『山弦One More Music』公開録音レポート Vol.1

1999.10.23
@ 高松ミュージック・イン・グランドファーザーズ



 佐橋: 佐橋佳幸
 小倉: 小倉博和
 会場: 観客の皆さん

(敬称略)

注:太い字の部分は、放送で流れた箇所です。


1999年10月23日午後4時

朝から、うどん屋3軒のハシゴですっかり気分は香川県民なわたくし。

いよいよ、ミュージックイン・グランドファーザーズ(以下、グラファン)での公開録音の時間が迫ってまいりました。。グラファンでは、リハが行われてるようで、山弦とゲストの鈴木祥子さんが窓越しに見えました。わーい。近くのケンタ(not 健太)の前で、インターネット関係の友人と待ち合わせをして、とりあえずはグラファンすぐ前にあるうどん屋「うどん棒」で腹ごしらえ。(本日4杯目)


午後5時

入場は先着順との事なので、とりあえず並びましょう。しばらくして、さっきのうどん屋さんが出前を持って会場内へ。「あ、おぐちゃん、今日4玉目だ。」 (偶然会った空港近くのうどん屋で、おぐちゃんが一度に3玉食べるのを目撃済み。結局、高松滞在1日で12玉食べたらしい。)


午後5時30分

ほぼ、定刻通りに、会場入り。

「50人も入ったら、いっぱいいっぱいだよー。」と聞いていたとおり、結構狭い。 私たちは、佐橋さん寄りの、水槽の後ろのテーブルにつく。目の前がステージなので、かなり興奮。そして、ここは本格的なバーということで、With おいしいお酒で山弦を楽しめそう。私は、バーボンロックを注文。開演時間がせまるにつれて、立ち見のお客さんもかなり出てきた。


午後5時55分

この番組のディレクターで、FM香川のメイン・パーソナリティでもある、蒲野さんが前説。

「いい雰囲気をお伝えできるように、みなさんの声を録るための

 マイクも用意しています。素晴らしい演奏がありましたら、拍手、歓声を

 お願いします。」

んーー、なんて嬉しいお言葉!!


午後6時

会場は超満員。ほぼ、時間通りに山弦のお二人が登場。

佐橋さんは、赤ワインを手に、グレーの細身のTシャツに茶色のパンツ。左手にしているシルバーのブレスレット(名前失念。だけど、確か、すごいブランド品・・ワイヤーロープを模してて、止め部が金の・・ほら・・)がなんとなく気になる。(笑)

小倉さんは・・ジントニック(水?)を手に、目も覚めるようなスカイブルーののシャツ、もう一度目の覚めるような赤のパンツ姿。

#お酒を持っての登場は、「アザラシティ」以来だ〜〜。

小倉: 今日も始まりました、山弦・・・・

佐橋: ・・・・・・・・ワンモア・ミュージック。

会場: (笑)

 #佐橋さん、ギターの用意をしていて、出遅れる。(笑

小倉: 今日は、たくさん、お友達が・・・

佐橋: そりゃそうでしょ、今日は、おぐちゃん、地元じゃないですか。

小倉: ・・いつも地元なんですけどね。

佐橋: あ、今日はって言うわけじゃ・・・(笑)

会場: (笑)

小倉: ま、しゃべる前に、一曲やっときますか。

佐橋: やっとくでしょう。

会場: (大歓声)

 ギターチューニング

小倉: 放送を聴いている方は、何が始まったんだろうっていう・・・

佐橋: そうですね。(笑)

小倉: では、『JOY RIDE』っていうアルバムを出したんですけど、

    その中から、タイトル・チューンを・・・

会場 (大歓声)

小倉: ・・・盛り上がってますね・・何にもやってないうちから。(笑)

------------- 『JOY RIDE』  performed by 山弦  -------------

左: 小倉 K-Yairi 100RF-G

右: 佐橋 Taylor 612-C

 おぐちゃん、地元のせいか、気合いの入り方がハンパじゃない・・・・

 左足もすでに全開。

 ラスト近くのアドリブでは、メロディそのまんま、歌ってるし。

 一方の佐橋さんは、演奏の間で「気合い声」が入ってるし。。(笑)

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会場: (大歓声)

佐橋: ありがとうございました。『JOY RIDE』という曲でした。

小倉: なんか、必要以上に、ウケてましたね。(笑)

