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手芸店や日曜大工の店、東急ハンズなど、工具を入手する場所はいろいろあり、また各店で取り扱っている種類もまちまちです。もちろん、工具のお値段もピンからキリまで。
中にはとても安く入手できる工具がありますが、あまりお勧めしません。
工具に関しては、やはり高いものは高いなりの高い機能を持っていると思います。
ある方がこうおっしゃっていました。
「中にはとても安い工具を使っている方がいますが、お勧めしません。よい工具は使い手と共に成長するものですが、安い工具にはそれを望めないからです」
確かにそう思います。使い手の癖を呑み込んで、対応してくれる許容範囲は、やはりある程度のランクの工具に認められる特質だと思うのです。
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私もいろいろと工具を集めて使い比べてみましたが、やはり自分にぴったりくる工具はそうそうありません。
高ければいいというものでもなく、安いから良くないというものでもなく、個人の癖によるのです。ほとんど同じで、見比べても差が判らないような工具でも、使ってみると使い勝手が違うことがあり、驚かされます。
おそらく、ビーズショップやビーズ教室には、こだわりの工具が揃っていると思いますので、可能ならば使わせて頂いて、自分に合いそうな工具を選ぶといいと思います。私みたいに手当たり次第に購入してしまうと、値段もそうですが、結局使わないものがお蔵入りになってしまうので……。
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丸ペンチ、丸めヤットコなど、何通りか呼び方があります、先の丸い(円錐形)ペンチがあります。ピンやワイヤーを曲げたり、丸めて輪を作ったりする時に使うのですが、これもいろいろな種類があります。
私が愛用しているのは、3.peaksのRNP−115です。
先端がかなり細く、様々なピンの太さに対応できるので、とても便利です。小さめで手になじむのも気に入っています。
新潟県の株式会社スリーピークス技研(リンクページにリンクがあります)の製品です。
その他に数本、先端の直径の異なる丸ペンチを、ピンの太さや強度によって使い分けています。太い径のワイヤーなどを曲げる場合、先端の部分があまりにも細いとワイヤーに負けてしまうことがあるので、使い分けが必要なのです。
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テグスやワイヤーをカットするニッパは、二種類を使い分けています。
ワイヤーやピンなど、太めのものをカットする場合は、丸ペンチと同じ3.peaksシリーズのMMP−100を使用しています。
テグスなどをカットする場合は、IPS CraftのSN−115もしくはMN−115を使用しています。
こちらは、握りの部分が革製で、すべりにくく軽量で使いやすいです。
同じく新潟県の株式会社五十嵐プライヤー(リンクページにリンクがあります)の製品です。
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平ペンチ、平ヤットコ(先端の内側に溝がなく、平らなもの)はIPS CraftシリーズのNP−115を主に使用しています。その他、ワイヤーワークなどには、このシリーズの工具を強度によって数種類使い分けています。
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