営業利益率とは(えいぎょうりえきりつとは)

売上高営業利益率の意味、及び、計算式、業種別の売上高営業利益率の平均値、売上高営業利益率の見方・考え方、について解説しています。

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売上高営業利益率の意味

 売上高営業利益率とは、会社の売上高に対する営業利益の割合のことで、%で表します。
 営業利益は、会社の本業における利益を表すので、営業利益率は本業における収益性を判断する指標となります。

売上高営業利益率の計算式

 売上高営業利益率は以下の計算式で算出します。

  • 売上高営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)

 例えば、売上高が1億円、営業利益が1,200万円とすると、売上高営業利益率は12%となります。
売上高営業利益率 = 12,000,000円 ÷ 100,000,000円 × 100(%)
             = 0.12 × 100 = 12%

業種別の売上高営業利益率の平均値

 売上高営業利益率の全業種の平均は3%前後です。売上高営業利益率の平均値は業種によって異なります。また、売上高営業利益率は景気の動向や年度によっても変化し、ばらつきがあります。
 主要産業の売上高営業利益率を以下に示します。

主要産業の売上高営業利益率
利益率 売上高営業利益率(%)
業種\年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平均
全業種平均 1.9 3.1 2.5 2.5
製造業 1.7 3.7 3.0 2.8
電気・ガス業 6.1 6.8 -3.3 3.2
情報通信業 5.9 5.6 5.6 5.7
卸売業 0.8 1.3 1.3 1.1
小売業 1.9 2.7 2.9 2.5

※全業種平均は、上記の主要産業以外に、鉱業・採石業、クレジットカード業、飲食サービス業など、種々の業種を含んでいます。

◯統計情報の出典
経済産業省 平成24年企業活動基本調査速報-平成23年度実績-
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kikatu/result-2/h24sokuho.html
調査結果の概要 (PDF/772KB)から、主要産業の売上高営業利益率を抜粋し、平均値を追加しました。

売上高営業利益率の見方・考え方

 売上高営業利益率は、会社の本業における儲かり具合を表します。営業利益率が高ければ、本業で儲ける力があり、かつ営業力が強いと言えます。
 売上高営業利益率が、上記の業種別平均値を1%以上、下回ったら要注意です。また、前期、前々期と比較して減り続けていたら、更に警戒が必要です。
 本業で儲けが出せないにもかかわらず、会社が存続しているとしたら、資産を切り売りするなどして、しのいでいる可能性が大きくなります。やがて切り売りするものが無くなれば、倒産の危険性が高まります。


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更新日:2016年08月01日 月曜日
作成日:2007年07月13日 金曜日

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