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フィリス・ハイマン

Phyllis HYMAN

Living All Alone (1986) Philadelphia International

フィリス・ハイマンほど、デビューを渇望されたシンガーはいな
いかもしれません。きっかけは、ノーマン・コナーズ率いるスター
シップ・オーケストラへのゲスト参加。フィリスは持ち前のふくよ
かな歌声で、ソウル・ファンの注目を一気に引き寄せたのです。

ソロ・デビュー後、フィリスは期待通りの好盤を次々と発表しま
す。初期のブッダ〜アリスタ盤も佳作揃いですが、フィリー移籍後
の本作は別格の出来。プロデューサーにはトム・ベルデクスター
ワンセルギャンブル&ハフ。加えてレジー・グリフィンニック・
マルティネリ
も参加。純正フィリー作品ですが、サウンドは80年代
アーバン・コンテンポラリー。フィリスの声が艶やかな一枚です。