おっぱいトラブルの日々1

ケンを生んで約1週間の入院生活。入院中、看護婦さんは、何度も私に尋ねました。
「おっぱい張っていますか?」「張っています。」「良かったですね。」
張っていればいいんだと思った私。実は違いました。
張ることは、大切ですが、そのオッパイを出さなければいけないんです。
特にはじめて母乳をあげる人は、オッパイの通る道(乳腺)が開通してないことが多い
ようです。母乳マッサージなどで開通させます。
開通させないと、乳が出口(乳首)から出ず、おっぱいの中にたまっていく。(これをうつ
乳状態といいます。)そのままだとオッパイが、出なくなってしまいます。
乳腺を開通したあとも、食事などの影響で乳腺がつまりそれが栓となってしまいうつ乳
状態になる場合があります。

産院での食事は、大変豪華なものでした。実は、豪華な食事は、おっぱいにはよくない
らしいと退院後に知りました。豪華な食事はおっぱいをつまらせる原因になるそうです。

退院約1週間後、市の保健所から人が来ました。
私のオッパイを見て、保健所の人はびっくり!! 張っていて赤く、固くなっていたのです。
何も知らない私は、張っていればいいんだと思っていたのです。
『このままだと熱が出てくるわよ』と保健所の人に言われました。
実は、その日朝からずっと熱ぽいなあって思っていて、きっと育児に疲れているんだと
思っていました。
『自分でこのしこりを取るのは、無理(それ程ヒドイ状態)。母乳マッサージをしてもらった
方がいい。』と言われました。
偶然にも来て下さった方は、母乳マッサージが出来る助産婦さんでした。

次の日、すぐにその助産院(桶谷式)に行き、母乳マッサージをしてもらいました。
約1時間ぐらいマッサージをしてもらいました。1時間中、乳が飛びました。
すっかり、体が楽になりました。


入院中は、オッパイの後にミルクを足すようにと指導されました。
退院する時、オッパイの出がいいようなのでミルクなしでも大丈夫と看護婦さんに
言われました。
が、ミルクだとよく寝ると聞いていたので、1日に1回ぐらいミルクを足しました。
でも、私のようにオッパイが出過ぎるタイプの人は、どんどんオッパイを赤ちゃんに
吸ってもらわなくては、オッパイがパンパンになってしまいます。
『とにかく、赤ちゃんに吸ってもらうのがオッパイが楽になる方法。』と、助産院で言
われました。
その日からオッパイとの戦いがはじまりました。