佐橋: グランド・ファーザーズというお店に、なんで僕も思い出があるかっていう

    話なんですけれども・・・

    昔、アマチュア時代に渋谷に、洋楽の音楽をいっぱいかけてくれる・・・・

    洋楽の音楽って、なんなんだ・・・(笑)

小倉: 「いかのスルメ」みたいな、ね。

会場: (笑)

佐橋: レコードおたくが涎物の盤がいっぱいある、渋谷のお店に行っていたんです。

    これが、「グランド・ファーザーズ」っていうお店なんです・・・

小倉: 同姓同名・・・

会場: (どっちが・・・姓、どっちが名・・(ぼそっ))

佐橋: どっちが名字で、どっちが名前なんだっていう話ですけどね・・・(笑)

小倉: ま・・・流しといて・・・・

佐橋: 編集、可能ってことで・・・(笑)

佐橋: でも、その頃は、忘れていたんです、すっかり。

小倉: んで、高松にも、いいお店があるよって、僕が言ってたんだよね。

佐橋: 川本真琴ちゃんのツアーで高松に来たときに、おぐちゃんの言っていた

    お店に、来たんです。 それが、この店だったんです。

小倉: ところが、昔、渋谷で悪いことしてたときに持っていたマッチの絵と、、

佐橋: このマーク(店内にある、グラファのマークを指さす)が同じだったんです。  

小倉: マッチ持って、何してたんだか・・・(笑)

佐橋: そんな・・・公共の電波で、なんてことを・・(笑)

会場: (笑)

佐橋: そう、お店の下まで来て、外にある看板を見て、

    「あれ?これ、同じ店??」と思って入ってったら、

    カウンターの中で働いてる方が、見覚えのある人で、

    「あーー??」って事になったんです。

    で、夢みてるのかと思ったんですけど、よくよく聞いてみたら、

    この店のご主人が、東京の渋谷のグランドファーザーズで働いていて、

    のれんわけをしてもらって、故郷に帰ってきて、、、

    そこに、おぐちゃんが飲みに来ていたと・・・(笑)

小倉: 随分前から、このお店に来ていたような記憶があったんですけど・・

    昭和63年に、この店がオープンしたと・・

佐橋: それじゃ、おぐちゃん、東京にいたじゃない。

小倉: そうなんですよ。。。

小倉: それで、東京からこっちに帰って来たときに、

    ここに今日も来てくれてますが、高校時代に一緒にバンドをやっていた

    すばらしい友人たちと、 とんでもない、大騒ぎをしましてですね・・・

佐橋: そっから、飛び降りた?(笑)

小倉: それも、一回や二回じゃない・・・(笑)

佐橋: まぁ、偶然にもほどがあるっていう話でですね・・・

小倉: それで、僕の実家が、ここから歩いて1分くらいなんですね。

会場: (笑)

佐橋: 前回来たときに、記念写真、撮っちゃいましたから。

小倉: その写真が出回って、「小倉さんの実家、見ましたよ。」って。(笑)

佐橋: この店、カウンターの中に、すっごくいっぱい、

    盤があるじゃないですか。

   俺、ああいう、カウンターの中に盤があると、

   どうしても自分でカウンターの中に入って、

   自分で盤をかけたくなるんですよね。

小倉: こないだ、かけてたじゃないですか。(笑)

佐橋: あ、、、帰り際にね。

小倉: あと、悪友に柴田というのがおりまして。

会場: (というか、私たちの周りだけ(^^;)(笑)

佐橋: 「ちょっと、柴田、『S』んとこ、探して。俺、『H』探すから」って言って、

会場: (爆笑)

佐橋: 勝手にかけてましたけどね。

#この日も、打ち上げの帰り際に佐橋さん、カウンターん中に入って、レコード物色していました。(笑)

佐橋: そういう不思議な縁がもとで、この『山弦 One More Music』という

    番組が始まったようなもんなんですけど。

    ということで、僕らも番組の収録を、このお店でやっているという設定で、

    やっているんですけれど・・

小倉: ま、嘘なんですけどね。

会場: (笑)

佐橋: (笑)

小倉: 最近、嘘が多くなって・・・なんか、生きていくのが大変だ・・・

佐橋: (笑)

#この番組収録前にゲスト出演した関東のFMで、おぐちゃんが嘘を言ってリスナーを騙すというクイズがあって、ここからこのセリフに繋がったそう。(Thanks PUSHさん)

佐橋: せっかくですから、なんかかけて貰ってもいいですか?マスター?

