Wilson PICKETT
In Philadelphia (1970) Atlantic
ウィルソン・ピケットのヴォーカル・スタイルは、まさにダイナ
ミックの一言。豪快なシャウト唱法を持ち味に、サザン・ソウルの
ビッグ・スターとして君臨。60年代から70年代にかけて、膨大な
数のヒットを量産しました。
ピケットの作品は、スタジオの違いで色合いに変化があります。
本作は、ホームタウンのメンフィス/マッスル・ショールズから、
フィラデルフィアに出向いての意欲作。スタッフには、ギャンブル
&ハフなどが参加。アーリー・フィリーのファンキーなサウンドは
新鮮ですが、ウィルソン・ピケットの熱唱に揺らぎはありません。
南部録音の名盤にも匹敵する傑作として、推薦いたします。

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