『山弦・One More Music』2000.02.12 Part.2


佐橋: 佐橋佳幸
小倉: 小倉博和

(敬称略)



小倉: あいかわらずですね、でも。やってる事は。

佐橋: うん、あの・・ねぇ。
    あのぉ・・さっき、うどんでおなじみの安藤さんも言ってましたけどぉ、
    もう、ドナルド・フェイゲンっていうハンコを、ばぁーんって押された感じの。

小倉: なぁんかね、ハガキがね、、、来てましたよ、そういえばですね、
    そのことで、、えーー、善通寺市の、あられちゃんですが、

    えー、「小倉さん、佐橋さん、毎日寒いですね。風邪など、ひいてませんか?


    ・・・ひいてないよ。大丈夫だよ。(←やけに可愛げ・・・ヘンなテンション


    「ところで、ロック・クラシック・アルバムシリーズ、スティーリー・ダン・・」(笑)

佐橋: (笑)
    腹話術じゃないんだから・・・・(笑)

小倉: (笑)「エイジャの映像、ご覧になりましたか。私は先週購入しました。」  
    あーーね、あれはすごかったですねぇ・・・・

佐橋: 「Aja 」ってアルバムの、メイキング・ビデオでしたよね。

小倉: そうですね。えーー、『Deacon Blues』とかね、やってますがですね・・・

小倉: えーーとですね、ま、ちょっと、はしょって、
    「『Peg』で、OKテイクを弾いているのは、ジェイ・グレイドンですよね。
    でも、そこに至るまで、7人のギタリストがスタジオに呼ばれたけど、全然ダメで、
    8人目のジェイ・グレイドンで、やっとフェイゲン&ベッカーが思い描いていた
    フレーズが録音できたらしい・・お二人様は意地悪だなぁと思ったのですが。
    その前の、ボツになった、2テイク分をプレイバックして、聴かせるという・・

    あ、俺も見ましたけど。

佐橋: あ、見たぁ?俺、まだねぇ、このビデオ、見てないんですけれどぉ。

小倉: そうなんですよ。いきなりねぇ、マルチをスタジオでかけまして。

佐橋: マルチのテープを。

小倉: はい。そん中で、ボツになっているね、ギターのリードのテイクね、
    出すんですよ。フェーダーでね、立ち上げて。

佐橋: うんうん。

小倉: でさ、そこで一言言うのが、もう、ホント、にくたらしい一言。

佐橋: なに?

小倉: 「みんなにも、なぜボツになったのか、すぐわかるよね。」

佐橋: ふふんっ・・・(笑)

小倉: (笑)やめてあげようよ、やめてあげよう・・・・

佐橋: でもね、俺ね、たまたま、あのーー。

小倉: でも、確かに、あれはボツになるでしょうと、思ったです。

佐橋: あのーー、他にも、メイキング・ビデオもそうなんですけれど、
    「REELIN' IN THE YEARS 」っていう、本も出てまして、数年前に出たんですけれど。
    その中にも・・・

小倉: あ、出ましたねぇ。あの、暴露本的な、なんか、ねぇ。

佐橋: うん、まぁ、彼らに向けてのインタビューを元に、構成している本なんですけれども。

小倉: 暴露本っていうか、ホントに知りたかった、かゆいところまでにちゃんと、取材が
    出来てるっていうか、手の届いている、本でございましたけれど。

佐橋: うん。そういうような、ね、ま、たまたま、『Peg』のギター・ソロの時の話は、
    メイキング・ビデオの中で紹介されるんですけど・・

小倉: はい。

佐橋: どのパートでも、これ、やってます。本読む限り。

小倉: やってるね。

佐橋: やってます。だって、なんとかってアルバムで、亡くなっちゃった、 TOTO の
    ドラマーのジェフ・ポカーロが、アルバム、全部一緒に録ったと。全曲、録音しました。
    えーー、ついにレコードがリリースされる日がきました。

小倉: うん。

佐橋: んで、見本盤を聴いたら、一曲も自分じゃなかった、という。(笑)

小倉: (笑) そういうこと、よくやるよねぇ。
    俺もねぇ、大分前に、なんだっけ・・カールトンのインタビュー・・
    多分ねぇ、80年代のインタビューだったと思うんだけれども、

佐橋: うん。

小倉: スティーリー・ダンのアルバムで、カールトンさん、弾かれてますよねっていう
    インタビューがあって。

佐橋: うん。

小倉: いや、彼らの場合、弾くには弾いたけど、残ってるかどうか、
    全然わかんないんだっていうね。。。

佐橋: ああぁーー、ね。

佐橋: あのー、そういう・・・

小倉: そういう、突き詰めて、突き詰めて・・・

佐橋: ま、いろんな実験を繰り返してっていう、ところだと思うんですがぁ。 
    まぁ、今回のアルバムは、どういった感じになっているのか、
    ま、ホンのちょっとだけでも感じていただけたかなと。

