東京から大阪への生活

イチカバチカの結婚

パパは大阪での生活。私は仕事を辞めて大阪へ行きました。
東京は、29年間生まれてから1度も離れたことがありませんでした。
初めての引越しが大阪という遠い土地。ですが、浮かれたままの恋愛・結婚
だったので、大阪へ行くことをあまり深く考えませんでした。どうしても嫌だっ
たら、東京に帰ればいいやあぐらいのノリでした。
結婚ってイチカバチカってところがあると思うんです。一種の賭けのような
感じだと思うのは私だけでしょうか?!
まだ、別れてないところをみると、この結婚は当たりだったのかも。

大阪へ来て少し落ち着いた頃、東京に帰りたくて仕方ないときもありました。
親も友人も思い出も何もかも捨ててきてしまった気分でした。私が29年間培
ったものを全て置いてきてしまったよう感じでした。
今考えると、笑ってしまいます。

関西弁パワー

最初、大阪での生活は、関西弁に圧倒されました。まるで、外国語の中での
生活のような気分でした。お店のおっちゃんやおばちゃんは、早口で何を言って
いるのかよくわかりませんでした。また、おっちゃん、おばちゃんの威勢がよすぎて
怖くてスーパーばかり行ってました。でも、今では全く大丈夫!! 関西弁はまだ話
せませんが、ほとんど理解しています。スーパーより、小売店の方が安いしお店
の人が色々と教えてくれるので、小売店の方へも行っています。
また、ケンのような赤ちゃんを連れていると、会話がはずむわけです。

『なおす』って、東京だと何かを修理するって意味ですが、こちらでは片付けるこ
とも意味します。『なんきん』は、かぼちゃのこと。『かしわ』は鶏肉。
『炊く』は、東京の場合『ご飯を炊く』ぐらいしか使いませんが、大阪では『魚を炊く』
『野菜を炊く』とかにも使います。(東京は、『煮る』)

節分にのり巻き(太巻き)を切らずに、そのままガブリとかじる風習には、驚きました。

安いことに関してオープンなところにおもしろさを感じました。「まけて〜」って平気で
言う。東京だと恥ずかしいってところがあるかもしれません。大阪だと、まけてもらわ
なくちゃ損という感じです。

つっこまないと怒られる!!

それと、やっぱり大阪人の会話は、おもしろい。みんな漫才しているように、はじめ
は感じました。笑いのセンスは、本当にすばらしと思います。私の笑いは、天然ボケ
のところですが、大阪の人は会話のヤリトリがとてもおもしろいです。ただし、つこっむ
ところは、つっこまないと怒られます。これは、小さい時からの教育(ちょっとおおげさ?!)
だと思います。東京育ちの私としては、つっこみは難しいです。ケンはどうなるかな?


今は、何事にも慣れました。東京もいいけど、大阪のノリもいいものです。
『住めば都!!』ですね。