タコ日記2001 3月 3月1日から読む

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2月の日記



2001年3月30日(金) ハイパーアクティブ。


 一昨日の私。
 妹母子と神戸でデート。シャガール版画展を見て、中華街でお昼を食べて、王子動物園でパンダに会って、梅田で本屋のはしごをしてあれやこれやを20冊ほど買い込み、お家に帰って原稿の下描きをしながら脳味噌の中は別のネーム。
 どんなに疲れていようと、毎日原稿を触らないと落ち着かないのは性なのかしらね。

 シャガール、以前はあまり好きではなかったけれど、このごろ、色彩の美しさと、楽観的な作風にいたく感動するようになってきた。パンダも、テレビや写真で見た限りでは、多くの人が熱狂する気持ちがわからなかったが、本物を見ると仕草の愛くるしさにうっかり熱狂した。何事にもたかをくくってはならないのだな、としみじみ実感した神戸行きでしたことよ。
 こうやって、だんだん世間の多数派の人々の趣味がわかる人間になってきたのだから、あとは、自分の漫画はなぜに売れないのか、客観的な判断力が身に付けば、夢の印税生活も遠くないかも!(......それはどうかなあ......)



2001年3月23日(金) 思い当たる節。

 調べものの嵐をここ何週間か。
 その中で、T書房の担当Aさんが送って下さった新聞記事の中の一節。考え込む。少年事件の加害者になる少年の傾向について。幼い頃にうけた虐待の酷さと、暴力に対する垣根の低さは比例するらしい。愛情を受けた経験がないために他人との距離がうまくとれない実態があるらしい。
 ●相手が暴力を振るう構えを見せただけで、パニックを起こして、際限なく相手をなぐる。
 ●仲間になろうと執拗にベタベタするが、結局誰も信用できず、ささいなことで裏切られたと思って暴力に走る。
 ●自分は生きていても仕方ないと思い込み、自虐的に売春や薬物に走る。

 暴力、売春、薬物こそアレだが。なにやら、こいつは覚えがありすぎる感情だと思い、自分の過去を振り返る。愛情を受けた経験がないとは思わないが。いみじくも、最初の職場で先輩から言われたのだ。
「あなたは、他人との距離がうまくとれないから、そこのところを直さないと、この仕事はキツイよ」と。そして、案の定、キツクて体を壊して辞めた。
 最近も言われた。「目を合わせるたび、目が泳ぐよね、あんたは」と。そう、よ〜く意識してないと、自然とそうなるんです。だから、某ドキュメンタリー体裁番組のいじめられっこ役の子が偽物で、本当はすごく自分に自信のある奴だってすぐわかる。あいつ、進行役としゃべるとき目が全然泳がないもんな。

 おそらく、「愛情を受けた経験がない」というのは、正確に言うと「自分をありのままで認めてもらえる安心感を味わった経験がない」ということなじゃないだろうか。暴力を振るわれたことがなければそれで大丈夫ってわけじゃない。一見して恵まれた環境にある子ども達がおかしくなるのは、私にはなんだかわかる気がするんだよ。
 年をとると、親には親の切羽詰まった事情が色々あることがわかるんだけど、今の自分には許せても、昔の自分には許せないままのことってあるよね。親をやるのも、子どもをやるのも大変だなあと思う今日この頃。
 (なんか、一生こんなこと言ってそう....ぐるぐるぐる)



2001年3月22日(木) ゴミ出し忘れた...トホホ。

 ここ1ヶ月の間に、ほっこり幸せなネームと、エロネームと、神経総絞り系ネームの3本を平行してやっていたが、そのうち2本は終わった。
 後一本残っている。神経を絞って胃の痛む、一番ページ数の多いネームが残っている。よりによって、そんなネームが残るとは。いや、エロネームが残っているよりはいいのか。いやしかし。明日までに出来てないといけないはずなのにまだ白紙なのがなんというか....。

 でも、その他にも、実は、S社で3回連載の用意をしましょうかって話になっていたネームがまだできていないんだよな。
 俺が公私ともに妙に忙しい時期に当たったので、優しい担当、S社のSさんは、「出来るだけ早い方がいいけど、待ちましょう」とおっしゃった。しかし、去年から引きずっている話だし、そろそろ何とかした方がいいんじゃないか、でも、今、こんな状態で、何をどうしたらいいのだ、と頭を抱えていたら、Sさんからお電話があった。
 この春の人事異動で、漫画誌から、写真誌へ移動になったそうである.....。が〜ん....。チャンスのカミサマには後ろ髪がありません。あああ....。でも、俺をモデルに写真集を出してくれるかもね♪って、そんなわけあるかい!


