すんえいさ Vol.16(1/10発行)
3学期スタート!
あけましておめでとうございます。
冬休みもあけて、早くも3学期です。正月ボケも、もう直ったころだと思います。3学期の理科が、皆さんにとってさらに充実したものになることを願っています。
3学期の予定
化学 教科書P29から始めます。(実験なども行います。)
地学 地質・環境問題・ビデオ鑑賞を行う予定です。
生物 南方熊楠(みなかたくまぐす)について勉強します。
移動教室の多い授業が多くなると思います。化学教室の約束をもう一度確認しておきます。
化学教室の約束
@ 化学教室では、走らない、ふざけない。
(ガラス器具や薬品があるので危険です。)
A 机に落書きをしない。見つけたら、消しておいてください。
B 火や薬品を使う実験は、必ず立って行う。いすは中に入れておく。
(事故防止のための約束です。)
C 番号がある器具は、自分の班の番号のものを使ってください
D 器具類は、必ず元の位置に返してください。
E 最後のクラスは、机をぞうきんでふいて、いすを上げてください。
F いらないもの(マンガ、プリクラのアルバムなど)を持ってこない。
G チャイムが鳴り終わるまでに、化学教室に入っておこう。
(遅れたら遅刻です。)
視聴覚教室は、席は自由です。しかし、以下のことを約束してください。
視聴覚教室の約束
@チャイムが鳴り終わるまでに、視聴覚教室に入っておこう。
(遅れたら遅刻です。)
Aいらないもの(マンガ、食べ物、プリクラのアルバムなど)を持ってこない。
B机に落書きをしない。見つけたら、消しておいてください。
C授業が終わったら、イスを入れ、スリッパをげた箱にきちんと入れておく。
地学アンケート結果
@ 外に出てこのあたりの地質を見る、という授業に賛成ですか?
賛成 65
反対 5
どちらでもいい 24
よって、行います。しかし、真冬なので短時間でやりたいと思います。
A 映画を見るとしたら、何が見たいですか?
ジュラシック・パーク 15
アルマゲドン 39
ダイナソー 18
センス・オブ・ワンダー 17
ディープ・インパクト 26
その他(ハリー・ポッター 6)
(パール・ハーバー 4)
地学の3学期末の授業で計画しています。授業時数の都合で変わるかもしれませんが、アンケートを参考に決めたいと思います。
その他、これまでの授業の感想と要望を書いてもらいました。とても参考になりました。実験がしたい、視聴覚教室でビデオを見たい、外出したい、などの意見がありました。ありがとうございまいた。
すんえいさ Vol.17(2/4発行)
恐竜絶滅のナゾ
前回の地学の授業で、「46億年の贈り物」のビデオを見ました。
そのなかで、恐竜が6500万年前に突然絶滅したことがでていました。
1億6000万年間続いた恐竜時代がなぜ、突然終わったのか?
もっとも有力な説として、「隕石(いんせき)説」があります。
○恐竜が絶滅した6500万年前の地層から、地殻(ちかく)にはほとんどなく、隕石に含まれているイリジウムという元素(げんそ)の残る地層が発見された。
○重力異常の調査で,メキシコのユカタン半島にかつてのクレータが見つかった。直径約200km、深さは1、2kmあった。
○そのクレーターから計算して,隕石の大きさは直径約10キロで、秒速20〜30kmで激突したと思われる。
○落下地点周辺ばかりか、世界中の6500万年前の地層から、たくさんのすすが見つかっている。隕石が衝突した際,森林が燃えたと思われる。
○衝突の瞬間は破片が舞い上がって空を覆(おお)い、加えてすすが漂(ただよ)い、太陽の光をさえぎる。光のない地球は氷河期のようで、恐竜は対応できなかったのではないか。
○隕石が落ちた海底では石灰岩などが解け、二酸化炭素などが発生。酸性雨が降り、オゾン層が破壊され、地球の温暖化が起きるなど、いま懸念(けねん)されている環境問題のほとんどが一瞬にして起きた、という。
人類が、恐竜と同じように絶滅しないためにも、地球は大切にしなければいけないと思います。
「46億年の贈り物」
前々回の地学では,石油,石炭,ウランがどのようにしてできたのか,というビデオを見ました。感想を載せます。
