iMacタコ日記 1999 3月

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 某先生は一ヶ月にアシスタントさんなしで70枚以上描くそうだ。人間じゃないのかもしれない。
 今月もiMacさんどころではない私。しかし、アシスタントさんに来てもらってたかだか40数枚。
 人としてダメなんじゃないかと思う今日この頃......(T_T)
 ああ、そして、3月もまた、iMacさんは殆ど登場しない、ただのお仕事日記なのでございます.....。



 1999年3月31日 百点満点の一日。

 朝、ネームを完成させて、SさんにFAX。

 昼、ISDNの工事。無事に完了!

 夜、Sさんより電話。ネーム、一発OK。いつもこうならどんなによいでしょう。



 1999年3月29日 NTT(ちょいムカ)。

 いつまでたっても返事をくれないNTTに、FAXで問い合わせてみたら、即レスがあった。(今まで、忘れてい
たんだなあああ)3月31日にISDNに切り替えることになった。(やっぱり忘れていたんだなああああ)

 ついに、インターネット生活が!楽しみだ〜〜〜!



 1999年3月28日 神林同盟の正会誌!

 夜、神林同盟の会長さんから電話があり、今年の会誌の表紙を描かせていただくことになった。きゃあああ!!
さすが、SFな会誌だけあって、今までの方々はみんな、デジタル入稿。アナログ入稿は私が初めてになるらしい。
申し訳ないです.......
 嬉しすぎて、目が回るよ〜〜〜〜!神林長平先生、作家生活20周年記念『戦闘妖精・雪風』特集号だって!!



 1999年3月26日 まんだらけ。

 ただひたすら買い込む。荷物背中に食い込む。でも平気。幸せの重みを噛みしめてよろよろと帰宅。



 1999年3月25日 NTTから連絡来ないなあ。

 T書房のSさんより電話あり。
 お姉さまなものをやる。年上お姉さまと、年下坊やで。
「え〜とですね、服着た系でお願いしたいですね。ガードルとか脱がさない系で、ふふ」

 Sくん、それはガーターだ.......



 1999年3月23日 びっくりニュース。

 新超特急郵便で出した原稿が無事到着したと、Aさんからお電話をいただいた。

 電話で教えてもらったびっくりニュース。
 1.スコラ社倒産。大変.....。「陰陽師」どうなっちゃうのだ?そこで仕事してた先生方は?
 2.多田かおる先生急逝。ええ〜〜〜!
 ちなみに、『世界初の麻雀博物館を千葉に建設して、社員は全員オープンセレモニーに強制参加』のT書房はまだ
当分の間、倒産しない模様。それはそれでびっくりだ!

 その他の話題。
 単行本『楕円少年』の売れ行きは可もなし、不可もなし、というラインらしい....。
 『春がそこまで』は、「印象薄いよね、深井さんにしては」だって。私もそう思う。普通の漫画だった。珍しいこ
とに。「でも、普通の漫画なんで、先生のぬいぐるみ趣味が際だって変に感じられましたよ」ええ〜?そう?そうな
んですか〜〜〜?私は全然変だって気がつかなかったのに!気がつかなかった私が変なんですか〜〜!いや〜ん!
 そういえば、『春が...』は、友達には、「恥ずかしいほど、キラキラしてたよね....」と誉められちゃった!
(誉めてるか、それ?)
 勝浦先生は将来、雷太くんとぬいぐるみなどを扱う輸入雑貨店をやる予定!印象薄くて、私らしくなくても、愛も
設定もちゃんとある!雷田はオリンピックに行って、マラソンで優勝して、そのまま観客席に走っていって、ワール
ドワイドにカミングアウト!世界中のカメラの前で、勝浦センセと愛のセレブレーションだ!
 ....という続編、私に体力さえあったら、、同人誌にできるのにな(;_;)



 1999年3月21日 トーン貼って貼って......

 ただひたすらトーンを貼り続ける。18日に担当A氏に、「トーンもう少し貼りたいので、締め切りをなんとか」
と頼み込んで、すこ〜しだけ待ってもらえることになってたのだ。1日2日待ってもらってなんとかなるならどうし
て、1日2日前に仕事を始めておかなかったのだろうか?ううううう(T_T)
 しかも、やっぱりこの段階になって、失敗したところを山のようにみつけるし!あああああ〜(T_T)

 でもいいのだ!滝野と深町が描けて幸せだったからもういいのだ!



 1999年3月20日 実家。

 実家に帰ると、私は非常に優等生である。優しくて品行方正で、ちょっと無口な時多し。でも、姪っ子たちを溺愛
しているので、奴らといるときはただの子供に変身。実は子供好き。レベルがほぼ同じなのかも。
 この家では、一日中テレビはN○K。バラエティーはかからない。父親が厳格なのである。
 でも、この厳格な父親を深井は激愛しているのである。ただ、何をどうしゃべればうまく会話ができるのか、双方
わかっていないので、一緒にいても殆ど会話はない。母親は陽気で面倒見がよく、親戚筋のたいがいの人間に慕われ
ている。ご近所でもたぶん人気者だ。この母親を深井は泣きそうなくらい愛している。ただ、何か互いに遠慮がある
のか、ふと、沈黙が流れたりすると、「ぎゃ〜〜〜!」と叫びだしたくなるくらい気まずい。私に遠慮しているよう
でいて、今回の呼び出しのように突然なんの遠慮もなく強権を発動するのは、きっと、母は常日頃、私に対するうっ
ぷんが相当たまっているのだろう。
 申し訳ないな、と思いつつ、久々の親孝行のチャンスはそれなりに。
 
