固定比率とは(こていひりつとは)

固定比率の意味、固定比率の計算式、固定資産及び資本の意味、固定比率を判断する目安、などを解説します。

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固定比率の意味

 固定比率とは、資本に対する固定資産の割合を%で表したもので、自己資本によって固定資産をどの程度まかなっているかを見ることにより、企業の設備投資が適正かどうかを判断する為の指標です。

固定比率の計算式

固定比率は以下の式で算出します。
固定比率 = 固定資産 ÷ 資本 × 100(%)

固定資産の意味

 固定資産とは、1年を超えて所有したり使用したりする資産のことです。有形固定資産無形固定資産投資その他の資産の3つに区分されます。

資本の意味

 資本とは、資本金、法定準備金、余剰金の合計で、自己資本とも呼ばれます。

固定比率を判断する目安

固定比率を財務構造の安定度の観点で見る場合

 固定資産を売って換金する場合に、売値や規模によっては、買い主を見つけるのが難しかったり、価格交渉に時間がかかったりするので、固定資産はなかなか換金し難い資産です。
 そのため、固定資産に投資した資金は、返済が必要な借金ではなく、返済が不要な自己資本であることが望ましいと言えます。
 従って固定比率を、財務構造の安定度の観点で見る場合、固定比率は100%以下であることが理想で、固定比率が低いほど財務構造が安定していると言えます。

固定比率を設備投資の適性度の観点で見る場合

 固定比率を、設備投資の観点で判断する目安は以下の通りです。

固定比率の目安
設備投資が適正 100%~120%
設備投資が過剰 200%以上

固定比率が100%より大きいケース

 固定比率が100%より大きいということは、固定資産の額が自己資本より大きいということです。
 固定比率が、200%以上のようにあまり大きいと、設備投資が過剰である可能性があります。

固定比率が100%より小さいケース

 固定比率が100%より小さいということは、固定資産が自己資本より小さいということです。固定資産が自己資本より小さいと、設備投資が経営を圧迫する可能性が低く、財務的には健全であると言えます。
 一方で、固定比率が100%よりかなり小さい場合は、設備投資が消極的であると言えます。


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更新日:2017年05月10日 水曜日
作成日:2007年08月06日 月曜日

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