問題のその後


取り上げてしまった問題について、メールのご指摘などを通じてその後考えた事を載せようと思います。


2008年の補足

 かなり変化した。いろいろと試す必要から、使用する市販の飼料の種類が多くなり、補助的なものを多く混ぜるようにもなった。傍目には恐ろしく豪華に思われるかもしれないが、主食に少しずつ混ぜないとサプリメントを使用しきれないだけで、特に必要を感じてそうしているわけではない。
 まず使用するのは、(1)黒瀬ペットフード社の『maniaフィンチ』3袋、(2)同社の産地限定バードフード2袋、(3)ピーツー・アンド・アソシエイツ社の『カスタムラックス』1袋、(4)同社のナチュラルラックス1袋、(5)アラタ社のワンバードむき餌3袋、となっている(若干変動する)。(1)は青米の入った文鳥用もあるが、玄米を入れる余地を残すためフィンチ用にしている。(2)はいわゆる「チャイナフリー」を意識した配合飼料だ。(3)は過去にも使用した定番で、(4)はそれにアミノ酸が添加されたプレミアタイプだ。(5)は下の2004年版のむき餌とよく似た飼料だ。
 これらを衣装ケースに入れ、そこに無農薬キヌヒカリ玄米200gほど、福井県産むきそばの実を100gほど加え、さらに日本のメーカーNPF社のペレット『プロバード』とボレー粉 及びカナリアシードを適当に加える
(むき燕麦・国産ヒエを加えることもある)。

 そして、後は完全に蛇足だが、次のようなものを少しずつ加える(特に決まっていないので、省いたり、その他が加わったりする)。(a)メディマル社の『Dr.Pureちんぴ』(ミカンの皮、陳皮の微顆粒)、(b)同社の『Dr.Pureバイタル』(トルラ酵母にビタミン、乳酸菌といろいろ入った粉末)、(c)同社の『Dr.Pureグリーン』(ハーブ類を乾燥させた顆粒)をすり鉢ですって粉末にしたもの、(d)独国ネクトン社の『S』(粉末の総合ビタミン剤)、(e)同社の『MSA』(カルシウムなどミネラルとビタミンD3を強化する粉末)、(f)米国PET-AG社の『バードべネバック』(鳥用粉末乳酸菌)、(g)米国SEATEC社の『アヴィアンエッセンシャルズ』(スピルリナ【藍藻類】とカトルボーンの粉末)。
 (a)はいちおう冬季限定、(e)は産卵期限定、(b)(c)と(f)(g)は使用目的が重複すると思われるので、いちおう(b)(c)を優先させている。

 以上を適当に混ぜ合わせ、8kg程のやたら豪華そうなオリジナル飼料が完成する。それをお米用の紙袋に入れ、冷蔵庫で保存し、使用する分は2002年版の大きなビンに入れ替えている。

市販配合飼料いろいろ

その他もろもろ

 

2004年の補足

 『キクスイ』の『皮付餌』と『赤皮付餌PLUS』が基本である点に変わりは無いが、市販のむきエサが質の良さそうなものに変わり(黒い光沢のあるキビが綺麗で緑の着色アワが無い)、青米を減農薬か無農薬の玄米(粒の小さめのササニシキかキヌヒカリ)に変え、むきソバの実を加えるようになった。ソバの実はカラがあると我が家の文鳥は食べなかったが、むいてあるのは食べるものがいた。そこで蕎麦打ち用のものを通販で購入している。

『皮付餌』・『赤皮付餌PLUS』・むきエサ

キヌヒカリ玄米
むきソバの実


 『皮付餌』約2kg、『赤皮付餌PLUS』約2kg、市販のむきエサ2kgをバケツに入れ、玄米約600g、むきソバの実約250g、カナリアシード少々、ボレー粉(キクスイのフィンチ用など)少々を加えて混ぜ合わせ、元の袋に入れ真空パックして冷蔵庫保存している。

『皮付餌』2100g+『赤皮付餌PLUS』2100g+玄米600g+むきソバ250gでの比率  (小数点以下四捨五入)

ヒエ36% アワ14% キビ14% カナリアシード14% コメ12% ソバ5% オートミール5%

 

2002年の補足

 基本的に変わらず。『キクスイ』様はあり難い。変わったのは某国製(いまさらぼかしても仕方ないけれど)の容器がすぐに壊れたので、牛乳瓶のようなものにした点くらいだろうか。使用しているエサの総覧図を参考までに載せておこう。

下の4つは補助食(塩土・ボレー粉・ペレット・カトルボーン) 左の上4つと青米・ボレー粉をブレンド

 

2001年の『文鳥団地』スタンダード

 市販の『カスタムラックス』にそれほど不満があるわけではなかったが、『キクスイ』の通販エサを利用するようになった。具体的には『皮付餌』700g215円(ヒエ・アワ・キビ・カナリアシード)と『赤皮付餌PLUS』700g242円(赤ヒエ・赤アワ・赤キビ・カナリアシードにむき燕麦)と市販の殻ムキエサ(カナリアシードも穀むきのもの)800g200円程度を混ぜてしまい、そこに青米240gを加え、ボレー粉少々(40g程度)を入れるのである。

 『赤皮付餌PLUS』は穀むき燕麦(オートミール)を1割程度含んでいるらしいが、個人的にはそんなに含まなくても良いと思うので、わざわざ『皮付餌』と混ぜてしまう。赤いものだけというのも嫌なので、この『皮付餌』は普通のものにしている。これに青米が1割になるように加えると、おそらく個人的なアワ2、ヒエ3.5、キビ1.5、カナリアシード1.5、青米1、オートミール0.5という理想形に近くなっているはずだ。配合率はそれ程厳密である必要はないと思うので、これで十分自己満足するレベルに達する。
 その自己満足したエサに市販のむきエサ、それもあまり質が良いとは思えないものを混入してしまう。これは殻つきエサを食べきった後の予備として位置付け、一部残すのを前提としているための処置なので、チープなものの方が良いという発想に基づいている。例えば『キクスイ』の穀むきヒエが多分に入っている手のかかったむきエサでは、捨てるのがもったいなくなってしまう。
 また、ボレー粉は別の容器で常置しているが、混ぜてしまった方が食べる個体がいるようなので、少し混ぜてみることにしたのだが、結構食べていて無駄にはなっていないようだ。

 上のような配合をすると、一回で2.5kg程度の独自の配合エサが出来あがる。費用をざっと計算すると総額約780円。一羽1日8gとして15羽いるので、8×15=120g、約20日分の食料ということになるだろう。
 このエサの一部を日常エサ容器(ガラス製)にいれ、大部分は中国製真空容器(プラスチック製)に入れて、冷蔵庫の野菜室に放りこんでおく。この真空容器というのは、上部のとってから容器内の空気を抜いて、内部を真空状態に出来るというもの。スーパーでワゴンセールされていた安直な製品だが、エサの保管には都合が良いものと思う。日常エサ容器が空になるとここから補給する(温度差で結露が生じないように、夏場はしばらく日常エサ容器のフタを空けておけば良い。念のため)。

 殻むきエサの比率を二分の一から三分の一になり、また『カスタムラックス』よりはヒエの配合率が高くなっているので食べた後の殻が増えてしまい、掃除の手間が若干増えるのが面倒だが、食べ残しは減った。コスト面でも優れているので、しばらくはこの方法を我が家のスタンダードにしようと思っている。


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