タコ日記2001 6月 6月の最初から読む



2001年6月30日(土) 哀愁樫の木。

 母から電話があった。
 「........疲れたのよ......」
 と、けだるい声で母は言う。

 本日は、母と妹で庭木の剪定etc.にいそしんだのだそうだ。母が芝生の雑草を抜き、妹が高い木の剪定を担当。
 「お母さん、この木はどうするのん」
 「黒い葉を取ってくれたらええんよ」
 「はいよ。ところでな、家の近所にぼんさんの学校があってな」
 と、妹はお坊さんの学校の内情を母に教える。坊主といっても、所詮は人間だから、中にはどうしようもない奴も混じっている。それでもいちおう肩書きは住職になれたりして、偉そうになったりしてとかいう話である。
 坊主話が一段落して、母がふと目を上げると、
 「できたで!」と、得意満面の妹が高いところから母を見下ろして言った。その背後には、葉っぱが3枚だけ残った樫の木が........。
 「ちょっと!あんた、なにしよんで!」
 「いや、黒い葉、取れってゆうけえ、取った......」
 「誰がそんな丸坊主にしられぇゆうたん!」
 だけど、母がどんなに怒ったところで刈られた葉っぱは戻りません。

 「坊主の話をしようるうちに、樫の木が坊主にされてしもうてなぁ.....」
 受話器の向こう、脱力しきった母の声のその奥から、妹の馬鹿笑いが聞こえてくる。物置の横の、あの樫の木、この夏を無事に乗り切ることができるのだろうか......。がんばれ樫の木。がんばれ母ちゃん。

 帰省したら妹に髪を切ってもらおうかと思っていたが、やめた。毛が3本だけ残ったら、まんま自画像やんけ。

ホームへ戻る

過去ログの園へ

5月の日記



2001年6月29日(金) 再現能力。

 カラーを描いた。

 今回は、ふんわり優しい感じを目指して、少女漫画チックに明るい色塗りをしようと決意した。センス溢れる鮮やかカラーで有名な某先生のイラスト集を参考にして、美しく仕上げるべく努力したのであった。
 アシーズに見せてみた。
「どうよ?軽くて爽やか!○○先生みたいやろ!」
「....................」
「何故黙る?」
「いつもの深井さんのままだと思います」
「........で、でも........サワヤカやろ(泣)!」
「いやあ.......(苦渋にじみまくり)...............」

 ああ、生まれてこの方、一度も元ネタに似ていると言ってもらったことはないさ...。だから、パロディものの同人誌が出せないさ。友達の同人誌に載せてもらったことはあるけど、他の友達から、「先に誰々がモデルだっていってくれないとわかんないよ」って言われたさ。でもビデオレポートやってるさ。自分ではそっくりに描けていると思っているさ。自分ではな。

 .......寝るか。
 



2001年6月28日(木) 時が私を置いていく。

 オヤジに頼まれて、レコードのプレーヤーの交換針を買いに行った。
 ターンテーブルにLPを乗っけるのをオヤジが忘れて、そのまま針を置きやがったのよ。そりゃ、針、毀れるって。
 
 久々に日本橋に足を踏み入れると、あったはずの店がなくなったりしていて、時の流れを感じた。それでもレコード針はいまだに売られている。感動だ。しかし針だけなのに6500円。ダイヤだしね、と思っても、半泣きの俺様だ。「ああ、針ぐらい買ってあげるよ、まかしときな父ちゃん」って、どうして言っちゃったんでしょう。今夜のオカズは納豆で我慢だぜ。
 行きつけのMac屋も引っ越してた。ちと寂しかった。Mac屋の後には、今ひとつ気の抜けたカンジの本屋ができていた。たいして期待せずに入ってみると、どこを探してもなかった某麻雀雑誌の増刊号が一冊だけ残っていた(はあと)。幸せ(はあと二乗)。
 幸せついでに、と思って、少し足を伸ばして中古Mac屋を見に行ったら、そこも引っ越ししていた。ガッデム!足の裏が痛くなったので、引っ越し先にたどり着けないまま帰宅した。
 
 体をもう少し鍛えないと、時の流れについていけそうにない。



2001年6月23日(土) 心の羽。

 脳味噌を虚空に飛ばして歩いていたら、階段を踏み外した。
 いいんです。ネームやってるときはそのくらいでないと。それに、心に羽が生えている時は体にも羽が生えているらしく、怪我も無かったことだし。

 そうまでして、階段から転がり落ちて床に這いつくばる状態になるまでドリーム漬けになって出来上がったはずのネーム。ひと寝入りしてから、今、見直したら、全然面白くねぇ!全没にしてイチからやり直しだぁ!