石油を節約しないと,ヒーターが使えなくなっちゃう・太陽光発電をして暮らしてみたい・たくさんの石油や石炭を今まで使ってきたんだなあ・40年後ぐらいに,どうなっているだろうか・地球ができてから今の生活ができるまですごく長い時が過ぎている・地球の歴史は守らなければならない
使い捨てカイロを作ろう
前回の化学の実験は,鉄の燃焼を利用した使い捨てカイロを作りました。感想を載せます。
カイロの作り方を初めて知った・結構簡単に作れるんだな・家で作るには,材料を集めるのが大変そう・酸素が必要なのが,ちょっと不思議・手が汚れた・お得
花崗岩を調べよう
前回の地学は,実際に外にでて,この辺りを構成する岩石の花崗岩を調べました。授業の感想を載せます。
石を探して楽しかった・こんなものでも鉱物があるとは知らなかった・小さいとき,遊んでいた砂が花崗岩だったのを初めて知った・鉱物を探すのが難しかった・粉々になってめんどくせ〜・寒かった
爆発
今回の化学は,2時間連続で「爆発」の授業を行いました。アルコール(エタノール)の気体・水素を利用しました。感想を載せます。
燃え方にもいろいろあるんだな・最後になるほど音が大きくなった・音になれたら楽しくなった・びっくりばっかりさせられた・耳が痛かった・迫力があった・心臓止まりそうだった・またこういう実験をみてみたい・うるさすぎ・怖かった
すんえいさ Vol.18(2/16発行)
3学期学年末考査間近!
まだまだ寒い日が続きます。いよいよ2年生最後の定期テストです。テスト範囲は、以下のとおりです。
生物・地学 2/26(火)1校時目
生物 粘菌について、熊楠について
地学 「46億年の贈り物」、花崗岩、オゾン層破壊、地球温暖化
化学 2/28 (木) 2校時目
教科書P29〜33、プリント6,7、使い捨てカイロ・爆発の実験、分子カルタ
早めに対策を練っておこう。
狂牛病(きょうぎゅうびょう)について
○狂牛病(牛海綿状脳症、BSE)とは
神経細胞が破壊されて脳に空洞ができ、脳がスポンジ状になる致死性の病気。
音への過敏反応、起立異常、攻撃的になったり転倒しやすくなる。発病後6ヶ月程度で死亡。治療法はない。
○狂牛病の原因は異常プリオン
動物や人の体内にある正常なプリオン(タンパク質)に、異常プリオンが作用し、異常型に変えていく。異常プリオンはこの異常プリオンが脳に蓄積すると発病する。
正常なプリオンの体内でのはたらきはまだよくわかっていない。
○感染は種の壁を越えて
・始めは羊の海綿状脳症(スクレーピー)が発見された。この病気で死んだ
羊をエサ(肉骨粉)として羊や牛に食べさせたことによって感染が広がった。
・イギリスなどでは狂牛病に感染した牛の脳や内臓を食べたことで人にも感染
(新型ヤコブ病)し、100名以上の死亡者が出ている。さらに感染した牛の
角膜や脳膜、硬膜などを移植した人にも感染することがわかった。
○海外の狂牛病対策
・1996年 狂牛病が人に感染すると判明(英国)
肉骨粉の使用禁止を勧告(国連WHO)
・1997年 肉骨粉の使用禁止(米国、オーストラリアなど)。
肉骨粉の国際基準を設定
○日本の状況
・日本がEUに対して日本の肉骨粉の調査依頼
EUは日本での危険性を指摘。しかし、日本(農水省)はこの調査報告を無視
・危険を無視したまま危険な肉骨粉の使用を続ける
・2001年、日本でも狂牛病が発生。
・日本の検査方法は狂牛病が進行しないと検知しにくく完全な方法とはいえない。
○どれだけ危険かはまだ未知
・イギリスで完全に飼料として肉骨粉が使われなくなった98年以降も狂牛病は
発生している。また新型ヤコブ病の平均潜伏期間は16年といわれており、
イギリスでも患者の発生はこれから。
・イギリスでは当初無責任(非科学的)な安全宣言によって感染が拡大したが、
日本も同じ経過をたどっている。
○原因は私たちの価値観
・本来、草食動物(牛、羊)に肉を食べさせた(共食い)ことが大きな要因。
・肉は10倍の穀物を消費して生産されている。途上国の餓死は、先進国の
肉食が原因であるとも言える。この40年間で肉食は7倍に増えた。
これほどの肉食が必要だろうか?