2001年3月20日(火) Nちん(はあと)!

 今日はKさんちに行った。
 Kさんちの旦那様、TちゃまにVAIO PCG-C1Rを診てもらうためである。ノートパソってステキ!すぐに連れていけるんだもんね。しかもPCG-C1Rは付属品や解説書一式まとめても、iBookより軽いんだもんね。

 そしたら、VAIOはどこも悪くなくて、俺のPCカードの差しかたが甘かっただけだった.....。タコもたいがいにしとかんと!

 アッという間にポスペもインストールできたので、心おきなくKさんの愛娘Nちんに遊んで頂いた。ああああ、幸せ〜〜〜〜〜♪
 さらに、買ったばかりのG4(Kさん曰く「座布団みたい」)の底力を見せていただいた。G4、早すぎて、ポスペのモモが何をしているのか見えません!ポストマンにいたっては姿も拝めないほど早いらしいっす。フォトショのスプラッシュスクリーンも一瞬です。.........おっと、涎が.........。

 そして、「いいな〜、羨ましいな〜」といいながら、PCG-C1R復活(いや、ホントは、別に毀れちゃいなかったんだけど)を喜びつつ、予告カット作成。明日送るぜ。ふふ。


2001年3月18日(日) 俺のせいではないことを祈る。

 担当さんが....。
 日曜日なのに出勤している。そしてもちろん、土曜日も出勤しておられた。会社員なのに。自営業ではないのに。
 なんまいだ〜。なんまいだ〜。既に、仏様のようにありがたい。だが念仏を唱えてみても、俺のせいなのか、100パーセントではないにしろ、やっぱり俺のせいなのか....。ごめんなさい、ごめんなさい〜〜〜〜〜!



2001年3月17日(土) ダッシュからランニング。

 今週後半、猛烈なラストスパートをかけていた俺。金曜日に原稿の前半を○リカン便で送って、少しだけホッとした。ダッシュはやめても、ランニングをやめたわけではないのだ。まだまだ走り続けるのだ。ぐは。そして明日はまたダッシュ。ズダダダダダ〜〜!

 ところで、ここ数日の間に気がついたこと。緊張感で目眩がしそうなときは、花粉症が楽になる。気がゆるんだとたんに目がかゆく、鼻がずるずるで、咳が出るのはなぜだろう。
 一瞬も気をゆるめないで、ずっと緊張しとれってことですか!


2001年3月15日(木) 布団が、ますます遠ざかる。

 はっきり言おうが誤魔化して言おうが、ヤバイものはヤバイ。トーン貼りのラストスパートかけながらネーム。うがあああああ。


2001年3月13日(火) プチ絶唱。

 メールのお返事、掲示板のレス、その他諸々不義理だけれど、布団が遠いの、遠いのよ〜〜〜〜。ゴメンねゴメンね許してね〜。ああ、エンドレス、締め切りサーフィン。何故か今夜もむ"〜な"さわぎい〜〜〜〜。(脳内麻薬絞り出し中)

あ"、やべえ。今日送った原稿5枚の件、担当さんにFAXしないと!



2001年3月12日(月) なんつ〜か。

 里帰りから戻ってきたら、俺の持っている、とある掲示板に、初めての人からの書き込みがあった。初めての挨拶など無し。掲示板の趣旨にも全く関係なし。自分のHPの宣伝のみ。うっかり行ってしまったが、それがまた俺の興味の範疇外も甚だしいというか、むしろ、とある理由で憎んでいる系(ふふ)というか。なんだこれは?そこへ誰かが尋ねて行くと、いくらかそいつに金でも入る仕組みにでもなっているのか?
 今日、Yちゃんに会った。「うちにもそいつの書き込みありましたよ。友達が気がついて腹を立ててすぐ教えてくれたんで、速攻削除しました」だとよ。畜生、「もしかして、知った人かニャ?この書き込み、間違ってますよって一筆入れたほうがいいのかニャ?」と一晩考えた俺はバカだった。書き込み先を間違うヤツなんているもんか(書き込む内容がうっかりすることはあるかもしれないが)。確信犯に決まってるじゃないか。俺が一晩考えている間に、俺んとこに遊びに来た善意の人々がうっかり『ポチッとな』してしまったかも。ああ、本当に腹の立つ〜。で、削除。
 どういう経路でうちとYちゃんちに来たのか定かではないが、とりあえず、リモートホストをメモしておいた。東海地方某市を徘徊しているそいつに天誅が下るといいのにのう。



2001年3月8日(木) あら?

