吉田 和子 現職
九品仏小学校に転任して二年の月日がたちました。五・六年と担任し、三月には卒業式を無事に終えることができました。この二年間は私にとって新しい職場でしたので、とまどう事が多々ありました。その都度、子ども達に教えてもらい助けてもらいながら何とか役目がはたせたかなとホッとしています。一組二十二名。教室に机を並べても後ろ半分は広場の様に空いているし、集合して見まわすと誰か足りない様な錯覚におちいる程、こじんまりとした学級でした。となりの二組とはとっても仲良しで一緒に楽しい事をいっぱい行いました。初めての宿泊体験=川場移動教室の充実した三日間等々、本当に楽しい想い出ができました。明るくて素直で、何よりもやさしい子ども達でしたが、内に秘めた意欲はすばらしく、目標に向かって一生懸命努力する姿も印象的でした。
今年の卒業生の宝物=「やさしさ」をもち続け、自分の色々な力を見つけ出しみがいて欲しいと思います。
今までも友達、これからも友達!
健康に気をつけてがんばって下さいね。
鈴木 衆 H3〜10
五年生の時に行った、「川場」の青空と木々の紅葉は、ずっと私の心の中に残っています。素晴らしい天気の中で、思う存分身体を動かし、本当に楽しい時間を過ごしました。純粋な心を持ち、明るく前向きにがんばる子どもたちは、本当に仲が良く色々な場面で助け合いました。もっと、結果を恐れずどんどんと色々なことに挑戦して欲しいと思った事もありましたが、互いに助け合い支え合う関係の中で、どの子も大きく伸びていってくれるものと思っています。
九品仏小学校で出会った子どもたちの多くが、こんな子どもでした。どの子も、優しさと暖かさに包まれて、大切に育てられてきたように思います。このように育ってきた子どもたちは、きっと、大人になっても自分につながる多くの人を大切にできる人間になっていくだろうと思っています。
また、九品仏小学校と学校を取り巻く地域の、家族的で暖かい雰囲気は、子どもたちの豊かな成長と大きく関わっていると思っていました。子どもたちが安心してゆったりとした気持ちで毎日が過ごせる環境は、これから一層大切になると思います。七年間本当に楽しく充実した時間が過ごせたことを、子どもたちや保護者の皆様、そして同窓会、地域の皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。
山崎 篤子 H3〜10
子ども達を取り巻く社会環境の大きな変化に伴って、子ども達の健康問題も複雑多様化しているといわれています。
恵まれた心暖かな地域と、家庭の中で愛情をたっぷり受けて育っている九品仏小学校の子どもたちと、七年間過ごさせていただきました。そんな素晴らしい環境の中で育った子ども達でも、ときには体のさまざまな変調や訴えをもち、保健室にやってくることもあります。
以前、子ども達の家庭での様子を調査したことがありました。それによると約8割の家庭で子どものストレスのサインに気付くと回答していました。又、各家庭で、子どもとのスキンシップや会話を大切にしていることもわかりました。ますます家庭の果たす役割りが大きくなっているようです。
学校では、そんな子ども達の心の支えとなり、自分で悩みや問題を克服するための手助けをするのが、最近の保健室のあり方だと思います。
地域と家庭、学校との連携で九品仏小学校の子ども達がこれからも健やかに成長されますように願っております。多くのことを子ども達から学ばさせていただきました。本当にお世話になりました。お礼申し上げます。
名取 五彦 現嘱託 S53〜62
楽しい思い出が一ぱい有り過ぎて(日光林間学園・ラケット野球・科学クラブ・ソフトボールクラブ…)幸せな九年間でした。
その中でも五・六年生と滑ったスケート教室は一番の思い出です。幼い頃から諏訪湖の氷の上で育った私が久しぶりで履いたスケート靴。同じ信州育ちの清水校長先生の華麗な滑走。初めての経験ながら、すぐに上達していく子供達の喜々とした顔。向ケ丘遊園地での素晴らしい一日でした。また、自分で器械を操作しながらのプラネタリウム学習。事前学習で作った針穴星座。天体の神秘に触れた懐かしい思い出です。
奥沢小学校で退職し、嘱託として東深沢小学校に二年間の勤務の後、この四月からまた、九品仏小学校で元気な子供達と楽しい毎日を過ごしております。先日、二年生の教室へ行きましたら、なんと、本校で担任した神子雅子さんと関田かおりさんのお嬢さんが勉強していたので、涙がこぼれ落ちそうになるほど感激しました。
現在もすこぶる健康なのは、楽しい日々を与えてくださった皆様のお陰と心よりお礼申し上げます。近くにおいでの節は、是非ともお立寄りください。楽しみにお待ちしております。健康でご活躍ください。