小倉: ということでですね。

佐橋: 新譜が、まだないので、昔のヤツからかけますかね。

小倉: はいはいはい。

佐橋: これ、山弦も、結成当時、

小倉: はい、カバーした曲ですね。

佐橋: アルバム、「Aja 」の中から、

小倉&佐橋: 『Deacon Blues』。




『Deacon Blues』 by STEELY DAN


小倉: ということで、スティーリー・ダンで、『Deacon Blues』を聴いてもらいました。
    やっぱり、完璧ですねぇ。

佐橋: このころから、だいぶ・・・いいかんじ・・・

小倉: だいぶ、やられてますねぇ。。

小倉: でもですねぇ、最近ですねぇ・・ベテランというか・・・お年寄りというか・・(笑)

佐橋: (笑)

小倉: なかなか・・・

佐橋: 巨匠の復活が・・・

小倉: 巨匠の復活・・・巨匠の逆襲・・

佐橋: 巨匠の逆襲・・・ CSN&Yも出ましたよぉ・・

小倉: 出ましたねぇ。
   (1999.10.26発売 「Looking Forward」)

佐橋: これも、良かったなぁ・・(しみじみ)

小倉: Yがいたり、いなかったりていうね。
    でも、よくニール・ヤングが一緒に作ったもんだね。
    でも、これは、最初、ニール・ヤングのソロ・アルバムを作っていたんでしょ。

佐橋: いや、でも、いろんな説があってぇ。

小倉: (タバコに火をつけながら)うんうん。

佐橋: あのー。三人で一緒にやってる所にニール・ヤングが入ってきたとかぁ。
    丁度、あのー、このグループはですねぇ、ニール・ヤングとスティルスさんの
    間柄っていうのもあるんでしょうけどぉ・・・

小倉: そうだよね。

佐橋: あのー、クロスビーさんの体調ってのがあるんですよ。

小倉: あ、そうなんだ

佐橋: うん。一回、死にかけたりもしてるので、あの、数年前に。
    ということで、なかなか再結成に至らなかったということですが・・・

小倉: C、S、Nでは、結構・・・

佐橋: やってんだけどねー。
    久しぶりだよねぇ。

小倉: うん。バッファローでねぇ、スティルスと、ニール・ヤングが、ね。
    バッファロー・スプリングフィールド・・・・ねぇ・・
    いろいろあるんだろうけど・・・・

佐橋: はい。

小倉: 素晴らしいアルバムですよね、これ。

佐橋: はい。

小倉: あと、なんとですね、サンタナ

佐橋: サンタナ、来ましたねぇ。一位だもん。全米。

小倉: あれは、びっくりしちゃいましたね。
    ローリン・ヒルのですね、
    「さけ、とー、みー、さけ、とー、みー」(←歌ってるんだけど・・・
    ごめん、おぐちゃん、私には、どうしてもこう聞こえてしまうのです。)

    っていう、あの曲でねぇ、エンディング・ソロをサンタナが弾いていたんですけれど。
佐橋: なんか、あのー、えーー。

小倉: (佐橋さんを完全に遮って)
    その後ですねぇ、なんか、サンタナ出たな。あ、こういう事やってんだと、
    思った・・・が最後・・・思ったが最後じゃないよな・・(笑)

佐橋: 思った矢先に。

小倉: 思った矢先に・・・ありがとうございます。
    思った矢先にですね、このアルバムが出まして。
    えーー、なんだっけ、

佐橋: 「Supernatural 」

小倉: 「Supernatural 」

佐橋: 今日は、最後にね、サンタナさんの、この・・・

小倉: あ、聴きますか・・・
    で、話変わるけど、多摩の方に、「サンタマ」っていう、
    サンタナのコピーバンド、あったよね。

佐橋: えー、・・・それじゃぁ、サンタナの・・・
    サンタマチック・・ね・・・
   (「あららら、どうすんだよー」って、佐橋さんの声が聞こえるよう(笑))

小倉: 多摩っていうのは、東京のね、地域の、名前なんですが・・・
    それはいいとしましてですね・・・それでは、一曲、いきましょうか。

佐橋: それでは、サンタナの、「Supernatural」ってアルバムの中から・・・
    『Smooth』っていう曲を聴いてください。

小倉: 『Smooth』、これは、全米だけで、シングル・カットされてるという・・

佐橋: うん。・・のかな。

小倉: はい。




『Smooth』 by Santana


小倉: えー、今日はですね・・・・帰ってやろうか、と。。。嘘嘘・・(笑)

佐橋: えー、そろそろ、ね、いつもいつも閉店間際までいても、ご迷惑でしょうから。

小倉: 来週はですね、なんと、ゲストにですね、
    鈴木雅之さん。

佐橋: すんごい番組になってきました。

小倉: はい。

佐橋: 鈴木マーチンさんが、来てくれることになっております。
    いらしてくれることに、なっております。

小倉: 是非是非、この時間、

佐橋: お楽しみに。

小倉: お聴きの放送局、ダイヤルをクィ!クィ!っと合わして貰うように、
    よろしくお願いいたします。

佐橋: はい。

小倉: ということでぇ!
    山弦でしたぁ〜。

佐橋: また来週〜。

小倉: また来週〜。


マスター:さて、来週は、お二人がおっしゃったように、鈴木雅之さんがいらっしゃるんですねぇ。
     話の上手な方ですから、楽しくなりそうですよね。


(おわり)



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