 畜生....ネームの神様が降りてきていたわけじゃなかったのか....寝不足でふらついていただけだったのか.....



2001年6月20日(水) 梅シロップの作り方。

 自分用のメモ。
 ・紀州の梅を買うこと(黄緑に黄色がさしてきたあたりの物をな)。
 ・へたを串などで取る。洗って一晩水につける。
 ・水を切ってビニール袋などに入れて冷凍庫で凍らせる。
 (冷凍庫がないと、ひとつずつぷすぷすと穴あけしなくてはいけないので面倒〜)。
 ・瓶に凍ったままの梅と砂糖(普通の上白糖でよい)を交互に放り込む。
  砂糖の量は適当で良し。
 ・ほっとくと梅から水分が出てくるのでそのままつけておく。
 ・1ヶ月くらいしたら飲めます。以上。

 
出来たシロップを氷水で割って飲んだらおいしいし、漬かった梅を、魚を煮るときに入れたりするといい味に仕上がるよ。



2001年6月16日(土) 年寄りの冷や水。

 昨日、久々にテンション高く怒ったせいで、体調悪くなった。おにゃかがいたいにょ。これからは穏やかに大人しく生きていこう。怒ったところでなにがどうなるわけでもないんだし。ちょっと本日投げやりな気分の俺様。
 
 そう思った矢先に。パソのソフトからネットへの自動接続ができなくなっちゃった。どっかからヤバイプログラムを拾ったか?それともルータの設定がまたしても自動で変わりやがったか?あああ〜〜〜〜!もう、このくそ忙しいときに!何故に?今日もまた怒りが爆発う〜〜〜〜!
 ..........はっ........!
 このクソ忙しいときにインタネなんかするなという、神のお告げですか?



2001年6月15日(金) ごまめの歯ぎしり。

 ドコモSO503iのお客様相談電話にかけてみた。
 結局大事なことは何一つ解決しなかった。係のオニイサンの口調は丁寧だった。だが、「申し訳ありません」と電話の向こうで言うだけなら、痛くもかゆくもないだろう。質問すること1つ1つに、「それはこちらではわかりません」の繰り返しなのは計算か、それとも本当にそんな質問は想定していなかったのか。

 交換のために必要なダイレクトメールがまだ来ないと言ったら、
「申し訳ありません、しばらくしたら届くと思いますので」
 しばらくというのはどのくらいの期間なのかと質問したら、
「申し訳ありません、順次手続きしておりますので、しばらくしたら届くと思いますので」
 質問する前と同じ返事をされても答えてもらったことにはなりません。再度質問しても、まるで機械と話しているようなやりとりが繰り返されるばかりです。

 データを移行できないような物を売っておいて、今回のように客のデータを消失させる事態になったことについては完全にそちらに責任があるのではないか、なんとかして待ち受け画面や着信メロディを移行できるような方法を開発する気はないのかと聞くと、
「申し訳ありません、御購入していただいた段階でデータの移動はできないことになっておりまして」の一点張り。
 そんなこたあ知ってるって。だけど、こっちだって、こんな形で自分のデータが全部消えるとわかっていてこいつを買ったわけじゃありません。申し訳ないと本当に思っているのなら、こっちがたくさんのパケ代を使って落としてきた大事な画像をちゃんと新品に引き継いで下さい。今は無理でも、せめて、将来はそうする方向で努力する姿勢を見せて下さい。それを上にちゃんと伝えて下さいと言ったらば、
 「もう一度ダウンロードしてきていただければ」
 「期間限定物なので、もう、できません(怒)」
 「そうですよね」
 絶句するしか!

 出来の悪いロボットと話しているような気分になって、げんなりしてきて考えた。おそらく、窓口のオニイサンは同じ苦情を山ほど聞いて場慣れしてしまったのだろう。もしくは「俺がやったことじゃねえのに、なんで俺が謝らないといけねえんだ」と憤懣やるかたないのかもしれない。
 頼むから、その憤懣はあなたの雇い主の親会社になんとかしてぶつけて下さい。アナタだけが頼りです。マジ、心より頼んます。

 小泉首相、この会社、もう国営ではありませんが、今からどこかIT先進国に売っぱらってくれませんか。社長にゴーンを就任させてくれませんか。
 とりあえず私はマイラインプラスは絶対NTT以外にします。解除番号を押せばフレッツも使えるしね。しかし、実家はもうNTTでマイラインプラスにしてやがる。もう少し考えて物を決めやがれ〜〜〜〜〜!