    なつかしい・・俺の17,18の・・・・・

    17,8で飲み屋に来ていたのか、俺。

会場: (笑)

小倉: なんで、マッチを持ってたんだろう・・・

佐橋: そうですよねぇ・・・(笑)

佐橋: テレンス・ボイランさんの曲を・・・

小倉: ねぇ、マスター

佐橋: ねぇ、マスター。

小倉: 一曲、かけてよ・・・


『Don't Hung Up Those Dancing Shoes』   by  テレンス・ボイラン

佐橋: イントロで、しゃべっていい?

小倉: こっから先は、編集されると思うんで・・・

佐橋: ・・・歌っちゃおうかな・・・

会場: 大歓声

#結局歌わず。(^^;

小倉: 渋谷のグランドファーザーズっていつからあるの?

佐橋: もう、物心ついたときにはありましたからね。

佐橋: (タバコに火をつけて)みなさんも、あの・・・

小倉: 曲がかかってる間は、リラックスして。

佐橋: タバコ吸おうが、何しようが・・・

小倉: (おもむろに)乾杯〜〜!!

会場: かんぱーーい!!

小倉: これ、キーボードが、ドナルド・フェイゲン・・

佐橋: そうなんですよ・・・一度お会いしたことがありまして・・

(以上、曲がかかっている間の裏でのおしゃべり)


佐橋: というわけで、テレンス・ボイランさんで、

   「なんとかのダンシングシューズ」って邦題がついていたと思うんですけれど、

   『Don't Hung Up Those Dancing Shoes』 っていう曲でした。

   で、このテレンス・ボイランさんですが、スティーリー・ダンの、

   ドナルド・フェイゲンさんと、同級生。で、お兄さんのジョン・ボイランって

   いう人が、有名なプロデューサーで、、、(以下、音楽談義が続く・・・)

小倉: じゃぁ、僕も一曲・・・CSN&Yっていう・・・

佐橋: (店内の壁にあるジャケットを指さして)そこにかかってるじゃないですか。

小倉: 今日は、僕がこのグループを聞くキッカケになった・・・

    『小さな恋のメロディ』って映画の、これも、高松のセンパイに教えて貰った

    んだけど・・

佐橋: ああ、そうなんだ。

小倉: では、『デジャヴ』ってアルバムの中から、『Teach Your Children』っていう

    曲を・・聴いてみましょう。

    ねぇ、マスター、かけてよ、マスター。


『Teach Your Children』   by  CSN&Y

佐橋: あんまりかけすぎて、盤がバチバチになっちゃったんで、あそこにかけてある?(笑)

おもむろに、ギターをつまびきだす佐橋さん。

それを邪魔するように、チューニングをするおぐちゃん。

佐橋さん、にが笑い。

それにしても、生演奏の収録の時とか、こうやってかかってる曲に合わせて

ギターを弾いてるんだろうなー。。。。

最後、「And Know They Love You(←あやしい)」ってフレーズを二人でハモって、

会場から歓声。


佐橋: ということで、CSN&Yで、『Teach Your Children』でした。

(BGMを聴いて)

小倉: を?

佐橋: いきなり、アール・クルーですか。さすが。

小倉: ジェームス・テイラーの曲で・・・

#って、イントロのギターがちょろって流れただけなのに・・・お二人こそ、「さすが」。

小倉: この曲もよくかけて貰ったなぁ・・・

佐橋: ということで、このお店の話はキリがないんですが・・

    ここまで、アメリカ音楽を揃えてあるってお店、、、

小倉: ないんじゃないですか?

    四国の中でも、珍しい・・・

佐橋: というわけで、グランド・ファーザーズといえば・・・

小倉: えーー、おじいさん

会場: ・・・(控えめな笑い)

佐橋: やられた・・・

小倉: とんでもない、滑り方を、今しました・・・

佐橋: すこーん・・・・

小倉: 目で見える引き方を・・・

会場: (笑)

続く・・んだけど、今回はここまで。(^^;