振り逃げ更新日 2022年5月3日

 次のとき、第3ストライクを捕手が捕球できないと、打者は振り逃げができる。

  • 一塁走者がいないとき
  • 一塁走者がいても2アウトのとき

解説

 上記の条件のとき、第3ストライクが宣告されたボールを捕手が正規に捕球できないと、打者は走者になります。球審はまだ「アウト」の宣告をしません。なお、地面に触れたボールを捕球しても、それは正規の捕球となりません。

 振り逃げの打者をアウトにするには、打者にタッチするか、または打者より先に一塁にボールを送って塁に触れます。

 一方、打者が振り逃げできることに気がつかずに、一塁に向かおうとしない場合、ダートサークルを出たら直ちにアウトになります。

 満塁で振り逃げになったら、打者走者をアウトにしてもいいですが、三塁走者を本塁で封殺することもできます。

(参考)ダートサークルとは本塁を中心とする直径26フィート(7m92.5cm)の円のことです。

【注】捕球されなかった投球が、打者または審判員によって不注意にそらされた場合、ボールデッドとなって、走者は元の塁に戻ります。その投球が第3ストライクの場合、打者はアウトになります。

練習問題