 本日、怒髪天のために、久々の長文日記。読んで下さった方、お疲れさまでした。しくしくしく。



2001年6月14日(木) データを移行できない情報端末(怒)

 にんにんと脳味噌を煮やしながら、携帯のデータを何とかしてどこかに保存できないものかと四苦八苦している。

 4月末日に購入したSO503iが不良品で、交換する事になったのだがな。
 私が返品交換騒ぎを知ったのは、すでにトロちゃんお宝画像をダウンロードしてきた後のことなんだよ。そして、画像は端末を返品交換したら消えちまうんだよ、保証もしてくれないんだよ。トロちゃんと遊ぶためだけに携帯を買った私の心の叫びをききやがれ、ドコモめえ〜〜〜!
 んで、このごたごたのせいで、あれほど楽しみにしていた「iモードもいっしょ」をまだ開始できていないのだ。携帯の電源切りっぱなしで、カルピスさんで当てた待ち受け画面を受信しないようにしてるのだ。血が白くなるほど飲み続けて当てた待ち受け画面。受信したら最後、交換と同時に消えてしまう待ち受け画面....おにょれ。
 それでも電話代の請求書は毎月きちんとくるんだよな。きちんとするべきところは他にもあるだろうがよ。

 憎しみで人が殺せたら.......よよよよよよ。



2001年6月13日(水) ビジーな人。

 しばらく実家に帰っていて、ネット落ちしていた。
 仕事部屋に戻ってきて、久々にメールチェックしたら、12通もメールがたまっていた。ポスペは脆弱なメールソフトなので、こんなにたくさんのメールを一気に受け取ったら固まるんじゃないかと、ドキドキしたが、幸いにも重たいメールがなかったので、無事に全部受信完了。ほっ。

 なんだか、メールがたくさん来ていると、仕事の出来るビジネスマンみたいだな。くす。(たぶん、ちがう〜)



2001年6月7日(木) むなげの日

 今日は妹の誕生日。やつは周り中に「私の誕生日、『ムナゲの日』って覚えてね!」って言いふらしている。一度聞いたら忘れられないよね。いいなあ、インパクトのある誕生日って。でも、『ムナゲ』はどうだろう.....。

 トーン貼りにあけくれる一日。Hシーンが多いと時間かかってしょうがないよ。たのしくてたまんないよ。これで〆切さえなければ、一生貼っていたいです。怒濤のラブリーH男女編。愛のあるHはいいね、うん。男の子の筋肉質の腕も、女の子のふっくらとした胸もいいな。人間万歳♪



このページのトップに戻る


 
●俊一さん......いまとなっては懐かしいボンダイブルーのiMac Rev.B。G3・233。メモリを128MB乗っけてます。OSは8.5。深井はこいつに一目惚れしたせいで、長い長いタコロードに.....。パソとしては既に数世代前の御方となりつつある今日この頃。でも好き.....。
●朝子ちゃん......iBookタンジェリン。OSは8.6(現在0S9)。買った直後にOS9搭載のバージョンが出て悲嘆にくれたり。お値段据え置きでHD容量倍増バージョンが出て床を転がり回ったり。グラファイト色が出て呪詛の言葉を吐きまくったり。それでもやっぱり可愛いと思ってしまうのがMacの恐ろしさなり......。
●松之介(マッキーくん)二代目......インディゴのiMacDV+。アシKちゃんが背景のパース作成など着々上達中。初代松之介を下取りに出して、安く出ていた中古のこいつを飛びつくようにして購入したとたんに同じ値段で新品が売られていた。ふ...世の中ってそんなもんさ。ビデオ編集は楽しいね。
●そしてVAIO。PCG-C1R。名前はまだない。何故だろう。ノートや手帳に名前をつけないのと同じ感覚だろうか....。こやつからは、Macのような人格をまだ感じ取れない。あくまでも道具、文房具の一環という感じ。だんだんなじんでくるだろうかなあ。