裏込とは。

シールドトンネルはシールドマシンによって掘削された円形の断面を持つトンネルで。トンネル本体が分割されたブロック(セグメント)を組み上げることによって構築される。このセグメントはシールドの内側で組み立てが行われる為、当然シールドの断面径とセグメント断面径には大きさの差が生じる。この差は大きなシールドでは20cm以上にもなる。この差を放置すれば当然地表面にも、20cmの地盤沈下が起こる。これを防止する為、この空間ができると同時にセグメント内部の穴より、掘った土と同等程度の材料を注入し沈下を防止する。この材料の事を裏込注入材と言う。