 で、物置の片づけ。すごい本の山。今となっては貴重なものも結構あるはずだが(昔々の漫画雑誌など)古本屋に
電話をかけてみても、引き取ってくれない。結局、叔母に頼んで処分してもらうことにした。叔母の知り合いに漫画
好きの人がいるので、もって帰ってくれるかもしれないそうだ。私には宝の山だが、何年も寝かせておいたのだから
手放すことになってもしょうがないなあ。その他、手紙の類などはまとめて別のところに。しばらくして片づけにも
どるから、と頼んで置いておいてもらう。



 1999年3月19日 おかん....(;_;)

 おかんから電話。明日帰ってこないと、何もかも捨てるという。もう、解体業者の人と話をつけたので、日程の変
更は不可だという。堪忍して下さいよ〜〜〜〜〜(;_;)



 1999年3月14日 TAを取りに行く。

 ソフマップから電話があり、例の、オムロンのトランスルーセント・ボンダイブルーのTAが届いたとのこと。
 あと5枚、Hのページが丸ごと白紙で残っているが、それはそれ、これはこれなんじゃ〜〜〜〜〜!ダッシュで取
りに行きましたともさ!そのあと、NTTにFAXをして、工事の日程を知らせてもらうことに。

 で、お約束の通り、行けば必ず「やってもうた〜」が待っている。今日は、パナソのスーパーディスクドライブを
買ってしもうた〜〜。なにもかも、エクス○ールスが、SHADEのマニュアルをフロッピーで送ってきたせいなの
じゃ!iMacにはフロッピーディスクドライブはないんじゃ!(−−#)

 帰ってきたらば、鼻水がずず〜っとな。やばい、やばすぎる。風邪薬とビタミン剤大量服用!



 1999年3月11日 漫画師匠に来ていただく。

 昼過ぎ、Mさんより電話があり、
「木原さんの世界を上手く表現して下さって嬉しいです」
と言っていただいた。天にも昇るこころもちで、半泣きである。大好きな小説なので、挿し絵をつけさせていただい
て嬉しくて嬉しくてしょうがなかったのだが、同時に、足を引っ張ることになったらどうしよう、と不安で押しつぶ
されそうな心境だったので、ホッとして、脱力である。

 今日から一泊、漫画師匠、河村恵利さんが来て手伝って下さる。有り難や〜。なむなむなむ。



 1999年3月10日 イラストできたよ!

 7枚!
 Mさんに明日宅急便で送ると電話したら、たいそう喜んで下さった。
 出来を見たら、どうおっしゃるだろうか。まして、木原先生は。あ〜う〜(T_T)
 心配で胃がきりきりするが、それをゆっくり味わう余裕はない。まだ、漫画の仕事が残っとるんじゃ!

 そこへ実家から電話が。
 私の荷物がごちゃまんと放り込んである、叔母の家を建て替えるので、要るものと要らないものをわけろ、とな。
オーマイガ〜!いつ?いつ帰ることが出来るの?3月22日までに帰らないときは、荷物は家ごと解体ですと?!
きゃあああ〜〜〜!



 1999年3月9日 海を描いて一日終わるとは....(T_T)

 挿し絵と漫画の2本立て。アシスタントさんたちはうちに来てくれるようになって長いので、5割ほどの指示で、
10割働いてくれる。有り難いことである。ああ、それなのに、さくさくと仕事をしているアシさんたちの横で、私
は『夕暮れの海』ってやつに四苦八苦して1日が終わってしまったのだ〜〜〜〜!役立たず〜〜〜〜!
しかも、なかなかにショボい海になってしまったのだよ、これが(T_T)

 人生って、つらいね....



 1999年3月7日 さらに記録更新中(あくまでも、深井的)

 『人魚姫・イン・ブルー』のペン入れ。一日九枚達成。でも、デッサン狂いを見て見ぬ振りをしているので、もの
すごく気持ちが挫ける。しかし、明日からはアシスタントさんたちに入ってもらうのだ。来てもらって仕事がありま
せん、では申し訳ない。頑張らなくては!挫けている場合ではないのだ〜〜〜〜!



 1999年3月4日 記録更新(ただし、深井的)。

 挿し絵のペン入れ。一日5枚達成!



 1999年3月1日 KINGオブ雑。

 というのは、私のことだと思っていたのだが.....。
 夕方MさんからFAXがあって、挿し絵が1枚増えることになった。1枚1日じゃ無理だから、漫画原稿の方が後
何枚あったっけ、え〜っと、え〜っと....あれ、そういえば.......
 締め切りは?締め切りっていつよ?あわてて電話してみると、Mさんは春の日差しのようなぽわぽわした声で、
「3月12日だって、前に差し上げたお手紙に書いてませんでしたか〜?」
 書いてねえ。
 切羽詰まった仕事の状況を説明して、ギリギリ3月16日ならオッケーというところで話をまとめる。もしかして
Mさん、俺以上に雑な人間なのか?字がとっても綺麗で、声もとっても綺麗で物腰が柔らかいので、信じられない。
直筆の字が「人間とは思えない」と言われるとか、やることなすことおおざっぱでそのくせ神経質な私とは違うタイ
プの人だとばかり思っていたのだが〜〜〜!
 でも、仕方ないんだろうな。向こうは一人で何人もの作家を担当しているわけだから。問題は、私だ私!
 普通の挿し絵書きは、早々と自分で締め切りの確認を済ませておくものなんだろうに。自分で自分を追い込んでし
まった私....次からは詰めの甘くない人間になって、キング・オブ・雑!から脱却したい....(T_T)
 



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