS岡山サークルMAK、MAK-Science、TOSS中学∞)
磁界があるところに電流が流れると力が発生する。その原理は新しい教科書では扱われていない。
本授業では、力が発生する理由を実験によって押さえ、なぜを問う楽しさを追求する。
授業スライドはこちらから!
【用意するもの】U字磁石,レール(作成方法はこちらから),アルミパイプ,リード線,電源装置
レールにパイプを乗せる。磁石をのせる。
パイプに電流を流します。パイプはどちらに動きますか。
磁石を逆にして、磁界の向きを反対にします。パイプはどちらに動きますか。
電流を逆にして、電流の向きを反対にします。パイプはどちらに動きますか。
電流も磁石も逆にして、電流も磁界も向きを反対にします。パイプはどちらに動きますか。
電流の方向、磁界の方向に対して、力がどの方向になるかをスライドでも確認する。
実験結果の4つのパターンを、以下のような割り箸3本で示す。すると、すべてこれで説明できる。
赤い割り箸……電流の向き
青い割り箸……磁界の向き
黒い割り箸……力の向き を表す。
これは、左手の中指を電流の方向、人差し指を磁界の方向、親指を動く方向、としても表せます。フレミングの左手の法則と言います。
スライドでも確認する。電流が流れると磁界が発生します。磁石の磁界の方向とぶつかり合うところでは弱め合い、磁石の磁界と同じ方向のところでは強め合います。その結果、磁界の強さの違いが表れ、強いところから弱いところに押し出されます。
参考文献: 科学ノート「電流」 小森栄治氏、教科書 東京書籍 理科1分野上、啓林館 理科1分野上