・私たちは牛乳も大量に消費しているが、本当に必要なのだろうか。
食生活の見直しが必要ではないだろうか。
(ネットワーク「地球村」通信109号から引用)
オゾン層の破壊
前回の地学の授業、最も愁られている地球環境問題である、オゾン層の破壊について勉強しました。感想を載せます。
・気をつける。
・うかうか外にも出られないようになるかもって思うと気が重くなる。
・オゾン層がすごい勢いで破壊されているのを実感した。
・20年後どうなるのだろう。不安でもあり楽しみでもある。
・自分たちの身を守ることばかりじゃなく、もっと動物や植物とかの事をちゃんと考えてほしいなと思いました。
・フロンガスをできるだけ使わないようにしようと思った。
・地球がどんどん汚れていくからかわいそう。
・こういうことは大切なことだ。真剣に考えるべきだ。
・20年後が恐くなった。
・フロンを追い払え〜。
すんえいさ Vol.19(2/26発行)
3学期学年末考査(追伸)
学年末考査は、生物・地学は2/26(火)1校時目、化学は2/28 (木) 2校時目でしたね。
提出物は、テスト終了後の終礼で提出してください。
生物・地学は、まだ出していないプリント
化学は、ノート、プリント7(B組はプリント6も)、まだ出していないプリント
です。
提出期限は、テスト当日の正午まで、とします。
「アルマゲドン」を観て
A,B,D組の3学期の地学では、アンケートで一番多かった「アルマゲドン」を2回に分けて鑑賞しました。感想を載せます。
感動した・迫力あってすごかった・何回観てもおもしろい・とっても勇気ある男たちだと思う・帰って来て歩くシーンは胸がジーンとくる・現実にないとはいいきれない・最高・CGがすごくきれいだった・みんなの行動力や判断力がすごい・何十回も観たけど感動する・世界が平和になった裏では、誰かが犠牲になる・ハリー超カッコイイ・マックス!お前が.1だ!・泣きそうになった
アルマゲドンを3回観させてもらいましたが、観れば観るほど内容もわかって
より感動しました。この映画ができるまでに、莫大な費用とスタッフの努力があったと思います。
図書室にもビデオが置いてあります。もう一度観たい人はどうぞ。
「ジュラシックパークV」を観て
C組の地学では、最近レンタル化された「ジュラシックパークV」を鑑賞しました。感想を載せます。
恐竜の動き方がすごかった・ドッキドキだった・人間っていざというときすごい力を発揮できるんだな・ビリーが生きていたのでよかった・卵持ち帰り禁止・現実だったら一番に食べられてそう・迫力あった
恐竜ものを観るのは初めてだったのですが、恐竜をこれほどリアルに再現しているとは思いませんでした。ものすごい研究と技術が必要だったと思います。
地球温暖化
先週の地学は、地球温暖化について勉強しました。感想を載せます。
節約しようと思う・日本などの国は沈んでしまう。重大な問題だ・CO2を減らせ!・自分たちでできることを見つけて、やらなくっちゃね・CO2削減を説いてもムダだ・全てが自分たち人間がしてきた事が原因だというのが怖い気がする・私はエコロジ〜・こんなことでいいのか?
地学では、オゾン層破壊・地球温暖化と2回にわたって地球環境問題を取り上げました。
環境問題は、その原因が私たち先進国にあります。
「自分さえよければいい」、「今さえよければいい」という考えのもと、経済拡大をし、途上国の大切な資源(石油、石炭、木など)を浪費してしまったのが根本原因です。
「目先」と「未来」
「経済」と「環境」
「お金」と「いのち」
あなたは、どちらを選びますか?
すんえいさ Vol.20(3/22発行)
3年生を迎える皆さんへ
2年生も最後になりました。
2年生理科の授業はいかがでしたか?