 なぜかしら。気がつくと、机の上にVAIO・PCG-C1Rが.....。
 ........やってもうたらしい........。これ以降、俺、中古屋出入り禁止!



2001年3月4日(日) 金田一を呼んでくれ。

 俊一さんのハードディスクは、パーティション切って2つに分けてある。 2つ目のディスクを大掃除して、ついにOS9を入れた。0S8.5.1では使えなかったGOLIVE(12月に買ったのに今まで寝かせてあったのさ!)めえ、待ってろよ、なのだ。

 『アップルメニュー(左上の林檎マーク)→コントロールパネル→起動ディスク』で、起動ディスクを2つ目のドライブに指定して再起動をかけたら........むっちゃ固まって起動できなかった。どうやら、8.5.1では大丈夫だった俊一さんの機能拡張書類or外付け機器が、OS9の何かと衝突しているらしい。
 そこで、俊一さんの横っ腹にひっついている外付けのコード類をはずして再起動してみた。無事にOS9で起動できた。が、それではネットに繋げないのだ。そして、コードを繋げたら起動できないのだ。おい....。GOLIVEはWebページ作成ソフトなんだよ!サイト管理機能がなにより使いたいのに、インタネに繋げなきゃお話になんねえんだよ!どうせえっちゅうねん!

 あああ....。起動不能・大フリーズの犯人探しをしなくてはならんのか....。
 今は無理。原稿テンパってます、5月まで延々と。
 すっぱりと諦めて、細々と、1つ目のディスクのOS8.5.1&ページミルでホームページを作るさ。しくしくしくしく。



2001年3月3日(土) こういう人生を送りたかったのだが。

 先週はずっと仕事。昨日も今日も明日も来週も。
 俺はこの仕事が好きだ。だからいいんだ、休みなんかなくても。どうせ、休んだところで、頭の中ではなにかしら仕事のことを考えてるんだし。たとえ、人生の残り時間が極めて短くなったとわかったとしても、その時にも、やっぱりこの仕事をしていたいと思うんだろうし。

 だが。
 描きたいワンシーンのために、十数本のエロビデ(しかも、3倍で録画してるものもあったりして)を延々チェックし続けて一日終わるのはどうよ?って思うのよ。さすがに。



2001年3月2日(金) PINOちゃん。

 ヒカルちゃんの新曲のプロモーションビデオを見ていると、なぜか泣ける。人間になりたいロボット(PINO)とか、人間になりたいネコ(トロ)、人間じゃないことを知らなかったネコ(こトロ)って、切なくて愛しいよね。自分と違う何かに憧れて夢見る気持ちって、覚えがありすぎて泣けるんだよね。傷ついて泣いてるのを見ると、「いいよ〜、もう、そのままでいいよ〜!」って可愛くて可愛くて、ナデナデ、ギュ〜〜ッ!だ。



2001年3月1日(木) 世界的な男。

 しんじょー。米国の新聞で"International man of mysterious"(世界的に謎な男)って書かれてるって。大阪人にとっては「何を今更」ってカンジだよな。『ぼく、もう日本人じゃない』とかいうローソンのCMでも、「しゃ〜ないな、しんじょーやしな」ですむキャラクターなんだからさ。他の誰がやったとしてもあの味は出せまい、ええ、決して。
 実は、結構羨ましい、あの天然さ加減。

 ペン入れと平行してネーム2本。頑張れ俺。


 
●俊一さん......いまとなっては懐かしいボンダイブルーのiMac Rev.B。G3・233。メモリを128MB乗っけてます。OSは8.5。深井はこいつに一目惚れしたせいで、長い長いタコロードに.....。でも好き.....。
●朝子ちゃん......iBookタンジェリン。OSは8.6(現在0S9)。買った直後にOS9搭載のバージョンが出て悲嘆にくれたり。お値段据え置きでHD容量倍増バージョンが出て床を転がり回ったり。グラファイト色が出て呪詛の言葉を吐きまくったり。それでもやっぱり可愛いと思ってしまうのがMacの恐ろしさなり......。
●松之介(マッキーくん)二代目......インディゴのiMacDV+。アシKちゃんが背景のパース作成などに使用の予定。初代松之介を下取りに出して、安く出ていた中古のこいつを飛びつくようにして購入したとたんに同じ値段で新品が売られていた。ふ...世の中ってそんなもんさ。

 

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