先生・職員の方々からのメッセージ
藤本 仁 現職(15代教頭)
暖冬のせいか、桜の開花が早く入学式には、校庭の桜も葉桜になってしまいます。
平成十三年四月一日に着任し、一年間が終わりました。そして、今年度九品仏小学校は開校五十周年を迎えます。この五十年の歴史を省みると、開校当時の地域関係者のご努力や保護者の願いが伝わってきます。また、折々の節目には、その当時の教職員と保護者、同窓生、自治会、商店会等のかかわりの深さを感じます。
今年度開校五十周年を迎えるにあたり、この歴史の重みとともにこれまでかかわってくださった皆様への感謝とこれからもご理解・ご協力を賜り発展させていく責務を感じております。その意味においても、同窓生4,927名の皆様のご支援をいただきたいと考えております。
今年度から完全学校週五日制が実施され、新しい教育活動が展開されます。教育界にとって大きな変わり目の年に、九品仏小学校も半世紀の歴史を迎え、新たな旅立ちを始めます。そして、同窓会設立十五周年の年でもあります。九品仏小学校のために、同窓会、地域とともに歩んでまいります。よろしくお願い申し上げます。
高野 智治 現職(49期1組卒業担任)
あっという間の二年間で最後の授業としての卒業式も子ども達は立派に終わらせ、担任としても、ひと安心しています。
この二年間たくさんの思い出を残してくれた学級の子ども達には、本当に感謝しています。その中でも一番印象的だったのは連合運動会での大縄飛びです。結果からいうと、区内で百二十チーム以上あった中で八位という素晴らしい成績を残してくれました。練習を始めた時は、五分間で二百数十回を跳ぶのがやっとで、縄をまわす子、跳ぶ子の気持がそろわず、やる気を失したり、責任をせめあったりとなかなかうまくいきませんでした。しかし、回を重ねていく毎に、どうしたら上手に早く跳べるか、どうしたら気持ちが一つになれるかを考え始め互いに声を掛けあい、失敗しても許しあっていける関係を創りあげていきました。彼ら自身でそのことに気付いたことは素晴らしいことであり、何より結果として現れてきたことが大きな自信となりました。そして本番。五分間に今までのすべてを出し切ろうとする姿は、今までの様々な場面の中で一番輝きを放っていました。四百六十七回を跳び終わった時の汗と笑顔は今でも忘れられない思い出の大きな一ページです。
彼らとともに歩んだ二年の足跡は、私にとっても多く学ばさせてもらった二年間でもあります。二十一人子ども達に、改めてありがとうの言葉を贈りたいと思います。
村田 隆 現職(49期2組卒業担任)
満開の桜の花に見送られ、卒業していった子供たち。心に残る良い卒業式であったと思います。
九品仏小学校へ赴任して、三年生のこの子達と出会いました。とても明るく素直な子達だなというのが第一印象です。三、四、六年と三年間、日々の学校生活や遠足、社会科見学、日光林間学園などこの子達と付き合ってきましたが、いつも新鮮な発見と驚きがあり、毎日が楽しく過ごせました。
笑うにも
泣くにも
顔は
一つなり
いつも笑顔を忘れずに
明るく楽しい人生が送れるようになって欲しいと思います。