この1年間、わからない授業や、つまらない授業もあったと思いますが、皆さんに理科を楽しく、わかりやすく勉強してもらうことを目標に、自分なりに努力してきたつもりです。
3学期の学年末テスト(化学、地学)で授業評価と授業の感想を書いてもらいました。いくつか掲載します。
化学
○ 1年を通していろいろ実験とかしたけど、一番印象に残っているのは「ドライアイス」の勉強だった。
○ 私は中学の頃から科学系の勉強がとても苦手だったけど、2年生になって化学をしだして楽しくなり始めました。よかったと思います。
○ 化学の授業はわかりやすくてすぐに覚えれた。もしわからなくても、プレテストなどで復習してくれたからよかった。
○ アボガドロの法則は難しいと思いました。ある程度はわかるようになったけど。やっぱり実験をしたらすごく楽しいし、覚えておけたような気がする。
○ 1年を通して、だいたいは実験が多かったから、べつに嫌な授業ではなかった。私は実験ものが好きなので楽しかった。
○ もともと化学は嫌いだった。けどしなければだめだから仕方なしにやっていたけど、今は少しわかるようになったので、前ほどは授業があまり苦にならなくなった。
○ カルタでほとんど一番だったから、すげーうれしかった。やっぱり化学反応式とかわからんわ。でも楽しけりゃオッケー。
○ どうやったら爆発がおこるのか、使い捨てカイロはどのようなしくみで温かくなるのかがわかってよかった。いろいろと難しかった。
○ 黒板に書くのが早すぎて、ノートとかとれなかったりしたけど、授業の説明とかわかりやすくなった。その調子で、がんばれ〜。
○ この1年間化学を嫌いにならずにいられたのは、テストでみんなに注意されたところを直して、頑張ってくれたおかげだと思います。
○ 化学の授業で一番楽しかった事は、やっぱりカルタとトランプ(モルQ)です。授業や実験でもいろんな事を調べていろんな発見があったと思います。
化学の授業評価(平均3.4)
地学
○ 楽しかったときもあるけど、楽しくないときもあった。僕は環境についてもうちょっと勉強したいかな。
○ 色々な映画もみたけど、楽しい1年間でした。
○ 宇宙と環境がおもしろかった。3学期では花崗岩を取りに行ったのが面白かった。前よりは地学が好きになったなって思います。
○ 地学は不思議なことがたくさん。色々なことが起こって、色んな物が生まれて、また土に戻ったりして。すごいです。
○ 地学は、すごく苦手なのであまりよくわからなかった。最初のころはあまりまじめに出来てなかったけど、最後は頑張ったと思います。
○ いざ地震がきた時にどうやって頭を守るとかいろんなことも知って、地学では自分のためになることも、学力の部分でも結構学んだと思います。
○ 不思議なことをばかり習ったような気がする。宇宙の話は面白かった。もっとしたいという気持ちになった。全体的に楽しい授業だった。
○ アルマゲドンは本当に最高。号泣してしまった。はずかしー。
○ 地学のことについてすごく興味があったので、とてもよい勉強になりました。楽しかったです。図を見ながら勉強するのはとてもよい方法でした。
○ 外に出ての授業は楽しいし、わかりやすいとおもった。だからそういう授業が多ければ、楽しくわかりやすい授業になると思う。
○ 先生の授業は最初なんかテストとかばっかりやるし、どんどん先に授業すすめるし、面白くないと思ってたけど、最近は違うなーと思った。先生はみんなのことをメッチャ考えてるなーと思ったし、こうやって授業するのが当たり前なんだと思った。
地学の授業評価(平均3.4)
皆さんどうもありがとう。
1学期中間考査のとき、7割の人が、授業が面白くない、わからないと答えていましたが、みんなのおかげで、平均がどちらも3.4と予想以上の評価でした。
来年度、皆さんといっしょに勉強できるかわかりませんが、どうか、理科を楽しむ心を忘れずにいてください。
最後に、僕が最も好きな詩を紹介します。
これは、アメリカの80歳の老婆が亡くなる少し前に書いたそうです。
夢
もう一度生まれ変わることができるなら
春の土のうえを もっと裸足踊り
もっと 笑い もっと 歌い
もっと 知らない人に 話しかけるだろう